健康診断で「アミラーゼが多い」と指摘され、膵臓の病気ではないかと不安に感じていませんか。
お酒の飲み過ぎや日々のストレスなど、生活習慣に心当たりがある人ほど病気の心配が大きくなるかもしれません。
本記事では、アミラーゼの数値が上がる原因や、異常値が出やすい人の特徴をわかりやすく解説します。
アミラーゼの異常を放置すると、重大な疾患の発見が遅れる恐れがあります。
今すぐできる対処法の実践と、将来への対策を検討しましょう。
この記事を読んでわかること
アミラーゼが多いと膵疾患や唾液腺疾患が疑われる
暴飲暴食や飲酒がアミラーゼ数値に影響を与えることがある
生活習慣の乱れに気づいたらまずは日々の食生活の見直しを
目次
8.まとめ
アミラーゼとは?健康診断で「多い(高い)」といわれる意味
アミラーゼは体内で働く重要な消化酵素のひとつです。
健康診断の血液検査などでアミラーゼの異常値が出た場合、膵臓や唾液腺などに何らかのトラブルが生じている可能性があります。
アミラーゼ(消化酵素)の主な役割
アミラーゼは、食事から摂取した糖質(デンプン)を分解し、体内で吸収しやすい状態にする消化酵素です。
主に膵臓と唾液腺から分泌されます。
膵臓から分泌されるアミラーゼは膵液に含まれ、十二指腸で食べ物の消化を助ける働きがあります。
唾液腺から分泌されるアミラーゼは唾液に含まれ、口の中でデンプンの分解を始めます。
消化吸収をスムーズに行うために、アミラーゼは不可欠な役割を担っています。
消化機能に問題がなければ、血中や尿の中のアミラーゼは一定量に保たれます。
血液検査等で数値が高い(異常値)場合に意味すること
血液検査や尿検査でアミラーゼの数値が高い場合、アミラーゼを作る臓器の細胞が壊れ、血液中にアミラーゼが漏れ出していることが考えられます。
正常な状態では、血液中に出るアミラーゼの量はわずかです。
膵臓や唾液腺に炎症や閉塞などの異常が起こると、細胞が破壊されて大量のアミラーゼが血管内に流れ込みます。
異常値が出ると、膵炎や唾液腺炎などの疾患が疑われます。
その他、腎臓機能の低下や、マクロアミラーゼ血症(腎臓から排泄されにくくなる体質)が原因になっているケースもあります。
正確な原因を特定するためには、アイソザイム検査と呼ばれる詳しい検査や画像診断が必要です。
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アミラーゼの数値が高くなりやすい人の特徴・原因
アミラーゼの異常値には、日々の生活習慣が影響している可能性があります。
アルコールの過剰摂取や偏った食生活など、膵臓に負担をかける要因を持つ人は注意が必要です。
お酒を日常的に多く飲む人(アルコールの過剰摂取)
日常的に多量のお酒を飲む人は、アミラーゼの数値が高くなりやすい傾向があります。
アルコールを分解する過程で、膵臓には負担がかかります。
アルコールの刺激によって膵液の分泌が過剰になると、膵管内の圧力が高まり、膵臓自体を消化してしまう恐れがあるのです。
厚生労働省が示す適度な飲酒の基準は、純アルコールで1日あたり20g程度です。
ビール中瓶1本、日本酒1合が目安になります。
基準を超える飲酒を長年続けている人は、休肝日を設けるなど飲酒習慣の改善が必要です。
脂質や糖質の多い食生活を続けている人
脂っこい食事や甘いものを多く摂取する食生活も、アミラーゼを増やす原因になります。
脂質や糖質を大量に摂取すると、食べ物を消化するために膵臓はフル稼働で消化酵素を作り出さなければなりません。
深夜の食事や不規則な食生活は、消化器官を常に働かせることになってしまいます。
アミラーゼの異常を防ぐためには、野菜中心のバランスの良い食事を心がけ、腹八分目を意識した食生活を実践することが重要です。
慢性的なストレスや疲労を抱えている人
慢性的なストレスや過労を抱える人も、アミラーゼの数値に注意が必要です。
過度なストレスは自律神経のバランスを崩し、膵臓を含めた消化器官の働きを低下させる恐れがあります。
また、ストレスによる暴飲暴食が引き金となり、膵臓に負担をかける悪循環に陥るケースも少なくありません。
生活習慣の乱れに気づいたら?保険の必要性を診断してみましょう
不規則な生活やストレスは、膵臓だけでなく全身の重大な病気を引き起こす要因になりかねません。
毎日の生活を改善することはもちろん、万が一の経済的なリスクに備えておくことも大切です。
病気が発覚してからでは新たに保険に入り直すことは難しくなります。
生活習慣の乱れを自覚した段階で、加入している保険の内容を再確認し、見直しの必要がないか考えましょう。

最適な保険選びは、将来の安心に繋がります。
あなたに必要な保障を『ほけん必要度診断』で診断してみましょう。
