白内障の手術を提案され、費用が高額にならないか不安を感じていませんか。
近年では白内障の日帰り手術も増えており、加入中の医療保険で費用をどこまでカバーできるのか気になるところです。
白内障手術を受けた際にもらえる給付金の目安と、入院時の費用の仕組みについて解説します。
この記事を読んでわかること
給付金額は入院給付金日額の倍率で決まり、日帰りか入院かで金額が異なる場合がある
レンズの種類(単焦点・多焦点)によって公的医療保険の適用範囲が変わる
高額療養費制度と民間保険の給付金を組み合わせて手出しを抑えるのがポイント
目次
7.まとめ
白内障手術で医療保険・共済の給付金はいくらもらえる?
白内障手術を受けたら、加入している医療保険や共済から給付金を受け取れる可能性があります。
受取額の計算方法や注意点を解説します。
給付金額は「入院給付金日額の〇倍」で計算されることが多い
多くの医療保険では、手術給付金の金額を入院給付金日額を基準に計算します。
契約内容によって、入院給付金日額の10倍、20倍などの倍率が設定されています。
たとえば入院給付金日額が5000円の契約で、手術給付金の倍率が10倍に設定されている場合、受け取れる手術給付金は5万円です。
証券や約款を手元に用意し、入院給付金日額と手術給付金の倍率を確認しましょう。
【注意】日帰り手術と入院手術での給付金額の違い
医療技術の進歩により、白内障手術は日帰りで行われるケースが増えています。
日帰り手術と入院手術では、手術給付金の倍率が異なる保険商品も多いため、注意が必要です。
入院中の手術は日額の20倍、外来での日帰り手術は日額の5倍といったように、日帰り手術の方が給付金額が少なくなる傾向にあります。
予定している手術が日帰りか入院かを医師に確認し、保険会社のカスタマーセンターへ問い合わせて正確な給付金額を把握しておくと良いでしょう。
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古い医療保険は白内障手術が「給付対象外」になることも?
加入時期が古い医療保険の場合、白内障の手術が給付対象外となっているケースがあります。
以前は入院をともなう特定の大きな手術のみを保障対象とする保険が主流でした。
80項目や88項目といった特定の手術のみを保障する古いタイプのがん保険や医療保険では、白内障の手術が約款上の対象手術に含まれていない可能性があります。
一方、近年販売されている医療保険では、公的医療保険の手術点数が加算されるものはほとんどが対象となっています。
加入時期によって保障内容が異なるため、まずは手元の保険証券や約款を確認しましょう。
両眼を同日に手術した場合の給付金の扱いは?
白内障の手術は別日で「片眼」ずつ行うのが基本ですが、一部の施設では両目の同時手術も行っています。
両眼の手術を同日に行った場合でも、保険の約款上、手術給付金は1回分しか支払われない保険会社がほとんどです。
同日手術は同一の診療行為とみなされます。
別々の日に片眼ずつ手術を行った場合は、それぞれの手術のインターバルが60日以上あれば2回給付を受け取れる可能性もあります。
複数回の手術を検討している場合は、保険会社へ事前に確認しましょう。
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白内障の手術費用と公的医療保険の適用範囲(レンズの種類別)
白内障の手術費用は、使用する眼内レンズの種類によって公的医療保険の適用範囲が異なります。
ここからは、レンズごとの自己負担額の目安を解説します。
単焦点眼内レンズ(保険診療)の自己負担額の目安
公的医療保険が適用される単焦点眼内レンズは、ピントが合う距離が1つに限定されます。
費用は公的医療保険の対象となり、年齢や所得に応じた自己負担割合で計算されます。
片眼あたりの自己負担額の目安は、1割負担の高齢者で約1万5000円、3割負担の人で約4万5000円です。
術後は老眼鏡や近視用の眼鏡が必要になるケースが多いため、眼鏡の作成費用も予算に含めておくと良いでしょう。
多焦点眼内レンズ(選定療養)の自己負担額の目安
複数の距離にピントを合わせられる多焦点眼内レンズは、自由診療や選定療養となり自己負担費用が高くなる傾向にあります。
選定療養の仕組みでは、通常の手術費用部分には公的医療保険が適用され、多焦点眼内レンズの追加費用部分のみが全額自己負担となります。
片眼あたりの自己負担額の目安は、公的医療保険の負担分に加えて、レンズ代(差額分)として約20万円から30万円が上乗せされることが一般的です。
高額なレンズ代は自己負担となるため、見え方の希望と予算を医師と相談することが大切です。
多焦点眼内レンズ(自由診療)の自己負担額の目安
国内で未承認の多焦点眼内レンズや、特定の最新技術を用いる手術は、自由診療の扱いになります。
自由診療を選択した場合、公的医療保険は一切適用されず、手術費用とレンズ代のすべてが全額自己負担となります。
片眼あたりの費用の目安は、約40万円から80万円以上と医療機関によって異なります。
費用負担が高額になるため、自由診療を選択する際は複数の医療機関で費用と治療内容を比較検討することが大切です。

