50代で保険を検討している人の中には、「がん保険って本当に必要?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
50代になると徐々に健康面の不安も高まり、保険の必要性を感じる人も多くなります。
中でもがんは、生涯で2人に1人が罹患するといわれている非常に身近な病気で、がん保険で備えておく人も増えています。
本記事では、50代におけるがん保険の必要性や、がん保険を選ぶポイントについて、保険のプロが詳しく解説していきます。
保険選びに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
がんは生涯で2人に1人が罹患する、身近な病気
50代では大腸がん、乳がん、子宮がんの罹患者が多く、治療が長引く可能性もある
健康状態によっては保険の加入を断れる可能性もあるため、できるだけ早く検討しておくのがおすすめ
目次
がん保険の人気ランキング
50代におけるがん保険の必要性【数字で見る】
50代以降は特に、がんの罹患リスクが高まるとされています。
がん保険の必要性について、実際の罹患者数や治療費などの統計データから見ていきましょう。
がんの罹患数
2020年の統計データによると、一生のうちにがんと診断される確率は男性で62.1%、女性で48.9%と非常に高く、約2人に1人ががんに罹患する計算になります。
同じ年にがんと新たに診断された人は約94万人にのぼり、男女合わせて最も多いのは大腸がんです。
2022年の調査では、がんで死亡する確率も男性は4人に1人、女性は6人に1人で、「がんは治る時代」といわれている現在でも、軽く見てはいけない病気であることがわかります。
(参考:全国がん登録|国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」)
がん治療にかかる主な費用
2022年度の医療費では、胃や結腸の悪性新生物の1入院費用は90万円を超えており、その他直腸、気管支、肺の悪性新生物においても、1入院費用は90万円から100万円必要とされています。
健康保険制度によって現役世代の場合は自己負担額が3割となるため、実質の負担額は約30万円前後となります。
さらに、高額療養費制度を利用すれば負担額を軽減できるため、自己負担額はそこまで高額にならないように思えるかもしれません。
しかし、入院時の食事代や差額ベッド代など、健康保険適用外の費用が発生することも考慮すると、1回の入院である程度まとまったお金が必要になる可能性があります。
先進医療や自由診療といった全額自己負担が必要な治療を受けた場合、費用は高額になります。
50代でがん保険の必要性が高い人
どんな人にとってがん保険が必要になるか、ケース別に解説します。
50代でがん保険に加入するか迷っている人は参考にしてください。
自分の貯蓄ではがん治療を十分に受けられそうにない人
がんは再発や転移のリスクが高く、通院治療が長引く可能性もある病気です。
実際に支払う医療費負担はもちろん、がん治療によって働けなくなり収入が減少してしまうなど、経済的な負担が大きくなるケースもあります。
がんは完治が難しく、治療は長期戦になることも予想されます。
今の貯蓄ではがん治療が長引いたときに不安な人はがん保険でしっかり備えておくのが良いでしょう。
自営業や個人事業主
がん治療の影響で思うように仕事ができず、収入が減少してしまうケースも少なくありません。
そうなった場合、自営業や個人事業主は傷病手当金などの公的保障を受けることができないため、家計のバランスが崩れてしまう可能性が高くなります。
長引く投薬治療や、再発・転移などで治療を繰り返すことになった場合、数年単位で仕事に影響が出ることも考えられます。
公的保障が手薄な自営業者や個人事業主は、自分で保障を準備しておく必要があるでしょう。
先進医療や保険会社からのサポートを受けたい人
がんの治療法はさまざまで、がんの種類や大きさ、年齢によってどんな治療をするかは変わってきます。
治療を継続する中で、先進医療などの高度な治療法が選択肢に浮かんでくることもあるかもしれません。
先進医療は公的医療保険制度の対象外となるため、全額自己負担で治療を受ける必要があります。
高額な治療にも備えておきたい人は、がん保険で準備しておくことをおすすめします。
がん保険に加入すると付帯サービスを無料で利用することができます。
セカンドオピニオンの紹介や、先進医療を受けられる病院を紹介してくれるサービスもあり、納得してがん治療を進めていくことができます。
保険会社によって付帯サービスの内容は異なるため、気になる人は加入時に確認しておくのが良いでしょう。
がん家系の人や喫煙者
家族や親戚にがんの罹患者が多く、不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。
がんの発症にはさまざまな原因が複合的に影響し合っており、遺伝的な要因もそのひとつです。
食生活や加齢などの要因もあるため一概にはいえませんが、がん家系で自分自身もリスクを感じている人は保険に加入しておくのが良いでしょう。
これまでの研究から、喫煙習慣が肺がんをはじめとするさまざまながんの原因になるということが明らかになっています。
喫煙者はそうでない人に比べてがんの発症リスクが高いため、がん保険の必要性が高いといえるかもしれません。
もちろん、もっともがん予防に効果的なのは禁煙することです。
自分ができる範囲で健康的な生活を心がけるようにしましょう。
(参考:遺伝性腫瘍|国立がん研究センターがん情報サービス)
(参考:たばことがん|国立がん研究センターがん情報サービス)
Q.がんはどこまで遺伝する?
