「50代女性にとって医療保険は必要?」「どんなポイントで保険選びをしたら良い?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
50代以降は病気やケガのリスクが徐々に高まるため、医療保険を検討する人も増えます。
また、女性の場合、50代以降に乳がんの罹患リスクがピークを迎えるため、保険で備えておいた方が良いと考える人も多いでしょう。
一方で、自分には具体的にどんな保障が必要か分からず、保険選びで迷っている人もいるかもしれません。
本記事では、50代女性にとっての医療保険の必要性を、統計データから詳しく見ていきます。
また、保険選びのポイントについてもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
50代女性の医療保険加入率は約77%。想定外の入院による出費には、医療保険で備えておくのがおすすめ
50代以降は乳がんのリスクが高くなる
現在保険に加入している人は、保障内容が今の医療事情に適しているか保険の見直しを
目次
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50代女性に医療保険は必要?加入のメリット
そもそも医療保険にはどんなメリットがあるのでしょうか。
50代女性が医療保険に加入する必要性について、実際の入院者数や費用などもふまえて見ていきましょう。
病気の際の突然の出費に備えられる
病気で入院や手術をすると、想定外の出費が発生します。
医療費の負担はもちろん、入院中の食費、日用品のレンタル料金、交通費などさまざまな雑費も必要になります。
医療保険に加入していれば、医療費などの予期せぬ出費に備えておくことができます。
50代になると、徐々に健康不安が高まり、身近に病気を抱えている人が増えてくるかもしれません。
令和2年度の厚生労働省の調査によると、50代の年間入院患者数は約94万人にのぼります。
さらに、60代・70代と年齢を重ねるにつれて入院患者数は多くなる傾向にあります。
「突然医療費負担が発生すると支払いに困る」「医療費のために貯蓄を取り崩したくない」という人は医療保険で備えておくと安心です。
老後の生活プランが立てやすい
老後は、老齢年金と貯蓄で生活していく人も多いでしょう。
そんな中、大きな病気で入院・手術が必要になると、まとまった医療費負担が発生し、家計に影響を与える可能性があります。
医療保険に加入していれば、いざというときは保険で費用をまかなうことができるため、老後の生活プランが立てやすくなります。
すでに老後のために計画的に貯蓄している人もいると思いますが、将来必要になる医療費負担もふまえて資産形成している人は少ないのではないでしょうか。
老後の限られた収入の中、貯蓄を取り崩すことには抵抗を感じるかもしれません。
今のうちに老後の生活を見据えて医療保険に加入しておくことで、医療費負担の不安は解消することができます。
50代女性の医療保険の必要性【数字で見る】
50代女性はどんな病気のリスクを抱えており、治療費はどの程度かかるものなのでしょうか。
ここからは、50代女性の医療保険の必要性について、統計データから詳しく見ていきましょう。
50代女性の保険の加入率と平均費用
令和4年度の調査では、50代の女性で「医療保障を生命保険で準備している」と答えた人は77.2%にのぼっています。
そもそも日本における医療保険の加入率は非常に高く、令和3年時点での医療保険の世帯加入率は全体で93.6%となっています。
多くの人が医療費負担に対して準備をしていることがわかりますが、実際に入院した場合にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
同じ令和4年度の調査によると、入院時の自己負担額は1回あたり平均19.8万円で、10万円~20万円かかったと回答した人が全体の33.7%と最も多くなっています。
自己負担額は入院日数が長いほど高くなる傾向にあり、入院日数が「61日以上」の場合自己負担額の平均は75.9万円となっています。
(参考:2022(令和4)年度生活保障に関する調査 |生命保険文化センター)
(参考:2021年(令和3)年度生活保障に関する調査|生命保険文化センター)
50代以降の女性の受療率
50代女性の入院患者数は、人口10万人に対し955人で約1%、100人に1人ほどの割合となっています。
そこまで多くないようにも思えますが、この割合は年齢を重ねるほど高くなり、80代の入院率は約7.7%まで上がります。
今だけでなく、老後も見据えて医療費負担に備えておく必要があるといえるでしょう。
入院日数は近年短期化の傾向にありますが、若い世代と比べると特に60代以降は入院日数が長引く傾向にあります。
