医療保険を検討する際、一生涯保障が続く「終身型」か、一定期間ごとに見直す「定期型」か、どちらを選ぶべきか迷う人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、病気やケガのリスクは年齢とともに高まるため、基本的には終身型がおすすめです。
しかし、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のライフプランに合った選択をすることが最も重要です。
今回は、医療保険の保険期間の選び方について、保険のプロが詳しく解説します。
目次
1-1.年齢別の入院患者数
1-2.年齢別の平均在院日数
3-1.老後のリスクに備えておきたい人
3-2.将来保険料が上がるのを避けたい人
3-3.保険を見直す予定がない人
5.まとめ
医療保険はいつまで必要?
日本人の平均寿命は延び続け、人生100年時代といわれるようになりました。
医療保険は、病気やケガで入院・手術した際に経済的な負担を軽減してくれる大切な備えです。
高齢になるほど病気のリスクは高まるため、基本的には生涯にわたる保障の必要性が高いといえるでしょう。
ただし、老後に十分な資産を確保できる人にとっては、一生涯続く医療保険は不要と感じるかもしれません。
個人の経済状況やライフプランによって、選ぶべき保険期間も変わります。
年齢別の入院患者数
厚生労働省の「患者調査」によると、年齢が高くなるにつれて入院患者数は増加傾向にあることが分かります。
60代の入院患者数が144万8000人であるのに対し、70代の入院患者数は284万5000人と倍増しています。
特に75歳以降は入院リスクが急激に高くなり、生活習慣病などで長期間入院するケースも増えていきます。
(参考:令和5年(2023)患者調査の概況|厚生労働省)
年齢別の平均在院日数
高齢になるほど病気やケガからの回復に時間がかかったり、複数の持病を抱えている人も増えることから、入院期間が長引く傾向にあります。
同じ厚生労働省の「患者調査」によると、15~34歳の平均在院日数が10.5日、35~64歳が20.2日であるのに対し、65歳以上では35.5日と1カ月を超えています。
平均在院日数の長さは年齢に比例します。
入院が長くなるとその分経済的な負担も大きくなるため、老後の医療費への備えは重要です。
(参考:令和5年(2023)患者調査の概況|厚生労働省)
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終身型医療保険とは
終身型医療保険は、一度契約すれば保障が一生涯続くタイプです。
保険料は契約時のまま変わらず、契約を継続する限り保険料を支払い続けるか、一定年齢で保険料の払い込みを終えるかを選ぶことができます。
一定年齢で保険料を払い終えた場合、その後は保険料の支払いをせず一生涯保障を確保することができます。
終身型医療保険の最大のメリットは、高齢になっても保障が続く安心感です。
病気のリスクが高まる老後も保障が途切れる心配がないため、いざというときも安心して治療に臨むことができます。
また、保険料が契約途中で上がることがないのも安心できるポイントです。
保険料の払込期間を60歳や65歳に設定しておけば、定年退職後の経済的な負担もなくすことができます。
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終身型医療保険がおすすめの人
保障が一生涯続く終身型医療保険は、老後のリスクに備えておきたい人にぴったりです。
終身型の医療保険がおすすめの人について詳しく解説します。
老後のリスクに備えておきたい人
老後の入院や手術に備え、経済的な心配をなくしたい人には終身型の医療保険が最適です。
若い時に加入しておけば保険料を比較的抑えられ、その保険料で一生涯の保障を確保することができます。
医療技術の進歩に伴い、病気を早期発見・治療できる時代になりましたが、やはり入院や手術にはある程度の費用が発生します。
公的医療保険制度を活用することで自己負担額を抑えることはできますが、入院が長引くとその分医療費も大きくなります。差額ベッド代や入院時の食費など、公的保険が適用されない費用にも注意が必要です。
老後の医療費負担に備えておきたい人は、終身型の医療保険で一生涯の保障を準備しておくと安心です。
