近年、インターネットから自分で保険に加入できる「ネット保険」が増えています。
お手軽さから魅力に感じる人もいる一方、「本当にネットで保険を選んで大丈夫?」と不安に思う人もいるでしょう。
ネット保険には、医療保険や死亡保険などの生命保険から自動車保険や火災保険などの損害保険まで、幅広い種類があります。
今回は、ネット保険のメリットとデメリット、ネットで保険を選ぶときのポイントについてプロが詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
ネット保険は保障内容を自分で判断する必要がある
保険料を抑えやすいなどのメリットもあるので、自分で保険を選びたい人にはおすすめ
ネット保険は担当者がつかない。疑問がある人は保険会社に問い合わせておきましょう
目次
2-1.保険料を抑えられる可能性がある
2-3.自分で納得して商品を選べる
3-1.ネット生命保険
3-2.ネット自動車保険・火災保険
3-3.ネット損害保険
5-1.自分で情報を集めることが好きな人
5-2.営業を受けたくない人
8.まとめ
ネット保険にデメリットはある?
まずは、ネット保険のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
保障内容を自分で判断する必要がある
ネット保険では保障内容を自分で確認し、適切な保険商品を選ぶ必要があります。
対面で加入する保険とは異なり、保険会社の担当者から直接説明を受ける機会がないため、死亡保険や医療保険、がん保険など各商品特有の仕組みを自分自身で理解することが求められます。
そのため、保険に詳しくない人にとっては、選び方が難しいと感じることもあるでしょう。
ネットで保険選びをする際は、公式サイトや口コミ、保険の比較サイトなどを確認して、自分で情報収集をすることが大切です。
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対面での相談ができない
ネット保険の大きな特徴として、対面での相談が行えないことが挙げられます。
ネット保険は営業活動に人件費を割いていない分、お手頃な保険料を実現できる面もあるため、基本的には自分自身で保険選びを進めていく必要があります。
問い合わせ先としてコールセンターやチャットサポートを利用できる場合もありますが、家族構成や経済状況に合わせた保険提案を受けられないことが多いです。
プロに相談したい人は、ネット保険より対面で加入できる保険を検討すると良いでしょう。
告知・手続きをすべて自分で行う必要がある
ネット保険では、申込みや告知の手続きも自分自身で進める必要があります。
生命保険加入時は特に健康状態を申告する「告知」の内容が重要です。告知に誤りがあると、最悪の場合保険金や給付金が支払われないことがあります。
告知では、過去5年以内の健康状態について問われることが一般的です。
うっかり過去の傷病歴などの申告が漏れないように注意しましょう。
手続きや告知に不安がある人は、コールセンターやチャットサポートを利用するか、対面でサポートを受けられる保険会社で検討すると良いでしょう。
参考)ネット系保険会社の「告知義務違反」割合
ネット系保険会社では、告知義務違反が発生する割合が対面型保険会社に比べて若干高い傾向があるとされています。
保険会社が発表している保険金等の支払状況によると、給付金支払対象外事例のうち「告知義務違反」が原因となっているものは平均3%~15%前後となっています。
一方インターネット販売がメインの保険会社では、給付金支払対象外事例のうち40%前後が告知義務違反の原因となっており、申込時に正しい告知をしない人が増える傾向にあるといえます。
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取り扱っている商品や特約の種類が限定的
ネット保険ではシンプルでわかりやすい商品が多い一方で、取り扱い商品や特約の種類が限定されている場合があります。
対面契約であれば付加できる特約がネットでは選択できなかったり、保障額が制限されていることもあるため、自分好みのプランを細かく決めたい人は物足りないと感じるかもしれません。
また、ネットでは貯蓄性のある保険は契約できないことが多く、資産形成を兼ねた保険を検討している人は対面で加入が必要になるため注意が必要です。
ネット保険のメリット