若くしてがんになったり、何度もがんができたり、家系内で同じ種類のがんを発症している人が多いといったケースでは、遺伝性腫瘍が関係している可能性があります。
遺伝性腫瘍は、がん遺伝子などの生まれつきの変化が原因となっていることが多く、その遺伝子は1/2の確率で子どもに受け継がれるといわれています。
自分が遺伝的にリスクを持っていないか不安な人は、遺伝子検査を受けることもできます。
費用はかかりますが、知っておきたい人は一度検査を検討してみるのも良いでしょう。
がん保険の人気ランキング
50代でがん保険の必要性が低い人
すべての人に必ずがん保険が必要とはいえません。
中にはがん保険の必要性が低い人もいます。
がん保険の必要性が低い人について、詳しく解説していきます。
がん治療に使える貯蓄が十分にある人
貯蓄が十分にあり、がんの治療が長引いても生活に影響がない人であれば、がん保険の必要性は低いといえるでしょう。
ある程度の収入があり、がんの治療で毎月数万円から数十万円の医療費がかかっても問題なく支払うことができる場合や、一時的に収入が減少したり治療費負担が増えても貯蓄ですべてまかなえるくらいの余裕がある場合であれば、がん保険は必要ないかもしれません。
まずは自分の資産と収入の状況を再度確認し、保険で備えておく必要性があるかを確認しましょう。
既に医療保険などほかの保険で備えている人
既に医療保険にがん特約を付加していたり、就業不能保険に加入している場合は、別途がん保険に加入する必要性は低くなります。
現在保険に加入している人は、がんに罹患したときの保障内容がどうなっているかを確認しておくのが良いでしょう。
医療保険はあくまでも入院や手術に備える保険のため、別途特約を付加していないとがんによる通院治療は保障の対象外となります。
現在加入している医療保険がシンプルなプランでがんの保障が不足している人は、追加でがん保険を検討するようにしましょう。
自分にがん保険は必要か悩んだときの判断ポイント
がん保険が自分にとって必要なのか悩んだときは、3つの判断ポイントで確認してみましょう。
ポイント①貯蓄が十分にあるか
ひとつめのポイントは、がん治療に向き合うことができる十分な貯蓄があるかどうかです。
仮に、年収約330~770万円の人が高額療養費制度を利用してがん治療を1年間行った場合、年間約70~100万円の負担が発生することが想定されます。
多数該当の適用により4カ月目以降は自己負担額が引き下げ
・(約8~10万円×3カ月)+(44,400円×9カ月)=70万円前後
・差額ベッド代、入院時の食費等雑費
また、がんは5年生存率という言葉があるように、治療が何年も続くケースも珍しくありません。
治療が長引いた場合に、現在の貯蓄額で治療を最後まで受けることができるかを考えて、がん保険が必要かを判断するのが良いでしょう。
先進医療など健康保険適用外の治療を受けた場合は、数百万円単位の負担が発生する可能性があることも考慮しておく必要があります。
ポイント②がんに特化した治療を受けたいか
がんの治療は主に「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」の3大治療とされていますが、それ以外にもがんに特化した以下のような治療法があります。
・免疫療法
・温熱療法
・緩和ケア