Q1
入院時の費用は?
【重要】多焦点レンズは「先進医療特約」の対象外
かつては多焦点眼内レンズは「先進医療」として国に認められており、技術料は全額自己負担となりますが、民間の医療保険の先進医療特約で給付金を受け取れる仕組みになっていました。
しかし、現在では先進医療から除外されているため、民間の保険でも先進医療給付は受けられません。
Q. 過去に加入した医療保険でも先進医療特約の対象にならない?
A. 多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は、2020年3月末をもって公的医療保険制度の先進医療から除外されました。
契約時期が2020年3月末より前であっても、手術を受ける時点の制度が適用されるため、現在受ける手術は先進医療特約の給付対象外です。
つまり、加入時期にかかわらず特約は利用できないため注意が必要です。
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白内障手術の自己負担額を抑える「高額療養費制度」
白内障手術を受けて医療費が高額になった場合でも、公的制度を利用することで自己負担を軽減できる可能性があります。
ここからは、「高額療養費制度」を詳しく解説します。
年齢と所得水準による自己負担限度額の違い
公的医療保険が適用される単焦点眼内レンズを使った手術の場合、自己負担割合は年齢や収入に応じて1~3割となります。
さらに入院等が必要で医療費負担が高額になった場合、「高額療養費制度」を利用できる場合があります。
高額療養費制度を利用すると、1カ月にかかった医療費の自己負担額が上限を超えた場合、超過分が払い戻されます。
自己負担限度額は年齢および所得水準によって細かく定められています。
70歳以上の自己負担額は次のとおりです。
70歳以上で一般的な所得水準の人の場合、外来診療の上限額は月額1万8000円、入院が発生した場合は月額5万7600円です。
ただし、入院時の個室利用にかかる費用(差額ベッド代)や、食費等は対象外となるため注意が必要です。
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民間保険の給付金と組み合わせて手出しを抑える
高額療養費制度を利用しても、一定の自己負担額や差額ベッド代、食事代などは発生します。
しかし、加入している医療保険の給付金を活用することで、実質の負担額を抑えることができます。
高額療養費制度で払い戻しを受けつつ、医療保険から5万円の手術給付金を受け取ることができれば、最終的な手出し金額をゼロに近づけることが可能です。
公的制度の上限額を計算したうえで、民間保険の給付金額を照らし合わせて不足分を把握することが大切です。
手術給付金を請求する際の手順と注意点
加入中の医療保険から手術給付金をスムーズに受け取るための、具体的な請求手順と注意点を解説します。
1. 事前に保険会社へ連絡し対象になるか確認する
手術の日程が決まったら、まずは保険会社のコールセンターや代理店へ連絡してください。
保険商品や契約時期によって、予定している白内障手術が給付金の対象になるかどうかが異なります。
手元に保険証券と、医師から渡された手術の正式名称が書かれた書類を用意しておくと、スムーズに確認できます。
給付金請求は術後も可能ですが、予定が決まった時点で給付金の支払対象になるかを確認しておくと、家計管理がしやすくなるためおすすめです。
2. 請求に必要な書類を取り寄せる
給付対象であることが確認できたら、保険会社から給付金請求のための書類を取り寄せます。
保険会社所定の診断書が必要になるケースと、領収書や診療明細書のコピーで代用できるケースがあります。
日帰り手術などの少額請求の場合、診断書の提出を省略できる簡易請求が可能な保険会社が増えています。
診断書の発行には数千円の費用がかかるため、診断書が必須かどうかを事前に確認しておくことが大切です。
3. 書類を提出し、給付金を受け取る
手術が終わったら、必要事項を記入した請求書と、病院から受け取った診断書や領収書などを保険会社へ提出します。
最近ではWEB上で給付金請求手続きができる保険会社も増えているので、郵送にかかる時間を節約したい人は活用してみましょう。
郵送の場合、書類に不備がなければ、提出から通常1週間程度で指定した口座に給付金が振り込まれます。
振り込みが完了すると、保険会社から支払明細書が郵送されます。
入金された金額が事前に確認した金額と一致しているか、支払明細書と通帳の記録を確認しておきましょう。
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これからの医療費に備えるために今の保険を確認しよう
白内障手術をきっかけに、保険の見直しを考えるようになった人も多いのではないでしょうか。
老人性白内障であれば、完治後保険加入を検討できるようになることが一般的です。
将来の医療費負担に備えて、現在の保険内容を見直す方法について解説します。
保険料シミュレーションツールで目安を確認
加入している保険を見直すと、保険料がいくらになるのかが最も気になるポイントではないでしょうか。
複数の保険会社から話を聞いたり、資料を取り寄せるのは時間もかかり労力もかかります。
医療保険の保障を見直す際は、インターネットの比較サイトで利用できる保険料シミュレーションがおすすめです。
年齢や性別を入力するだけで、各保険会社の月々の保険料の目安を簡単に比較できます。
白内障の手術後に新たな保険へ加入する場合、完治していることや他の持病がないことが条件になるため、まずは健康状態が問題ないかを確認しておくことも大切です。
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ほけん必要度診断で自分に合った備えをチェック

必要な保障に迷ったら、ほけんのコスパの「ほけん必要度診断」や、付加する特約の優先度がわかる「30秒診断」がおすすめです。
自分や家族にとって必要な保障は、家族構成や年齢、収入の状況によって異なります。
不要な保障に保険料を支払ったり、保障が不足していざというときに困ったりすることがないよう、診断ツールを使って見極めておくことをおすすめします。
生命保険の人気ランキングから傾向を探る
数ある保険商品の中から選ぶ際は、生命保険の人気ランキングを参考にしてみましょう。
世間のトレンドや評価の高い商品を把握でき、保険選びがスムーズになります。
また、ランキングの順位だけでなく、給付金の受け取りやすさやサポート体制などの口コミも重要な判断材料になります。
ほけんのコスパでは、申込数等をもとに毎月最新のランキングを更新しています。ぜひ、保険選びの参考にしてください。
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まとめ
今回は、白内障手術を受けた際の手術給付金額や、自己負担の目安について解説しました。
白内障をはじめとする医療費の自己負担に不安を感じている人は、現在の保険契約が十分な内容か確認することから始めましょう。
複数社の医療保険を比較検討するなら、生命保険の比較サイト「ほけんのコスパ」の利用がおすすめです。
無料で複数の保険料をシミュレーションし、最適な保障を見つけることができます。
ぜひ、保険選びの際はほけんのコスパを利用してください。

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