年に何度も扁桃炎で高熱を出し、仕事を休んでいませんか。
主治医から扁桃腺摘出手術を提案されても、費用や入院日数が不安で踏み出せない人も多いでしょう。
扁桃腺摘出術は公的医療保険制度の対象になるため、自己負担額は一定まで抑えることができます。
加えて、民間の医療保険に加入していれば、入院や手術の保障を受けられる可能性があります。
本記事では、扁桃腺摘出手術の費用目安や公的制度、民間保険の適用条件について解説します。
この記事を読んでわかること
扁桃腺摘出術は公的医療保険対象。費用は3割負担で10~15万円前後
高額療養費制度を利用することでさらに自己負担額を抑えられる可能性がある
民間の医療保険の給付対象になる可能性もあるので、まずは保険会社に問い合わせを
目次
8.まとめ
扁桃腺摘出手術にかかる費用の目安と入院期間
扁桃腺摘出手術には公的医療保険制度が適用されますが、治療費や入院費等を合わせてどの程度の費用が必要なのでしょうか。
具体的な費用の目安や入院期間について解説します。
手術・入院費用の自己負担額(公的保険適用の場合)
慢性扁桃炎で扁桃腺摘出手術をする場合、手術費用や入院費用の3割負担額は約10万~15万円前後です。
ここからさらに高額療養費制度を利用することで、一般的な収入の世帯であれば1カ月約9万円前後まで負担を抑えることができます。
ただし、入院中の食事代や個室療養をした際の差額ベッド代は別途支払う必要があります。
また、入院日数が長引くとその分費用も上乗せになるため、具体的な金額については事前に医療機関へ問い合わせておくと安心です。
差額ベッド代や食事代など全額自己負担になる費用
公的医療保険が適用されない費用についても、ある程度予算を組んでおきましょう。
入院中の食事代は、1食あたり550円(令和8年6月1日~)で、1日1650円の負担となります。
また、個室療養を希望した場合、差額ベッド代が入院1日ごとに発生します。
費用は地域によっても異なりますが、おおむね1日8000円前後となっています。
その他、日用品のレンタル費用や交通費などの雑費も考慮しておく必要があるでしょう。
入院費用を抑えたい場合は、大部屋を利用したり持参できる備品は持参するなどの工夫が必要です。
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入院期間の目安と術後の経過(大人と子どもの違い)
扁桃腺摘出手術の入院期間は、大人と子どもで異なります。
大人の入院期間は1週間〜10日程度が一般的です。
子どもの入院期間は4日〜1週間程度で退院できるケースが多く見られます。
ただし、回復状況や持病の有無によっても入院期間は異なるため、事前に主治医へ確認しておくことが大切です。
術後は喉の痛みが数日〜2週間程度続くため、退院直後は柔らかい食事を摂る必要があります。
術後の回復ペースには個人差があるため、退院後も数日間は安静に過ごせる環境を整えてください。
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日帰り手術は可能?入院日数による費用の違い
扁桃腺摘出手術は、原則として入院が必要です。
術後の出血リスクや強い痛みを管理するため、日帰り手術を行う医療機関はごくわずかです。
入院日数が長くなるほど、食事代や差額ベッド代などの自己負担費用も増加します。
自身で入院日数をコントロールすることはできないため、あらかじめ1週間程度の入院を見込んで予算を立てておくのが安心です。
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扁桃腺の手術費用を抑えるための公的医療保険制度
扁桃腺摘出手術を受ける際は、公的医療保険制度の仕組みを正しく理解しておくことが大切です。
ここからは、入院時に利用できる「高額療養費制度」について詳しく解説します。
高額療養費制度の仕組みと自己負担限度額
高額療養費制度とは、1カ月の医療費負担が上限額を超えた場合、その差額が返還される制度です。
上限額は年齢や収入によって定められており、現役世代の場合は次のとおりです。
たとえば年収約370~約770万円の人であれば、1カ月の医療費負担の上限は約9万円前後に収まります。
扁桃腺摘出手術を受けて自己負担が10万円以上になっても、差額は後から返還され、最終的な自己負担を抑えることができます。
ただし、注意点もあります。
高額療養費の限度額は「1カ月ごと」に算出されるため、月末に入院して退院が翌月になった場合、それぞれの月で医療費限度額が計算されることになります。