・骨髄移植 など
3大治療以外の治療は費用が高額なことも多いため、がんに罹患したときは納得のいく治療をしたい人はがん保険に加入しておくのが良いでしょう。
「がん診断一時金」であれば、まとまったお金を受け取ることができ使い道も自由なので、こういった治療に対応することができます。
また、商品によっては自由診療の治療費をまかなうことができるがん保険もあります。
ニーズに合わせて自分に合った商品を選ぶようにしましょう。
ポイント③万が一のために、保険で備えておきたいか
健康なときには想像するのが難しいかもしれませんが、がんに罹患すると精神的・肉体的に大きな負担がかかります。
また、患者本人だけでなく看護する家族側の負担も大きく、それまでの生活が一変してしまうかもしれません。
そのような状況で、金銭的な不安も抱えることになるのは避けたいものです。
健康状態が悪化したり、がん検診で指摘を受けてからではがん保険に加入できない可能性もあるため、がんに備えておきたいと考える人は早めに加入しておくことをおすすめします。
がん保険の人気ランキング
50代のがん保険の選び方
がん保険を選ぶ際には、抑えておくべきポイントがいくつかあります。
まずは、どのような形で給付金を受け取るか、いつ受け取ることができれば安心かを考えます。
がんと診断されたときにまずまとまったお金を受け取っておきたいようであれば、「診断一時金」保障を重視するのが良いでしょう。
抗がん剤などの長引く薬剤治療が心配な人は、「抗がん剤治療給付金」などの治療を受ける度に給付金を受け取れる保障を持っておくのがおすすめです。
保障の内容が決まったら、次に保障の範囲を決めていきます。
健康保険適用の治療だけでなく、先進医療や自由診療もカバーしておきたい人は、それらに対応した特約を付加するようにしましょう。
次に、保障額を決めます。
近年、診断一時金は1年ごとに何度でも受け取れるというがん保険が増えています。
そのため診断一時金の保障額は、1年間でどれくらいの治療費がかかるかをふまえたうえで決めるようにすればスムーズです。
年収約330~770万円の人であれば、高額療養費制度を利用して1年間毎月治療を行った場合には、70万円~100万円の負担が想定されるため、一時金の保障額も100万円前後に設定しておけば最低限治療費はまかなうことができるでしょう。
最後に、保険料の比較をしましょう。
同じがん保険でも、保険会社によって毎月の保険料は異なります。
1社だけでなく複数社の商品を見比べてから決めるのが良いでしょう。
がん保険選びで迷ったときは診断一時金をベースに考える
がん保険でどの保障を選んだらよいかわからない場合は、まず診断一時金をベースに考えることをおすすめします。
診断一時金は、がんと診断されたときにすぐまとまったお金を受け取ることができるため、その後の治療費はもちろん、想定外の出費にも対応することができます。
保険商品によっては、診断一時金の受取りを1回切りと定めていることもあるため、がんの再発や転移に備えておきたい場合は、複数回一時金を受け取れる商品にしておくのが良いでしょう。
また、がん保険にはさまざまな特約を付加することもできます。
診断一時金をベースに、手厚く備えておきたい部分は特約でカバーするようにしましょう。
50代は医療保険とがん保険、どちらを優先にするべき?