アミラーゼが多い(高い)場合に疑われる主な疾患
アミラーゼの数値が高い場合、主に膵臓や唾液腺の疾患が疑われます。
放置すると命に関わる重大な病気が潜んでいる可能性もあるため、どのような疾患が考えられるのかを理解しておくことが大切です。
膵臓の疾患(急性膵炎・慢性膵炎・膵臓がんなど)
アミラーゼの異常で注意すべきは膵臓の疾患です。
急性膵炎は、みぞおちから背中にかけての激しい痛みを伴い、重症化すると命に関わるリスクがある疾患です。
慢性膵炎は、長年のアルコール摂取などが原因で膵臓の細胞が徐々に破壊され、膵臓が硬くなる進行性の疾患です。
慢性膵炎が進行すると、糖尿病を合併するリスクも高くなるため注意が必要です。
また、初期症状が出にくい膵臓がんの可能性も否定できません。
数値の異常に加え、腹痛や食欲不振などの症状がある場合は、精密検査が必要です。
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唾液腺の疾患(おたふく風邪・唾液腺炎など)
アミラーゼは唾液腺からも分泌されるため、唾液腺の異常によっても数値が上昇します。
代表的な疾患は、ムンプスウイルスに感染して起こる流行性耳下腺炎(おたふく風邪)です。
耳の下やあごの下にある唾液腺が腫れ、痛みを伴います。
子どもが罹患する病気というイメージがありますが、免疫が十分でないと大人でも感染する可能性があります。
子どもよりも症状が重症化するケースが多いため、注意が必要です。
また、細菌感染が原因となる化膿性唾液腺炎や、唾液の通り道に石ができる唾石症などもアミラーゼが上がる原因になります。
血液検査でアミラーゼが高いものの膵臓に異常がない場合は、唾液腺の疾患を疑い、アイソザイム検査でアミラーゼの由来を調べます。
その他の要因(腎機能低下など)
膵臓や唾液腺以外の要因でアミラーゼが高くなるケースもあります。
血液中のアミラーゼは最終的に腎臓でろ過され、尿として体外に排出されます。
腎機能が低下すると、アミラーゼをうまく尿中に排出できなくなり、血液中のアミラーゼ濃度が上昇します。
マクロアミラーゼ血症という、アミラーゼが血液中のタンパク質と結合して分子が大きくなり、尿に排出されにくくなる体質による異常値である可能性も否定できません。
ただし、マクロアミラーゼ血症自体は病気ではないため、治療の必要は基本的にありません。
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アミラーゼの異常を指摘された場合の正しい対処法
健康診断でアミラーゼの異常を指摘されたら、自己判断での放置は厳禁です。
医療機関での再検査受診や生活習慣の改善に取り組んだうえで、万一の事態に備えた経済的な準備もしておきましょう。
放置せずに医療機関(消化器内科)を受診・再検査する
アミラーゼが高いという結果を受け取ったら、自覚症状がなくても消化器内科を受診して再検査を受けてください。
血液検査だけでは、一時的な数値の変動か、深刻な病気が隠れているかの判断は難しい可能性があります。
医療機関で腹部エコー検査やCT検査、MRI検査などの画像診断を必要に応じて行い、膵臓の形状や腫瘍の有無を確認しましょう。
早期に詳しい検査を行うことで、病気の早期発見につながります。
自己判断で放置せず、医師の指示に従うことが大切です。
関連記事
膵臓に負担をかけない生活習慣へ見直す
医療機関の受診と並行して、日々の生活習慣を見直すことが不可欠です。
アルコールは膵臓に悪影響を与えるため、禁酒または節酒を実践しましょう。
食事は脂肪分や糖分を控え、消化に良いタンパク質やビタミンをバランスよく摂取することを意識してください。
香辛料などの刺激物も避けるのが無難です。
十分な睡眠と適度な運動を意識し、心身のストレスを軽減することも膵臓の機能回復につながります。
規則正しい生活リズムで、膵臓を休ませる環境を整えましょう。
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万が一の病気に備えて保障内容を確認しておく
再検査を受診して大きな問題がなかった場合でも、今後のために加入している生命保険や医療保険の保障内容を確認しておくことが大切です。
急性膵炎での入院や膵臓がんの治療には、長期にわたる療養と高額な医療費がかかる可能性があります。
現在の保険で、十分な入院給付金や手術給付金を受け取れるか、がんに対する保障が含まれているかをチェックしてください。
万が一、症状が悪化すると保険への加入を断られる可能性が高くなります。
健康なうちに保険の見直しや新規加入を済ませておくことが大切です。

Q1
入院時の費用は?
