終身タイプの医療保険を検討する際、保険料の払込期間をいつまでにすれば良いか迷っている人もいるのではないでしょうか。
払込期間は、毎月の予算やライフプランに応じて決めることが大切です。
今回は、終身タイプの医療保険の払込期間の決め方や、保険料を抑えるプランの組み方についてプロが詳しく解説していきます。
医療保険の保険料払込期間とは
終身タイプの医療保険では、契約を続ける限り保険料を払い続ける「終身払」と、保険料を払い込む期間を決める「有期払」を選択できます。
どちらの払込方法でも、保障(保険期間)は一生涯継続します。
保険期間と保険料払込期間の違い
保険期間:保障が続く期間のこと。終身医療保険の場合、保険期間は一生涯
保険料払込期間:保険料を支払う期間のこと。終身医療保険の場合、「終身払」と「有期払」を選べる
一方、定期タイプの医療保険の場合は、保険期間があらかじめ定められているため、保険期間中は保険料を支払い続けることになります。
今回は、終身タイプの医療保険の払込期間について詳しく見ていきます。
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終身払
終身払とは、一生涯の保障に対し、保険料を生涯(契約を続ける限り)支払い続ける方法です。
毎月の支払額を最も抑えられる方法ですが、一方で長生きして保険を長く継続した場合、総払込保険料は高くなる可能性があります。
また、毎月の保険料が抑えられる分、契約の途中で他商品への見直しがしやすいという特徴があります。
終身タイプの医療保険は、ほとんどが掛け捨て型の保険です。
毎月の保険料を抑え、保障が古くなったりライフステージに合わないと感じた場合気軽に見直しを検討できるのも終身払のメリットといえるでしょう。
注意するべき点としては、老後も保険料の負担が必要になることが挙げられます。
老後は限られた収入でやりくりする人も多く、できるだけ固定収入を減らしたいものです。
しかし、年齢を重ねるほど病気やケガのリスクは高くなるため、保険料の支払いが難しいからといって医療保険を解約するのは気が引けるかもしれません。
終身払で医療保険を契約する場合、老後も支払い可能な保険料にとどめておくことがポイントになります。
有期払(短期払)
有期払(短期払)とは、一生涯の保障に対し、保険料を払い終える年齢を決められる方法です。
保険料払込期間が終了したあとは、毎月保険料を支払うことなく保障を持ち続けることができます。
払込期間を60歳や65歳にしておくと、年金生活を迎える頃には保険料負担をすることなく医療保障を確保できるため、老後の生活に不安を抱えている人にとっては大きなメリットでしょう。
また、あらかじめ支払う保険料総額が決まっているため、長生きした場合は終身払よりも総払込保険料を抑えられる可能性がある点も、魅力のひとつです。
一方、毎月の保険料額は終身払と比較して高くなります。
また、払込期間をあらかじめ定めるため、途中での見直しが心理的にしづらくなるというデメリットもあります。
メリットとデメリットを理解したうえで、自分に合った払い方を決めることが大切です。
有期払(短期払)で選べる年齢
有期払(短期払)にする場合、何歳まで、もしくは何年間保険料を支払うかを決める必要があります。
保険料払込期間を短くするほど、毎月の保険料額は高くなりますが、総払込保険料は抑えられることになります。
選択できる年齢や年数は、保険会社によって異なります。
有期払(短期払)で選べる年齢・年数の一例
年齢
- 55歳払
- 60歳払
- 65歳払
- 70歳払
年数
- 10年払
- 15年払 など
保険会社によっては、10年や15年の短期間で払い終えられる場合もあります。
短期間で払い終えるほど総払込保険料は抑えられるため、経済的に余裕があり、現役時代のうちに支払っておきたい人には適しているでしょう。
一般的には、60歳や65歳など、年金受給開始や定年退職の年齢を目安に払込期間を定める人が多いです。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2025年11月1日―2025年11月30日)
医療保険の払込期間を決めるときのポイント
医療保険に申し込む際、払込期間をいつまでにするか迷う人もいるでしょう。
ここからは、医療保険の払込期間を決めるときのポイントを解説します。
終身払か有期払か、どちらが自分に合っているか知りたい人はぜひ参考にしてください。
毎月の保険料を抑えたいか
毎月の保険料をできるだけ抑えたいのであれば、終身払が適しているでしょう。
長生きして保険を継続する期間が長くなれば、総額で支払う保険料は高くなってしまうリスクもありますが、今現在の保険料を抑えることを優先するのであれば終身払がおすすめです。
保険はもしもの時の備えですから、無理なく支払える範囲の保険料にしておくことが大切です。
インターネット上の申込画面で、終身払にした場合と60歳や65歳などの有期払にした場合の保険料を見比べることも可能です。
申し込み前に、保険料がどれくらい違うのかを確認しておくと良いでしょう。
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老後の負担をなくしたいか