また、病院食の費用や差額ベッド代はこの制度の対象になりません。
最終的な自己負担額は、高額療養費制度を利用した場合の上限額を上回る可能性があるため、注意しましょう。
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事前に「限度額適用認定証」を準備するとスムーズ
高額療養費制度の利用方法は、「事後申請」「限度額適用認定証を利用する」「マイナ保険証で受診する」の3つです。
事後申請の場合、医療機関で一旦3割負担分を支払い、その後還付を受ける流れになるため、一時的な費用負担が発生します。
入院の予定があらかじめわかっている場合は、加入している健康保険組合へ「限度額適用認定証」の発行を依頼しておくとスムーズです。
清算時に認定証を提出することで、医療機関での支払いに高額療養費が適用されます。
代HS-25-529-430(2026.2)
代HS-25-529-430(2026.2)
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年6月1日―2026年6月30日)
マイナ保険証を利用すれば認定証の事前取得は不要
マイナ保険証を持っている場合、限度額適用認定証を事前に発行しなくても、高額療養費制度の適用を受けることができます。
保険証を提示する際マイナ保険証を使い、「限度額情報の提供」に同意するだけで、窓口での支払いに高額療養費の限度額が適用されます。
一時的に高額な医療費を負担する必要もなく、認定証を事前に準備しておく必要もないため、最も手軽な方法です。
マイナ保険証を利用する人は、入院する医療機関がマイナ保険証のシステムに対応しているか事前に確認してください。
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民間の医療保険で扁桃腺の手術給付金は受け取れる?
扁桃腺摘出手術は、民間医療保険の保障対象になることが一般的です。
給付金の支払基準と注意点について解説します。
手術給付金・入院給付金の対象となる一般的な基準
民間の医療保険に加入している場合、公的医療保険連動型の手術給付金が設定されていれば、扁桃腺摘出手術は給付対象となります。
また、入院を伴うため、入院日数に応じた入院給付金の受け取りも可能です。
実際の給付金額は契約内容によって異なりますが、手術給付金は入院給付金日額の〇倍、といった形で設定されていることが一般的です。
証券や約款などの手術給付金の欄に、「公的医療保険制度対象の手術」と記載があれば、扁桃腺摘出手術で給付金を受け取れる可能性があります。
まずは、加入している保険の証券を確認してみましょう。
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給付金の対象外になりやすい要注意ケース
過去に加入した医療保険では、給付対象になる手術が「88種」と定められている場合があります。
88種の手術の中には扁桃腺摘出手術が含まれていないことが多いので、古い医療保険に加入している人は注意が必要です。
また、保険に加入する際、健康状態の告知を正しく行っていなかった場合、給付金を受け取れない可能性があります。
たとえば、すでに保険加入前に扁桃炎の診断を受けており、その事実を申告せずに加入していたとすると、「告知義務違反」とみなされ給付金の支払対象外になるおそれがあります。
給付金が受け取れない事態を防ぐため、保険加入時の告知内容や契約の免責事項をあらためて確認しましょう。
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給付金を請求する際の流れと必要書類
扁桃腺摘出で給付金請求をする際は、まず保険会社の専用ダイヤルかマイページを通して、給付金請求依頼をかけます。
給付金請求の流れと必要書類を解説します。
保険会社に給付金請求依頼をする(電話またはWEBから)
給付金の請求手続きは、保険会社のコールセンターへの電話やWEBサイトのマイページから可能です。
退院後の手続きでも問題ありませんが、入院の日程が決まった時点で保険会社に請求依頼をかけておくとその後がスムーズになります。
手続きの際は証券番号や入院日と退院予定日、正確な術式が必要になるため、証券や医療機関から受け取った案内を手元に用意しておきましょう。
必要書類の郵送またはアップロード
