「ピル服用中でも保険には入れる?」「いつもピルの費用は自費だけど保険適用にならないの?」と疑問をお持ちではありませんか?
ピルは避妊目的だけでなく、月経困難症などの治療にも使われます。
新しく医療保険などの民間保険に加入できるか、また、公的医療保険が治療費用に適用されるかは、ピルの服用目的によって大きく異なります。
本記事では、ピル服用中でも加入できる保険や告知のポイント、公的医療保険の適用可否について詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
避妊目的でのピル服用であれば問題なく保険に加入できる可能性が高い
月経困難症や子宮内膜症の治療目的の場合、保険会社によっては特別条件が付く場合も稀にある
治療目的でピルを服用する場合は公的医療保険が適用される
目次
ピルを飲んでいても保険には加入できる可能性がある
結論から言うと、ピルを飲んでいても目的や治療歴によっては通常の保険に問題なく加入できる可能性があります。

Q1
性別をお伺いします
医療保険の場合
医療保険の場合、低用量ピルを服用していても通常タイプの保険に加入できるケースが多いでしょう。
特に避妊目的で服用している場合は、その他の疾患がない限り無条件で加入できる可能性が高くなります。
月経困難症や子宮内膜症の治療で服用している場合、保険会社によっては子宮の疾患に対して数年間保障対象外となる条件が付くこともあります。
条件の内容に納得できない場合は、他社で再度検討し直すことで無条件で加入できることもあるかもしれません。
また、原因疾患で過去に入院や手術歴がある場合、特別条件が付いたり場合によっては加入を断られるケースもあります。
治療歴や現在の状況、年齢などによっても診査基準は異なるため、まずは通常の医療保険で申込をし、加入できなかった場合は引受基準緩和型保険の検討がおすすめです。
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参考)医療保険の診査結果(特別部位不担保/特約不承諾)
医療保険の診査結果は主に次の4つです。
- 無条件成立:申込の内容通りの保障
- 特別部位(疾病)不担保:特定の部位や疾病が一定期間または永年保障対象外となる
- 特約不承諾:特定の特約のみ付加できない
- 謝絶(申込不可)
低用量ピルを服用している場合、原因疾患によっては「特別部位不担保」や「特約不承諾」となる可能性があります。
子宮に関連する疾病が数年間保障対象外になったり、女性疾病特約の付加ができなくなることは考えられますが、申込み自体を断られるケースは少ないでしょう。
ただし、低用量ピルを服用している原因疾患の治療状況によっては、通常の医療保険に加入できない場合もあります。
特別条件の内容に納得できない、加入を断られてしまった、という場合は引受基準緩和型医療保険の検討がおすすめです。
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死亡保険の場合
死亡保険は、被保険者に万が一のことがあったときに遺族に保険金が支払われる保険です。
低用量ピルを服用していることと死亡リスクには直接の因果関係がないため、基本的には問題なく加入できるケースがほとんどです。
ただし、低用量ピルを服用している理由によっては、一定期間保障が削減されたり、保険料が割増になる条件が付くケースも稀にあります。
保険会社によって診査条件は異なるため、特別条件が付いてしまった場合は別の保険会社であらためて検討してみましょう。
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がん保険の場合
がん保険の場合、避妊目的でピルを服用している場合は問題なく加入できるケースがほとんどです。
月経困難症や子宮内膜症の治療を目的としている場合、年齢や治療開始時期によっては特別条件が付いたり加入を断られるケースもあるため注意が必要です。
がん保険の告知項目は、基本的にがんに関連する疾病や症状に関する質問事項が中心となっています。
保険会社によってはピルの服用が告知対象にならないこともあるため、加入時は告知項目を確認し申告が必要かどうかを判断しましょう。
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Q.ピル服用中は県民共済に加入できる?
A.特別条件が付いたり加入を断られる可能性があります。
県民共済は、告知項目のいずれかに該当した時点で加入できないと定められていることが一般的です。
そのため、医師の診察を受けて治療目的でピルを服用している場合、特別条件が付いたり加入を断られる可能性があります。
加入可否の目安については一度検討している共済組合に問い合わせてみることがおすすめです。
共済での加入が難しい場合、民間の生命保険を検討してみましょう。
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告知書はどう書く?ピル服用中の告知のポイント
保険に加入する際は、健康状態に関する告知が必ず必要です。
しかしいざ告知書を見ると、何をどのように記入したら良いかわかりづらいと感じる人も多いのではないでしょうか。
ここからは、ピル服用歴がある方の告知のポイントをご紹介します。
原因疾患(ピル服用の目的)は何か
告知の際は、まず原因疾患についてはっきりと申告することが大切です。
避妊目的、月経困難症・子宮内膜症の治療目的など、なぜピルを服用しているかをまず告知しましょう。
治療目的の場合、その疾病でその他の治療歴(入院や手術など)があれば併せて告知が必要です。
いつから服用しているか
告知の際は、いつからピルの服用を開始しているかも重要なポイントになります。
長年服用している人は正確な時期を思い出すのが難しいかもしれません。
お薬手帳などを利用して事前に調べておくのが良いでしょう。
服用しているピルの薬剤名
保険会社によっては、ピルの薬剤名を問われる場合もあります。
普段飲んでいるピルの正式な薬剤名を確認しておくとスムーズです。
また、その他にも服用している薬があれば併せて告知をしましょう。
Q.ピルの服用は告知するべき?