ネット保険には複数のメリットがあります。
詳しく見ていきましょう。
保険料を抑えられる可能性がある
ネット保険のメリットのひとつとして、保険料を抑えられる可能性がある点が挙げられます。
セット保険を展開する生命保険会社は、対面営業をメインとしている生命保険と比べて営業コストを削減できます。
そのため保険料を全体的に割安に設定でき、大手生命保険会社で加入するよりも保険料を抑えて保障を確保できる可能性があります。
ただし「ネット保険だからといって必ず保険料が安い」わけではありません。
複数社で比較検討して、最終的に自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。
好きな時に好きな場所で手続きできる
ネット保険は24時間いつでもインターネットを通じて手続きが可能です。
対面でしか手続きできない従来の保険とは異なり、ネット保険なら仕事の後や休日に自分のペースで手続きを進められます。
店舗に何度も足を運んだり、担当者と面談するための時間を取る必要もありません。
仕事や家事、子育てで忙しい人にとっては大きなメリットといえるでしょう。
自分で納得して商品を選べる
ネット保険のもう一つの魅力は、自分で納得して商品を選べる点です。
インターネット上で複数の保険商品を比較し、加入したい保険の保障内容や必要な特約を自由に選べます。
対面契約の場合、丁寧な説明を受けられるメリットはありますが、「自分で保険を選んだ」という納得感よりも「おすすめのものに加入した」と感じてしまうこともあるかもしれません。
ネット契約であれば、詳細な契約内容や重要事項説明書を確認する時間を自分で確保できるため、商品の選び方で納得感を得られやすいメリットがあります。
ただし、付加する特約やプランは自分で判断する必要があるため、情報収集の手間が必要になります。
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そもそもネット保険って何?
ネット保険と一口に言っても、さまざまな種類があります。
ここからは、ネット保険について詳しく解説します。
ネット生命保険
ネット生命保険とは、死亡保険や医療保険、がん保険などの生命保険商品をインターネットで契約できるものを指します。
基本的には掛け捨ての商品がほとんどで、人件費を削減している分お手頃な保険料で検討できるものも多くあります。
インターネットのみで商品を販売している保険会社もあれば、対面契約や代理店での契約も受け付けている一方インターネット契約もできる保険会社もあります。
対面でも販売されている商品をインターネットで申込む場合、選択できる保障額や付加できる特約が異なることもあります。
希望するプランがインターネットで契約できるかどうか、事前に確認すると良いでしょう。
ネット自動車保険・火災保険
ネット自動車保険は「ダイレクト型自動車保険」とも呼ばれ、インターネット上で契約手続きを行う自動車保険です。
代理店を介さないため、保険料を抑えられることが特徴です。
火災保険についても同様に、ネットで簡単に契約手続きができるものもあります。
自動車保険や火災保険など、物にかける保険は損害保険といいます。
ネットで損害保険の契約をする際は、補償範囲などの選び方を間違えると事故や火災があった際に十分な補償がうけられない可能性があるため注意が必要です。
自動車保険の場合、運転者年齢条件や運転者の範囲、車両保険の補償範囲には特に注意しましょう。火災保険の場合も、補償範囲の選択を間違えないよう、加入前に必ず確認が必要です。
ネット損害保険
ネットで契約できる損害保険には、自動車保険や火災保険以外にも、傷害保険や自転車保険、海外旅行保険などがあります。
シンプルなプランで選びやすく、気軽に契約できる点がメリットです。
「わざわざ損害保険を取り扱う代理店に行くのが面倒」と感じる人は、ネット契約を上手に活用するのも良いでしょう。
後悔しないネット保険選びのポイント
ネット保険を選ぶ際にはいくつかの注意点があります。
あとから後悔しないためのネット保険選びのポイントを、プロがわかりやすく解説します。
複数の会社の「見積もり比較」を徹底する
ネット保険を選ぶ際には、複数の保険会社から見積もりを取り、比較することが重要です。
ネット保険は保険料を抑えやすいメリットがありますが、保険会社によって保障内容や付帯サービスの種類などが異なります。