15歳~34歳の平均在院日数が20日程度であるのに対し、65歳以上では50日前後となっています。
(参考:令和2年(2020)患者調査|厚生労働省)
参考)がんの罹患率
女性のがん罹患率は48.9%で、生涯で約半数ががんに罹患することがわかります。
女性で罹患数の多いがんは、1位が乳房、2位が大腸、3位が肺となっています。
乳がんの罹患者数は30代から増加し、40代後半と60代前半にピークを迎えるため、50代以降も注意が必要です。
がんは早期発見が非常に大切です。
がん検診の補助制度を設けている自治体もあるため、定期的な健康診断と併せてがん検診も受けておくようにしましょう。
(参考:最新がん統計|国立がん研究センター)
50代以降の女性の入院理由
50代女性の入院理由で最も多いのは、統合失調症や認知症を含む「精神および行動の障害」で、次いで心疾患や脳血管疾患などの「循環器系の疾患」、「損傷、中毒及びその他の外因の影響(骨折など)」、「悪性新生物(がん)」と続きます。
特に女性の場合、乳がんなど女性特有のがんの罹患者数が増えることに加え、男性と比べて骨粗しょう症の患者数が圧倒的に多く、年齢を重ねるにつれて骨折のリスクが高くなります。
アルツハイマー病の罹患者数も女性のほうが多く、入院も長引く傾向にあります。
50代以降、入院のリスクは徐々に高くなっていきます。
今のうちから、いざというときのために備えておくことが大切です。
(参考:令和2年(2020)患者調査|厚生労働省)
(参考:数字でみる骨粗しょう症|骨粗鬆症財団)
(参考:プレスリリース・研究成果 |地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター)
自分は医療保険が必要?3つの判断ポイント
医療保険の必要性が高いのはどのような人なのでしょうか。
自分にとって医療保険が必要かどうかを判断するポイントを3つご紹介します。
十分な貯蓄があるか
いざというとき、医療費を問題なく支払えるくらいの十分な貯蓄があれば、医療保険の必要性は低いかもしれません。
しかし、貯蓄で医療費をまかなうことができても、資産を取り崩すことで老後の生活に影響を与えてしまう可能性もあります。
また、大きな病気に罹患すると、これまで通り働けなくなり、収入が減少するリスクもあるでしょう。
すでに大きな金融資産を保有しており、医療費負担や収入の減少にも問題なく備えられているようであれば、あえて医療保険に加入する必要性は低いといえます。
「医療費の支払いに不安がある」「貯蓄を取り崩したくない」という人は医療保険で備えておくことをおすすめします。
参考)50代の貯蓄額
50代の平均的な貯蓄額について、世帯別に見ていきましょう。
統計データを見ると、「平均値」と「中央値」がありますが、これらは計算方法が大きく異なっています。
「平均値」は対象データの数字をすべて足してから、データの個数で割った数値のことです。
一方「中央値」は対象のデータを数字順に並び替えたときの、真ん中の値を指します。
貯蓄額の平均値は一部の富裕層が数字を引き上げてしまうため、基本的には中央値を参考にすると良いでしょう。
50代の単身世帯について見ていくと、金融資産を保有している人の貯蓄額の中央値は555万円、金融資産を保有していない人を含めた中央値は80万円です。
世帯主が50代で2人以上の世帯は、金融資産を保有している人の貯蓄額中央値が745万円、金融資産を保有していない人を含めた中央値が300万円となっています。
まずは自身の保有資産と今後の貯蓄計画を整理し、老後に必要になる医療費をどのようにまかなうかを検討していきましょう。
健康面に不安がないか
家族や親戚でがんや三大疾病の罹患者がいたり、自身の生活習慣に自信がない人など、健康面に不安がある人は医療保険で金銭面の不安だけでも解消しておくのが良いでしょう。
自分がいつどのような病気になるかはわかりません。
金銭面の不安がある状態で闘病していくのは、精神的に大きな負担となります。
保険で医療費負担に備えておけば、いざというときに安心して病気と向き合うことができ、精神的な負担も少しは軽減できるかもしれません。
治療の選択肢を広げたいか
自分が病気になったとき、お金を理由に治療の選択肢を狭めたくない人は、医療保険に加入しておくのが良いでしょう。
多くの治療は公的医療保険制度の対象ですが、中には先進医療や自由診療など保険適用外の治療を受ける人もいます。
公的医療保険適用外の治療は自己負担が高額になるため、医療保険の特約でカバーしておくのがおすすめです。
入院時に個室を希望する場合は差額ベッド代が治療費とは別に必要になります。
入院環境を整えたい人は、医療保険に加入しておくと安心です。