A.告知事項に該当する場合、必ず告知が必要です。
告知の際には、「5年以内の定期的な通院、入院歴」「3カ月以内の通院歴」が問われることが一般的です。
この項目にピル服用のための通院が該当する場合、必ず告知が必要です。
事実を隠して保険に加入すると、告知義務違反とみなされ、いざというときに給付金を受け取れない可能性があります。あとからトラブルになることを避けるためにも、告知に該当するものはすべて正しく申告しましょう。
参考)告知義務違反とは
告知義務違反とは、事実を隠したり、事実と異なることを告知したりして保険に加入することをいいます。
「告知義務違反をしてもバレないのでは?」と考える人もいますが、それは誤りです。
保険会社は、給付金や保険金請求があった際、医療記録などを調査し、加入時の告知が正しかったかを確認することがあります。
調査で告知義務違反が発覚した場合、給付金が受け取れなかったり、最悪の場合保険契約自体を解除されてしまうこともあるため注意が必要です。
特に、低用量ピルを服用していることを隠して保険に加入し、その後すぐ女性疾病で入院や手術が必要になった場合は、給付金が支払われない可能性があります。
月経困難症や子宮内膜症の治療でピルを服用していたとしても、治療歴によっては問題なく保険に加入できるケースが多いです。
必ず保険加入時には事実をありのまま申告しましょう。
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ピル代が「保険適用」になる/ならないの基準
ピルの費用が健康保険の適用となるかは、服用目的によって異なります。
ここからは、公的医療保険の適用可否の基準について見ていきましょう。
保険適用になるケース
低用量ピルが保険適用となるのは、医師が「治療目的」と診断した場合に限られます。
例えば、月経困難症や子宮内膜症などの治療、症状緩和のために処方されるケースが該当します。
日常生活に支障をきたすほどの強い生理痛や過多月経などを緩和するため、治療の一環としてピルが処方されることがあり、その場合は保険診療となります。
診療にかかる費用やピル代も、原則3割負担です。
対象となるピルは、治療薬として承認されている「LEP(Low dose Estrogen Progestin)」と呼ばれる種類のものに限られます。
保険適用にならないケース
病気の治療に該当しない目的でのピル服用は、保険適用外となり「自費診療」として扱われます。
主なケースとして、避妊目的での服用が挙げられます。
その他、生理日の移動やニキビ治療などの美容目的の場合も、原則として保険適用外です。
自費診療で処方されるピルは「OC(Oral Contraceptive)」と呼ばれる経口避妊薬です。
OCを希望する場合、費用は全額自己負担となります。
Q.保険証を忘れた場合はどうなる?
A.保険診療を受ける際に保険証を忘れた場合、いったん全額自己負担での立て替えが必要です。
保険診療でピルの処方を受ける場合、保険証やマイナ保険証が必要です。
もし忘れてしまった場合、いったん全額自己負担をしたうえで、後日保険証やマイナ保険証を医療機関に持参し、差額の返還を受けましょう。
当日持参できなかったからといって保険診療が受けられないわけではありません。
保険適用になるピルの種類と費用の目安
保険適用となる低用量ピルは、月経困難症や子宮内膜症の治療薬として承認された「LEP(Low dose Estrogen-Progestin)」と呼ばれる薬剤です。
LEPには、「低用量ピル」と、よりホルモン量が少なく副作用のリスクが低いとされる「超低用量ピル」があります。
具体的な薬剤名と1カ月あたりの費用の目安(3割負担)は次の通りです。
後発医薬品(ジェネリック)を選択すると、費用を抑えることができます。
| 薬剤の分類 | 代表的な薬剤名(先発品/後発品) | 1カ月あたりの費用目安(3割負担) |
| 低用量ピル | ルナベルLD/フリウェルLD | 約500円~900円 |
| 超低用量ピル | ヤーズ/ドロエチ | 約1000円~1500円 |
| 超低用量ピル | ヤーズフレックス | 約2000円~2800円 |
| 超低用量ピル | ジェミーナ | 約2300円~2500円 |
| 超低用量ピル | ルナベルULD/フリウェルULD | 約1000円~1700円 |
上記以外にも、診察にかかる費用や検査費用などが別途必要になる点には注意が必要です。
また、症状が安定してくると、1カ月ごとではなく2~3カ月分まとめて処方を受けられる場合もあります。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年3月1日―2026年3月31日)
まとめ
今回は、低用量ピルを服用していても保険に加入できるかどうかの基準や、公的医療保険適用可否について解説しました。
ほとんどの保険で、避妊目的のピル服用であれば加入に影響はありません。
一方、月経困難症や子宮内膜症の治療をしている場合は、保険会社によっては特別条件が付く可能性があります。
ただし保険会社によって診査条件は異なるので、ひとつの保険会社で条件が付いてしまっても、その他の保険会社では無条件で加入できることもあります。
複数の保険会社で比較検討してみましょう。
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新たに保険加入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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