老後、できるだけ必要な固定費を抑えたいのであれば、有期払で現役時代のうちに保険料を払い終えておくのがおすすめです。
老後は限られた年金収入の中でやりくりしていく必要があります。
定年退職以降も働くシニアは増えていますが、健康でいつまで働き続けられるかは誰にもわかりません。
安定した給与所得があるうちに、医療保険の支払いを終えておくのも賢い選択肢のひとつといえます。
また、日本人の平均寿命は年々長くなっています。
長生きして保険を継続し続けることを考えると、トータルで支払う保険料は有期払のほうが抑えられる可能性もあります。
毎月の保険料を優先するか、老後やトータルでの保険料もふまえて考えるか、自分の考えに合っているものを選択するのが良いでしょう。
何歳まで働く予定か
有期払を選択する場合、何歳まで働く予定か、何歳から年金を受給する予定かを踏まえて払込年齢を決めるようにしましょう。
一般的に、年金生活が始まると現役時代と比べて収入は大幅に減少します。
再雇用で働くとしても、それまでと比べて給与は少なくなる可能性があります。
定年退職や年金受給年齢を目安に、医療保険の保険料を払い終えておくと安心です。
今後見直しを検討しているか
今後定期的に保険を見直したい、と考えている人には終身払が適している可能性があります。
医療保険のほとんどの商品は掛け捨てタイプのため、見直しの際解約をしても戻ってくるお金はありません。
そのため、見直しを前提に考えるのであれば、毎月の負担額が少ない終身払の方がメリットが大きい可能性があります。
一方、医療保険の保障内容は主に「入院」と「手術」に対してであり、今後も大幅に公的医療保険の仕組みが変わらない限り、ある程度は長く活用できる保障内容といえます。
近年の医療保険では日帰り入院から保障対象となっていることが一般的で、ほとんどの入院に一定程度対応できているといえるでしょう。
頻繁に見直しして最新の保障に切り替える必要をあまり感じない、という人もいます。
ライフステージの大きな変化や予想外の事態が起こったとき以外は、基本的に医療保険をそのまま持ち続けるのであれば、有期払で保険料を先に払い終えておくのも良いでしょう。
がん保険など、今後新しいがん治療が誕生すれば保険も見直す必要があるものに関しては、終身払で将来見直ししやすくしておくのもおすすめです。
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医療保険の払込期間でよくある質問
ここからは、医療保険の払込期間を決めるうえでよくある質問に、保険のプロがわかりやすく回答します。
Q.終身払と有期払ではどちらがお得になりますか?
A.いつまで保険を継続するかによって異なります。
終身払は毎月の保険料を抑えられるため、一見お得に見えるかもしれません。
しかし、平均寿命まで生きたと仮定して、終身払と有期払の総払込保険料を比較すると、終身払の方が総額は高くなる傾向にあります。
一方、途中で保険が必要なくなって解約をしたり、平均寿命まで生きられなかったケースを考えると、終身払の方が総額を抑えられる可能性があります。
確実に「こっちがお得」と断言することはできません。
今後のライフプランや、毎月の予算をふまえて考えるようにしましょう。
Q.契約途中で払込期間を変えられますか?
A.払込期間は契約後は変えることができません。
払込期間は保険契約に関する重要な条件のひとつです。
あとから変えることはできませんので、契約時にしっかり考えて決めるようにしましょう。
Q.終身払にしたいですが、将来の保険料支払いが心配です。どうすれば良いですか?
A.三大疾病保険料払込免除特約など、特定の条件で保険料支払いが免除される特約を付加するのがおすすめです。
終身払を選択した場合、将来保険料を払い続けられるかが心配になる人もいるでしょう。
特に大きな病気に罹患したとき、治療費負担や収入の減少から保険料の支払いが難しくなったり、治療中のあわただしさから口座にお金を準備しておくのを忘れ、保険契約が失効してしまったというケースもあります。
三大疾病保険料払込免除特約を付加しておけば、がん・心疾患・脳血管疾患のいずれかに罹患して条件に該当した場合、以後の保険料が免除されます。
特にがんは日本人に多い病気なので、終身払にしておいて払込免除特約を付加するのもひとつの選択肢でしょう。
また、有期払にするよりも終身払で払込免除特約を付加したほうが毎月の保険料は抑えられる可能性があります。
もちろん三大疾病のいずれにも罹患しなければ保険料は支払い続けなければなりませんが、万が一に備える考え方であればメリットもあるといえます。
まとめ
今回は、終身タイプの医療保険の払込期間について解説してきました。
終身払と有期払にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
どちらを選ぶとお得、ということはありませんので、なにを優先するかや将来のライフプランをふまえて決める必要があります。
保険会社の申込画面で、終身払と有期払の保険料をそれぞれ見比べることも可能です。
毎月の保険料がどれくらい違うかを確認して、予算と相談して決めるのも良いでしょう。
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