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50代女性の医療保険の選び方【基本編】
保険を選ぶとき、何からどのように決めたらよいのかわからないと悩む人もいるでしょう。
ここからは、50代女性の医療保険の選び方について、保険のプロが詳しく解説していきます。
1.入院時・手術時の保障を決める
医療保険の主な保障内容は、入院1日ごとに受け取れる「入院給付金」と、手術をした際に受け取れる「手術給付金」の2つです。
まずは、自分にとってどれくらいの保障が必要かを整理し、入院日額と手術の保障額を決定しましょう。
保障額を決めるときには、公的医療保険制度を利用した場合の自己負担額の目安を確認する必要があります。
実際に入院したときにかかる費用がどれくらいなのかをイメージしたうえで保障内容を決定し、その保障内容に対して毎月の保険料は無理のない範囲で収まっているかを確認しましょう。
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医療保険でもらえる主な給付金
医療保険では主に入院と手術のタイミングで保険金が受け取れます。
最近では、退院後に通院で治療することも増えてきているため、入院後の通院にも保障が必要だと感じる場合は、通院保障がついている医療保険を検討しましょう。
2.他の保障を付加するか決める
医療保険は、主契約に加えて特約を付加することでさらに手厚い保障を準備することができます。
近年では入院日数が短期化の傾向にあるため、短期入院でも一定の金額が受け取れる「入院一時金特約」を付加する人が増えています。
また、女性疾病で入院したときに上乗せの保障を受け取れる「女性疾病特約」も人気の特約のひとつです。
特に50代の女性であれば、乳がんなど女性特有の病気に罹患するリスクが高まっていく年代のため、手厚く備えておきたいと考える人も多いでしょう。
「先進医療特約」は健康保険適用外の先進医療に備えることができ、毎月の保険料も数十円から数百円と比較的お手頃なため、医療保険に加入する人のほとんどが付加する特約です。
そのほか、がん全般や三大疾病に備える特約が付加できる商品もあり、ニーズに合わせてオーダーメイドのようにプランを組むことが可能です。
自分自身が手厚く備えておきたいリスクに対応する特約を選び、プランを決定していきましょう。
3.保険期間・保険料払込期間を決める
主契約・特約の保障内容が決まったら、次は保険期間と保険料払込期間を決めていきます。
医療保険には、保障が一定期間で更新型の「定期タイプ」と、保障が一生涯続く「終身タイプ」があります。
老後も医療保障を持っておきたい人には「終身タイプ」がおすすめです。
「終身タイプ」の医療保険を選んだ場合、一生涯の保障に対して保険料を何歳まで支払うかを決めることができます。
契約を継続する限り保険料を支払う方法を「終身払」、あらかじめ定めておいた年齢で支払を終える方法を「有期払」といいます。
終身払は、毎月の保険料額を抑えることができますが、長生きするとその分保険料を支払う期間が長くなるため、累計の保険料額は高くなります。
有期払は毎月の保険料額は終身払と比較して高くなりますが、老後に負担を残すことなく医療保障を一生涯準備することができるメリットがあります。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、払込期間は自分のライフプランに合わせて選ぶようにしましょう。
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50代女性の医療保険の選び方【ケース別】
保険の選び方は、人それぞれのニーズによって異なります。
ここからは50代女性の医療保険について、ケース別の選び方をご紹介します。
保険料を抑えつつ保障を持ちたい場合
医療保険には加入しておきたいが毎月の保険料は抑えたい人は、主契約と最低限の特約を付加したシンプルなプランを選ぶのが良いでしょう。
医療保険で最もシンプルなプランは、主契約である入院日額給付金と手術給付金に加え、先進医療特約のみを付加したものが一般的です。
保険料を抑えたい場合、「日型」を短くする方法もあります。
日型とは1回の入院で保障される日数の限度のことで、60日型が一般的な保障です。
しかし、近年では入院日数が短期化しており、それに合わせて30日型などの短い日型を用意している保険会社もあり、60日型よりも保険料を抑えることができます。
ただし、心疾患や脳血管疾患、精神疾患など入院が長引く病気に罹患した場合、すべての入院をカバーできない可能性もあるため注意しましょう。
がんに手厚く備えたい場合
現在、がんの治療は入院・手術だけでなく、通院で薬剤治療をすることが増えています。