医療保険とがん保険は似ているようですが、保障内容の異なる保険です。
医療保険は原因を問わず入院・手術に備えることができるため、まずは保険の基本として加入する人が多い保険です。
しかし、医療保険とがん保険のどちらを優先するべきかは、その人の考え方や経済状況によって異なります。
どちらを優先したらよいか、それぞれ解説していきます。
医療保険を優先したほうがいいケース
貯蓄が少なく、万が一入院や手術が必要になった場合の治療費負担に不安を感じる人は、まず医療保険で備えておくのがおすすめです。
また、現時点で保険に未加入で、なにも保障を持っていない人もまずは医療保険を検討するのが良いでしょう。
特に50代は、がんだけでなくその他の病気やケガのリスクも抱えています。
心疾患や脳血管疾患、その他の生活習慣病で入院が長引く可能性もありますし、ちょっとしたケガで数週間入院が必要になるかもしれません。
もしものときの入院費用に不安がある場合は、医療保険で幅広く病気やケガに備えておくと安心でしょう。
がん保険を優先したほうがいいケース
ちょっとした入院にかかる費用であれば貯蓄でまかなえる人の場合、医療保険の必要性はそこまで高くありません。
一方で、がんは入院・手術だけでなくその後の通院治療が長引き、医療費負担が大きくなってしまう可能性があります。
貯蓄である程度の入院費用をまかなえる人は、医療保険よりもがん保険を優先し、もしものときの治療費負担に備えておくほうが安心かもしれません。
家族や親せきにがん罹患者が多いなどの理由でがんに不安を抱えている人も、がん保険を優先して検討しておくのが良いでしょう。
がん治療は医療保険では完全にはカバーできません。
がんに手厚く備えておきたいという人は、がん保障をしっかり持っておくようにしましょう。
参考)50代の入院理由
50代の入院患者数は、人口10万人に対し1,142人となっており、これは約100人に1人が入院する確率です。
少ないように思えるかもしれませんが、この入院率は年齢が上がるごとに高くなっていきます。
また、入院理由として最も多いのは、認知症や精神疾患を含む「精神および行動の障害」で、次に心疾患や脳血管疾患などの「循環器系の疾患」、「がん」と続きます。
がんを含む生活習慣病の入院患者数は年齢が上がるごとに増えていきます。
普段の生活習慣に気を付けることはもちろん、いざというときのために保険で備えておくことが必要です。
(参考:患者調査の概況|厚生労働省)
Q.がん保険は何歳まで必要?60歳以降も加入するべき?
基本的に、がんは高齢になるほど罹患者数も増えていくため、60歳以降も加入し続けておく方が安心です。
特に定年後は年金と貯蓄で生活していく人も多いため、大きな病気に罹患してしまうと蓄えを切り崩して医療費を支払わなければならなくなります。
保険で備えておけば、貯蓄が大きく減ってしまうリスクを軽減させることができます。
毎月の保険料は固定費になるため少しでも節約したいと考える人も多いですが、いざというときの医療費負担に困らないよう、必要な保障は継続しておくようにしましょう。
50代でがん保険を検討するときの注意点
50代から新しくがん保険を検討する場合、注意しておくべきポイントがいくつかあります。
保険のプロが詳しく解説していきます。
年齢が上がるほど保険料が高くなる
保険は加入時の年齢によって保険料が決まります。
一般的には、年齢が上がればそれだけ病気のリスクも高くなるため、加入時の年齢が上がるほど保険料が高くなる仕組みになっています。
例えば1歳年齢が上がった場合、毎月の保険料は数百円程度の違いになるかもしれませんが、保険を継続していくと保険料累計の差は大きくなっていきます。
保険の検討は後回しにせず、少しでも若いうちに加入しておくほうが保険料を抑えることができます。
男性は50代以降がんのリスクが高まるため、同年代の女性と比べても保険料が高くなる傾向にあります。
保険料が高くて加入できなくなってしまうことがないように、今のうちから必要な保障を準備しておくようにしましょう。
健康状態によっては保険に加入できない可能性がある
保険に加入する際は、既往歴や現在の健康状態について申告する必要があり、その内容によっては保険加入を断られてしまう場合もあります。
がん保険の場合は、すでにがん検診で指摘を受けていると加入できないことがほとんどです。
健診で問題があってから慌てて保険を検討しても、希望する保障を持てない可能性が高いでしょう。
保険は健康なうちに加入しておくことが非常に大切です。
がん保険の診査に落ちてしまった場合、一部の引受基準緩和型医療保険にがん特約を付加できる可能性があります。
自分の健康状態で加入できる保険がないかどうか、一度確認してみましょう。
保険に加入してすぐには、保障が受けられない
がん保険には、加入してから一定の間保障対象外となる「免責期間」が設けられているのが一般的です。