保険料の比較はもちろん、保障範囲や給付金の支払条件について確認しておくことがポイントです。
またネットで生命保険を選ぶ際は、自分のライフステージや抱えているリスクに適した保険を選ぶことが大切です。
ネット保険には、医療保険・がん保険・死亡保険・就業不能保険などさまざまな種類があります。
必要に応じて複数の保険商品を組み合わせることも検討しましょう。
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契約内容や重要事項説明書を確認する
ネット保険は、自分で保障内容や支払条件を理解して契約を進める必要があるため、契約前に重要事項説明書を確認することが必要です。
重要事項説明書には、保障範囲や給付金の支払条件、告知義務違反に関連する注意点や、給付金を請求する際の案内などが記載されています。
不明点がある場合、契約前に解決しておくことが大切です。
コールセンターやチャットサポートを活用し、契約前に疑問は解決しておきましょう。
契約前にコールセンターやサポート体制をチェックする
ネット保険は対面で相談できる担当者がいないため、契約前に保険会社のコールセンターやサポート体制について確認しておくことが重要です。
特に自動車保険の場合、事故発生時には迅速な対応が求められます。
いざというときにどこに電話したら良いのか、どんなサポートが受けられるのかを確認しましょう。
告知項目を事前に確認しておく
ネットで生命保険を契約する場合、健康状態や既往歴について自己申告する「告知」が必要です。
告知内容が事実と異なっていると、いざというときに給付金が支払われなかったり、最悪の場合契約自体を解除されてしまうケースもあります。
過去の病歴は記憶が曖昧になっていることも多いため、契約前に告知項目を確認したうえで該当するものがないかを調べておきましょう。
既往歴がある人は、お薬手帳や健康診断結果を準備した上で手続きをするとスムーズです。
参考)一般的な生命保険の告知項目
保険会社によっても違いがありますが、一般的な生命保険の告知項目は次のとおりです。
直近3カ月の医療機関受診歴から、過去5年以内の治療歴まで幅広く告知が必要です。
健康診断を受診している場合、要再検査以上の指摘がないかどうかも尋ねられます。
手元に健康診断書を準備しておきましょう。
持病を抱えていたり既往歴がある人は、いつから治療を始めたか、どんな薬を服用しているか、最新の数値はどうなっているかなど、細かい内容を求められるケースもあります。
治療の経過をできる限り把握したうえで手続きを行うとスムーズです。
ネット保険がおすすめの人の特徴
ネット保険は自分の好きなタイミングで気軽に手続きができる点が魅力です。
ネット保険が特にどんな人におすすめかを見ていきましょう。
自分で情報を集めることが好きな人
ネット保険は、自分で情報を調べて比較しながら選びたい人に非常に適しています。
比較サイトを活用すれば、保険会社が取り扱っている死亡保険や医療保険、がん保険などの具体的な保障内容や保険料を簡単に調べることができます。
また、口コミやランキングなども活用することで、より納得のいく保険選びが可能です。
自分のペースで細かく比較検討できるため、ある程度保険に対する知識があり、自主的に情報収集することが得意な人におすすめといえます。
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営業を受けたくない人
保険代理店や訪問販売などの営業を受けると、ついつい担当者にすすめられて契約してしまうことがあるかもしれません。
定期的に営業の電話がかかってきたり、訪問を受けることが煩わしいと感じる人もいるでしょう。
ネット保険であれば対面営業が一切ないため、営業を受けずに自分でじっくり考えたい人にはおすすめです。
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仕事などで忙しくまとまった時間が取れない人
忙しい毎日を送っている人にとって、保険の相談や手続きを対面で行うのは負担になることがあります。
1度の相談で手続きまで至らないケースも多く、複数回相談したうえで決める必要があり、さらに手続きにもある程度まとまった時間がかかります。
ネット保険は24時間いつでも手続きを行うことができ、隙間時間を活用しながら契約を進められるのがメリットです。