そのため、医療保険のシンプルなプランだけでは、退院後の通院治療をカバーすることはできず、がんへの備えとしては不十分です。
がんに手厚く備えたい場合は、「がん診断一時金特約」や「がん治療特約」などがん保障に特化した特約を付加するようにしましょう。
「がん診断一時金特約」はがんと診断された時点でまとまった一時金を受け取れるもので、その後の治療費はもちろん生活費の補填などにも活用できます。
「がん治療特約」は抗がん剤などの薬剤治療を受けた月ごとに給付金を受け取れるもので、長引く治療に備えておきたい人にはおすすめです。
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持病や既往歴があるが保険に加入したい場合
保険に加入するときには、現在の健康状態や健康診断結果、過去の既往歴について申告しなければなりません。
そのため、場合によっては保険加入を断られてしまうケースもあります。
通常の医療保険に加入できなかった場合は、引受基準緩和型の医療保険を検討しましょう。
通常の医療保険と比べて加入のためのハードルが低く、持病や既往歴があっても加入しやすくなっているのが特徴です。
持病や既往歴があっても加入しやすい分、保険料は割増しされていますが、持病の悪化も保障されるため健康不安を抱えている人にはおすすめです。
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50代で保険に加入するときの注意点
保険に加入するときには、注意しておくべきポイントがいくつかあります。
保険選びで後悔しないよう、50代で保険加入を検討している人向けの注意点をお伝えします。
健康状態によっては保険に加入できない場合がある
保険は、申し込んだ全員が加入できるわけではありません。
健康状態によっては特別な条件がついたり、加入を断られるケースもあります。
今加入中の保険を見直して新しい保険に加入しようと考えている人は、新しい保険の審査結果が出てから古い保険を解約するようにしましょう。
新しい保険がまだ成立していないのに古い保険を解約してしまうと、新しい保険に加入できなかった場合無保険になってしまう可能性があります。
保険会社にもよりますが、保険の審査結果が出るまでには1週間~2週間程度かかるのが一般的です。
申込後すぐに今の保険を解約するのではなく、審査の結果を待ってから手続きを進めていきましょう。
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保険料が高くなる可能性がある
保険は基本的に、加入時の年齢が若いほど保険料が安くなるよう設定されています。
そのため、保険を検討しているのであれば1歳でも若いうちに加入しておくのがおすすめです。
特に50代以降はがんや三大疾病のリスクが高まるため、がん特約や三大疾病特約の保険料が高くなっていく傾向にあります。
10代や20代のころに入った保険を見直して新たに契約する場合、今支払っている保険料よりも高くなってしまう可能性があります。
保険料のシミュレーションはインターネット上でもできるため、まずは現在の自分の年齢で保険料がどれくらいになるのか確かめてみるのが良いでしょう。
50代は医療保険の見直しも検討する
50代の場合、すでに何らかの生命保険に加入している人も多いでしょう。
中には何年も保険の見直しをしていない人もいるのではないでしょうか。
医療保険は毎年のように新しい商品が販売されており、最新の医療事情に合わせた保障内容になっています。
そのため、過去に加入した医療保険では保障が古く、いざというときに役に立たない可能性もあります。
定期的に保障内容を確認し、必要に応じて見直しをするのがおすすめです。
特に女性の場合、女性特有の病気やがんに備えられているかも重要なポイントとなります。
検査で異常が見つかってからでは、保険の見直しは難しくなります。
健康なうちに、自分自身が安心できる保障を準備しておくようにしましょう。
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50代で医療保険の見直しが必要な人の特徴
医療保険も定期的な見直しが必要です。
ここからは、どんな場合に見直しを検討するべきかを一緒に見ていきましょう。
子どもが独立した人
子どもの独立は保険を見直す大きなきっかけになります。
特に死亡保障の必要額は子どもを養っている時よりも少なくなるため、減額を視野に入れる人も多いでしょう。
死亡保障の見直しのタイミングで、併せて医療保険の保障内容も確認しておくのがおすすめです。
死亡保障の必要額が下がった分、今後は自分自身の医療保障の重要性が高くなります。
老後、お金の面で子どもに負担をかけたくないと考える人も多いでしょう。