郵送での手続きが必要な保険会社の場合、必要書類が送られてくるので、指示に従って書類の返送をしましょう。
最近では、診断書や医療機関から発行された領収書の画像をアップロードすることで、簡易的に給付金請求ができる保険会社も増えています。
契約形態や給付金請求の内容によって、WEB請求が利用できるかは異なるため、事前に保険会社に確認しておくようにしましょう。
注意)診断書取得にかかる費用は自己負担
医療機関へ診断書の作成を依頼する際、1通あたり5000円〜1万円程度の文書料がかかります。
診断書の作成費用は全額自己負担です。
診断書は保険会社指定のフォーマットがあることが一般的ですので、必ず保険会社からの案内を確認しながら必要書類を準備しましょう。
最近では、比較的少額の請求であれば領収書のコピーのみで請求可能な保険会社も増えています。請求時の費用を節約するためにも、事前に診断書の要否を確認しておきましょう。
着金額の確認
書類の提出が完了すると、保険会社による審査が行われます。
請求書類に不備がなければ、提出から数日〜1週間程度で指定の銀行口座へ給付金の振り込みが完了します。
給付金の支払い手続きが完了した後に、保険会社から支払い明細書が郵送またはWEB上の通知で発行されます。
振り込まれた金額と支払い明細書の内容を照らし合わせ、請求どおりに支払われているか確認してください。
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有給休暇でカバーできなかった分は「傷病手当金」で対応
会社員や公務員の場合、一定期間の休業は有給休暇で対応することが多いでしょう。
もし有給日数の不足等でカバーできなかった場合は、「傷病手当金」を受給できる可能性があります。
会社員や公務員が加入する健康保険には「傷病手当金」という制度が設けられており、業務外の病気やケガで連続して3日間仕事を休み、4日目以降も休業して給与が支払われない場合、標準報酬日額の3分の2に相当する金額が支給されます。
給与の満額は保障されませんが、収入が途絶える事態を避けることができます。
有給休暇を使い切って欠勤扱いになる人は、勤務先の人事担当者へ傷病手当金の申請方法を相談してください。
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手術を機に加入中の保険や保障内容を見直そう
扁桃腺摘出で実際に入院を経験すると、加入中の医療保険の保障内容に不安を感じる人も少なくありません。
ここからは、保険を見直す際のポイントや、便利なツールについてご紹介します。
現在の医療保険で十分な備えができているかチェック
病気やケガで入院した場合、医療費以外にもさまざまな費用が発生します。
現在の入院給付金日額が、差額ベッド代や食事代などの自己負担分をまかなうのに十分か確認することが大切です。
特に、古い医療保険では「入院5日目から保障」などの制限が設けられているケースがあります。
短期入院が増加している現在、入院初日から保障の医療保険に見直しが必要かもしれません。
まずは、加入している保険の証券をすべて手元に用意し、入院時の保障が十分か確認する作業から始めましょう。

Q1
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扁桃腺手術は保険加入の診査に影響する?
保険加入時は健康状態に関する告知があるため、扁桃腺手術を受けたことが影響するのではないかと不安に思うかもしれません。
扁桃腺炎等で手術を受け無事完治していれば、通常の医療保険に問題なく加入できるケースも多くみられます。
手術を受けたことを申告する必要はありますが、予後が良好であれば診査に大きく影響することはあまりありません。
ただし、今後手術を控えている場合は、完治してからの引受、もしくは扁桃腺に関する疾病のみ保障対象外にする条件付きでの引受になるおそれがあります。
まとめ
今回は、扁桃腺摘出手術にかかる費用の目安と保険手続きについて解説しました。
ポイントは次のとおりです。
- 自己負担額の目安は約10万円〜15万円(公的保険適用時)
- 高額療養費制度を利用すれば費用の負担を軽減できる
- 民間医療保険の手術給付金・入院給付金の対象になるか確認が必要
手術を控えている人は、まず加入している保険会社に、今回の入院と手術が保障対象となるか確認してみましょう。

















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