通勤時間や休憩時間など、場所や時間を問わず手続きできるため、効率的に保険選びを進められます。
生命保険に限らず、自動車保険や火災保険の見直しもネットで完結できるため、忙しい人にはぴったりの選び方といえるでしょう。
対面型保険がおすすめの人の特徴
反対に、対面型保険がおすすめの人とはどんな人でしょうか。詳しく見ていきましょう。
いざというときに担当者がいたほうが安心な人
対面型保険は、契約者ひとりひとりに担当者がつくことが一般的です。
そのため、いざというときに相談する相手が欲しい人にとっては、対面型保険が安心でしょう。
特に死亡保険やがん保険、医療保険といった健康や命に関わる保険では、万が一の際にプロのアドバイスをすぐに受けられることが大きなメリットです。
また、契約後も担当者がサポートしてくれるため、不安や不明点を随時解消することができます。
ただし、生命保険会社の担当者は入れ替わりも激しく、契約時の担当者がその後も長く担当してくれるわけではない点に注意が必要です。
実際、担当者が変わったことで対応に不満を抱き、保険の見直しを検討する人もいます。
自分で複数社の比較をするのが面倒な人
ネット保険のメリットとして、保険料や保障内容を自分で自由に比較できる点が挙げられますが、比較の手間を煩わしいと感じる方には対面型保険がおすすめです。
担当者が契約者のライフスタイルや必要な保障内容をヒアリングし、最適な保険プランを提案してくれるため、自分で一から情報を集める手間を省くことができます。
また、乗合代理店で直接相談をすれば、複数の保険会社の商品から比較検討することも可能です。
特約の選び方や注意点についても細かく相談できるので、保険選びを初めてする人にとっては安心できるでしょう。
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ネット保険に関するよくある質問
ここからは、ネット保険に関するよくある質問に、プロがわかりやすく回答します。
ネット保険は本当に危険?
A.ネット保険だからといって危険なわけではありません。ただし「自己判断で契約する」ため、いくつかの注意点について理解しておく必要があります。
ネット保険を販売しているのは、日本国内で営業活動を認められた正式な保険会社です。
ネットだから危険、給付金が支払われない、といったことはありません。
しかし、保障内容について自分で確認し、理解した上で契約手続きを進める必要があるため、ある程度の注意は必要です。
誤解のない契約をするためには、基礎的な保険知識を持ち、各商品のメリットやデメリットを比較検討することが大切です。
不明点がある場合は、保険会社のコールセンターやチャットサポートを使って、契約前に解決しておきましょう。
持病がある場合でもネット保険に加入できる?
A.持病がある方でも、ネット保険に加入できる可能性はあります。ただし、持病の種類や治療歴、検討する保険会社によっても加入できるかどうかは異なります。
持病があるからといってネット保険に加入できないわけではありません。
持病の種類や治療歴によっては、問題なく通常の保険に加入できるケースもあります。
もし健康状態が理由で加入を断られてしまったら、通常の保険よりも告知項目が緩やかな「引受基準緩和型保険」を検討することもおすすめです。
ネット保険でも緩和型保険を販売している保険会社は複数あります。
保険会社によって加入できる条件にも違いがあるため、持病があるからといってすぐに諦めず、複数の保険会社で比較検討してみましょう。
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まとめ
ネット保険は、加入手続きがオンラインで完結し、保険料を抑えられる可能性がある一方、自分で保障内容を判断する必要があるなどのデメリットも存在します。
メリットとデメリットをしっかり比較したうえで、自分に合った保険の選び方を見つけましょう。
ほけんのコスパでは、ネットで契約できる生命保険を複数掲載しています。
年齢と性別を入力するだけで、簡単に保険料の一括見積もりを取ることもできます。
保険選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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