将来保険料が上がるのを避けたい人
定期型のように更新のたびに保険料が上がることを避けたい人にも、終身型の医療保険がおすすめです。
終身型は契約時の保険料が一生涯変わらないため、将来の家計管理がしやすくなります。
収入が減る老後も、保険料の負担が増える心配がないのは大きなメリットといえるでしょう。
保険を見直す予定がない人
一度保険に加入したら保障内容を見直す予定がない人も、終身型を選ぶと良いでしょう。
終身型は「一生涯の保障」を目的としているため、契約後に頻繁に保険を見直す必要性は低くなります。
手間をかけず、シンプルに保険を管理したい人に向いています。
特に現在販売されている医療保険は、日帰り入院から保障されるものや短期の入院でも一定の金額を受け取れるものが多く、将来医療事情に変化があったとしてもある程度は給付金を受け取れる可能性があります。
「入院」や「手術」に備えておきたいのであれば、終身型医療保険に加入しておくことで最低限の保障を確保できるでしょう。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2025年12月1日―2025年12月31日)
定期型医療保険とは
定期型医療保険がおすすめの人はどんな人か、詳しく見ていきましょう。
一定期間のみ保険が必要な人
結婚して子どもが生まれるなど、家族が増えるタイミングで一定期間だけ保障を手厚くしたい人は定期型の医療保険を検討するのが良いでしょう。
「住宅ローンを組んでいる間」「老後のための資産形成ができるまでの間」など、一定期間だけ保障を準備しておくことができます。
必要な期間だけ加入し、その期間が過ぎたら解約することで、累計での保険料負担も抑えられる可能性があります。
ただし、老後も保障を継続したいと思った場合、更新で保険料が高くなる点には注意が必要です。
また、多くの定期型医療保険では更新限度年齢が定められています。
80歳や85歳で保障が途切れてしまうため、一生涯の保障は確保できない点にも留意しておきましょう。
今の保険料負担をできるだけ少なくしたい人
家計の負担を少しでも減らしたい人は、定期型医療保険を検討するのも良いでしょう。
終身型に比べて若い時の保険料が抑えられるため、生活費を圧迫することなく保障を準備できます。ただし、更新時に保険料が上がることを念頭に置いておく必要があります。
Q.更新型医療保険は更新時にどれくらい保険料が上がる?
A.年齢が高くなるほど保険料の上がり幅も大きくなり、更新前の1.5倍から2倍近くに跳ね上がることもあります。
定期型(更新型)の医療保険は、若いうちの更新ではそこまで大きく保険料は上がりませんが、年齢を重ねるごとに保険料の上がり幅も大きくなっていきます。
高齢になり保険料が高くなってから終身型医療保険に見直そうとすると、保険料が高かったり健康状態によっては加入できないケースもあるため注意が必要です。
老後の医療費負担は自己資金でまかなう予定の人
老後の医療費を退職金や貯蓄などの自己資金でまかなう計画を立てている人は、若いうちだけ定期型の医療保険に加入しておくのもひとつの方法でしょう。
ただし、自己資金で医療費をすべてまかなうには十分な貯蓄が必要です。
想定外の長期入院や、がんの治療などで高額な治療費が発生した場合のリスクも考慮しておく必要があります。
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まとめ
医療保険の保険期間は、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分のライフプランに合わせて選ぶことが大切です。
終身型は、一生涯の安心と将来の保険料負担を抑えたい人におすすめです。
特に、若いうちに加入すれば、保険料を抑えて生涯にわたる保障を得られるのが最大の魅力です。
定期型は、今の保険料を抑えたい人や、特定の期間だけ保障が必要な人に向いています。
しかし、老後の保険料負担や、健康状態によっては他の保険に見直しできないリスクがあるため、注意が必要です。
病気やケガのリスクは、誰にでも起こり得ます。
自分のライフスタイルや将来設計に合った医療保険を選び、安心して暮らせるよう備えておきましょう。
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