医療費の支払いに困らないよう、いざというときにどれだけ受け取れる保障内容になっているのか、短期入院やがんなどにも十分備えられているかを確認しておきましょう。
保険に加入してから3年以上経過している人
医療を取り巻く事情は常に変化しており、それに合わせて保険商品も新しくなっていきます。
そのため、過去に加入した保険が現状に合っておらず、いざというときに期待するほど給付金が受け取れない可能性もあります。
また、新しく販売された保険のほうが保障内容が手厚くなっていたり、保険料が抑えられるケースもあります。
保険を見直すことで必ずしも条件が良くなるわけではありませんが、保障内容を忘れてしまわないためにも、3年ごとを目安に点検しておくのが良いでしょう。
50代の保険の見直し方
保険を見直したいと思っていても、どのように保険選びをしたらよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
50代の保険の見直し方について、プロがわかりやすく解説します。
死亡保険
死亡保険の必要保障額は、配偶者や子どもの有無、子どもの年齢などで大きく変わってきます。
子どもがいない家庭や単身者、すでに子どもが独立している家庭の場合、何千万といった死亡保障の必要性は低くなります。
葬儀費用がまかなえる程度の死亡保障を用意しておけば、のこされた家族にも経済的な負担をかけずに済むでしょう。
現在定期型の死亡保障に加入している人は、一定の年齢で保険の更新ができなくなる可能性があります。
老後も死亡保障を持っておきたい場合は、今のうちから保険の見直しをしておく必要があるかもしれません。
「いつまで」「どれだけ」の死亡保障があれば安心か、家族と相談しながら決めていくようにしましょう。
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医療保険・がん保険
50代の女性にとって、女性特有の病気やがんは特に備えておきたいリスクのひとつです。
現在加入中の医療保険やがん保険で、いざというときにしっかり治療費をまかなえるかどうか、通院での薬剤治療にも対応できているかどうかを確認しておきましょう。
加入中の保険の保険期間にも注意しましょう。
病気やケガのリスクは、年齢が上がるほど高くなります。
そのため、定期型の医療保険やがん保険に加入している場合、実際にリスクが高まる年齢になったときには保障が終了してしまう可能性があります。
老後の医療費負担にも備えておきたいのであれば、早めに終身タイプの保険に見直しするのがおすすめです。
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介護保険
日本人の平均余命は年々長くなっており、人生100年時代ともいわれるようになりました。
長生きの時代には介護のリスクがつきものです。
万が一介護が必要な状態になったとき、介護費用を預貯金でまかないきれるかを確認しておく必要があります。
介護費用の平均は毎月8.3万円で、それ以外にも住宅のリフォームや介護用ベッドの購入費など一時的な費用が平均74万円かかるとされています。
また介護の平均期間は5年1カ月と、長期にわたります。
介護費用を預貯金でまかなうのが難しいのであれば、別途民間の介護保険などで備えておく必要があります。
今加入している保険でどこまで介護のリスクに備えられているかを確認したうえで、不足するようであれば追加で介護の備えを検討しましょう。
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貯蓄型の保険
50代になると、近づく老後に不安を感じる人も多いかもしれません。
老後の生活費のために、どうすれば効率良く資産形成ができるかを考えている人もいるでしょう。
貯蓄型の保険であれば、保障を持ちながら資産形成効果を得られることもあります。
現在銀行にまとまったお金がある人は、一時払終身保険などを活用して老後までの間に資産運用をすることも可能です。
資産形成効果がある保険の中には外貨建ての商品もあり、その場合為替リスクが発生するため、商品選びの際はメリットとデメリットをしっかり理解しておくようにしましょう。
まとめ
今回は、50代女性が抱えるリスクや、医療保険の必要性について詳しく解説しました。
乳がんをはじめとするがんや、老後の病気・ケガのリスクには今から備えておくことが大切です。
何かあってからでは保険への加入が難しくなることも多いので、健康なうちに検討を済ませておくようにしましょう。
ほけんのコスパでは、複数の保険会社の医療保険を横並びで比較し、気に入った商品があればそのままインターネット上で申込も可能です。
保険選びに迷っている人はぜひ、ほけんのコスパで自分に合った保険探しをしてください。