多くの商品で90日間の免責期間が定められており、その間にがんと診断された場合、保障対象外となり契約自体も消滅してしまいます。
そのため、健康診断や検査を受けることが決まっていて慌ててがん保険に加入したとしても、保障開始に間に合わない可能性も考えられます。
免責期間も考慮したうえで、早め早めにがん保険の検討を進めておくのが良いでしょう。
がん以外にも?50代が検討したほうがいい保険【リスク別】
50代が抱えているリスクはがんだけではありません。
ここからは、50代が検討しておくべき保険についてリスク別にご紹介していきます。
1.万が一死亡したときに備える保険
あまり考えたくないことではありますが、人はいつか亡くなってしまいます。
自分に万が一のことがあったとき、のこされた家族に保障を用意したい人は、死亡保険を検討しておきましょう。
死亡保険には、一生涯保障を継続できる「終身保険」と、一定期間の死亡保障を準備するための「定期保険」があります。
それぞれ目的に合わせて選ぶ必要がありますが、葬儀費用などいつ必要になるかわからないものに対しては一生涯保障が続く「終身保険」、子どもが小さい間など特定の期間に大きな保障を準備しておきたい場合は「定期保険」がおすすめです。
また、終身保険は解約時に解約返戻金を受け取れるのに対し、定期保険は解約時や満期時に受け取れるお金がない掛け捨てタイプです。
終身保険と定期保険は特徴が大きく異なるため、加入時には自分の目的に合っているかを確認しておきましょう。
2.病気やケガに備える保険
50代以降は、がんだけでなくさまざまな病気やケガのリスクが高くなっていきます。
病気やケガのリスクに備えておきたい人は医療保険を検討するのが良いでしょう。
医療保険は、入院・手術をした際に保障される保険で、入院の原因は問いません。
そのため、幅広く病気やケガのリスクに備えておくことができます。
年齢を重ねるごとに入院のリスクは高くなり、また入院日数も長くなっていく傾向にあります。
今はもちろん、老後のことも考えて保険で備えておくようにしましょう。
医療保険の人気ランキング
3.働けなくなったときに備える保険
病気やケガがすぐに完治すれば良いですが、退院後もリハビリが続いたり在宅療養をしなければならないケースもあります。
そうなった場合、仕事ができなくなり収入が減少することが考えられます。
働けなくなるリスクに備えたい人は、就業不能保険を検討しましょう。
就業不能保険は、保険会社が定める就業不能状態に該当した時に毎月給付金が支払われる保険で、定年退職を迎える60歳や65歳までといった形で保障期間を決めることができます。
特に自営業者やフリーランスの人は、有給休暇や傷病手当金などの制度がないため、働けなくなってしまうとすぐに収入が途絶えてしまうリスクがあります。
病気やケガの治療費に備えておくことも大切ですが、その後仕事復帰ができなくなるリスクについても考えておく必要があるでしょう。
就業不能保険の人気ランキング
4.老後に備える保険
50代になると、老後の生活費について真剣に考える人も多くなってくるでしょう。
これまで貯蓄してきた金額で足りるのか、不安を感じている人もいるかもしれません。
近年の日本は低金利が続いており、銀行で資産形成をしていてもなかなか資産は増えません。
そのため、最近では外貨や投資信託の仕組みを使った保険で資産運用をする人が増えています。
まとまったお金を一時払保険料として支払い外貨で運用していく終身保険や、投資信託で運用していく変額保険など、資産運用目的で活用できる保険は様々な種類があります。
老後に必要になる生活費について一度概算して、今から準備をはじめておくようにしましょう。
5.介護に備える保険
日本人の平均寿命は年々伸びており、人生100年時代ともいわれる時代になっています。
しかし、長生きには介護のリスクが付き物です。
介護費用を準備することが難しい人は、民間の介護保険を活用するのもひとつの選択肢です。
介護保険とは、保険会社が定める介護状態に該当した時に一時金もしくは年金を受け取れる保険で、給付金の支払条件は保険会社によって異なります。
多くの商品が公的介護保険制度の要介護認定と連動しているため、加入時にはどのような条件に該当すれば給付金が支払われるかを確認しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、50代にとってのがん保険の必要性や、保険選びのポイントについて詳しくご紹介してきました。
50代はなにかと健康不安が高まる世代です。
何かあってからでは遅いので、今のうちに必要な保障を準備しておくようにしましょう。
ほけんのコスパでは、複数の保険会社のがん保険を取り扱っており、自分の年齢で保険料試算をすることも可能です。
気に入った商品があればそのままインターネット上で契約もできるため、店頭まで出向いたりと面倒なことはありません。
ほけんのコスパで自分にぴったりの保険を見つけてみてはいかがでしょうか。
がん保険の人気ランキング