アミラーゼ・膵臓機能に不安を抱えている人におすすめの保険
将来的な膵臓疾患のリスクに不安を感じる人は、医療保障を手厚くすることを検討してみましょう。
三大疾病や生活習慣病をカバーする保険など、不安な部分に効率よく備えられる保険がおすすめです。
生活習慣病まで幅広くカバーできる「八大疾病保険」
膵臓疾患の多くは生活習慣の乱れが原因となるため、生活習慣病を幅広く保障する「八大疾病保険」の検討がおすすめです。
八大疾病には、がん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病に加え、糖尿病や高血圧性疾患、そして膵臓疾患が含まれることが一般的です。
保険会社が定める病気で入院や手術、通院治療をした場合、一時金を受け取ることができます。
膵疾患を含む生活習慣病は治療が長引くことも多いため、一時金で自己負担を軽減できるよう備えておくことを検討しましょう。
ただし、実際に病気と診断されたり、治療が必要な状態になった場合、新たに保険加入できなくなるリスクがあります。
病状が悪化する前に、保険の見直しや新規加入は検討しておきましょう。
持病や健康不安があっても入りやすい「引受基準緩和型医療保険」
すでに治療や定期的な通院をしている場合、通常の保険への加入が難しい可能性があります。
入院等のリスクに備えたい人は、引受基準緩和型医療保険を検討してみましょう。
緩和型保険とは、告知項目が少なく設定されており持病がある人でも検討しやすい保険です。
「過去1~2年以内に入院・手術歴があるか」「3カ月以内に入院・手術を勧められていないか」「過去5年以内にがんや肝硬変、統合失調症などの罹患歴がないか」などの質問にすべて該当しなければ申込が可能です。
加入のハードルが下げられている分保険料は通常と比べて割高にはなりますが、持病の悪化も保障されるなどメリットもあります。
健康診断の指摘や持病を理由に保険加入を断られた人は、次の選択肢として検討してみましょう。
【注意】健康状態が悪化してからでは保険に加入できない可能性がある
医療保険や生活習慣病保険などの生命保険は、加入時に健康状態について告知する義務があります。
アミラーゼの異常を放置して精密検査を受け、重篤な病気と診断されてしまうと、新規での保険加入は難しくなります。
また、健康診断で指摘を受けているのに再検査を受けていないという状況だけでも、保険の審査上は不利になります。
引受基準緩和型医療保険であっても、直近で入院や手術の指示を受けている場合は契約を断られます。
健康状態が悪化する前に、保険の検討を済ませておくことが大切です。
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【要確認】今の保険で生活習慣病はカバーできている?
膵炎は一度罹患するとすぐに完治が難しく、入院や治療が長引く恐れがあります。
いざというときに今の保険でカバーできるか、健康なうちに点検しておくことが大切です。
加入中の保険証券を手元に用意し、生活習慣病に対する保障が十分か確認しましょう。
古いタイプの医療保険は、入院日数の上限が短く設定されているケースがあります。
また、生活習慣病保険に加入している人は、膵臓の疾患が保障対象となっているか確認しておくと良いでしょう。
三大疾病や七大疾病と呼ばれる病気には、膵疾患が含まれていないことがほとんどです。
「受け取れると思っていたのに対象外だった」ということがないよう、事前に正しく保障内容を把握しておくことが大切です。

Q1
入院時の費用は?
まとめ
アミラーゼが多いと指摘された場合、重要な病気のサインかもしれません。
まずは再検査を受診して原因を探ることが大切です。
- 消化器内科などを受診し、速やかに詳しい検査を受ける
- アルコールの過剰摂取や脂質の多い食事を見直す
- ストレスをためない規則正しい生活を心がける
- 重大な病気が発覚する前に、保険の保障内容を確認する
健康状態が悪化してからでは、希望する保険に加入できない可能性があります。
現在の保険で十分な医療費をまかなうことができるのか、保障内容に過不足はないか、と不安を感じていませんか。
まずは、生活習慣病に備える最新の保険をチェックしてみましょう。


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