住宅ローンの本審査で団体信用生命保険(団信)に落ち、夢のマイホームが白紙になるのではないかと焦っていませんか。
病気による審査落ちの事実を家族にどう伝えればよいか、頭を悩ませるかもしれません。
しかし、団信の審査に落ちても家を買うことを諦める必要はありません。
本記事では、審査落ち後からでも間に合う4つの代替手段と、手付金を守る方法、無保険のリスクをカバーする保険の選び方まで詳しく解説します。
手付金の期限が迫る前に、正しい知識で早急に対策を打つ必要があります。
ぜひ、本記事を参考にしてください。
この記事を読んでわかること
団信の審査に落ちた場合は、まず「ローン特約」の期日を確認する
審査に落ちても、別の金融機関やワイド団信、フラット35などの代替案がある
フラット35で団信に加入しない場合は、民間の生命保険で代用を検討する
目次
7.まとめ
団信の審査に落ちたら「手付金」や売買契約はどうなるのか
団信の審査に落ちた直後、まず気になる金銭的なリスクについて解説します。
売買契約締結済みの手付金が返還される条件と、不動産会社へ連絡する際のポイントを整理しましょう。
「ローン特約」が適用されれば手付金は無利息で返還される
売買契約を締結する際、買主は売主に手付金を支払います。
不動産の売買契約書には、住宅ローンの融資承認が得られなかった場合に契約を白紙解除できる「融資利用の特約(ローン特約)」が盛り込まれるのが一般的です。
ローン特約の期日内に団信の審査落ちによって融資が否決された場合、買主が支払った手付金は無利息で買主へ全額返還されます。
お手元の売買契約書を開き、ローン特約の有無と解除期日をすぐに確認しましょう。
期日を過ぎてしまうと、手付金が没収されるだけでなく違約金が発生するリスクがあります。
まずは不動産会社の担当者に連絡し、今後のスケジュールを相談する
審査落ちの連絡を受けた直後はパニックになりがちですが、一人で悩むのは避けましょう。
不動産会社の担当者は、団信の審査落ちも経験しており、リカバリーに向けたノウハウを持っています。
担当者に状況を伝え、売主との契約スケジュールの調整や、ローン特約の期日を再度確認してみましょう。
審査落ちの事実を知った当日、遅くとも翌日には不動産会社の担当者へ電話をかけ、別の金融機関への事前審査など今後の対策を話し合ってください。
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なぜ落ちたのか。住宅ローンの団信審査に落ちる主な理由と病歴
団信の審査に落ちる原因はいくつかありますが、過去の病歴や現在の健康状態が関係していることが一般的です。
団信の告知事項や、NG行動をご紹介します。
過去3年〜5年以内の「病気・持病」による告知事項への該当
団信は正式名称を「団体信用生命保険」といい、生命保険会社が引き受けをする保険商品です。
そのため、加入時には健康状態を申告する「告知義務」があります。
告知書では、直近3カ月以内の医師の治療や投薬、過去3年以内の特定の病気(高血圧、心疾患、糖尿病、精神疾患、肝機能障害など)による手術や2週間以上の治療歴が問われます。
健康診断で要再検査となり通院した場合や、軽度のうつ病で心療内科に通院して薬を処方された履歴がある場合、告知事項に該当し審査の結果に影響が出る可能性があります。
取り扱いの金融機関によって告知書の内容は異なりますが、おおむね過去3年以内の健康状態を問われます。
通院履歴やお薬手帳を振り返り、どの病歴が原因で落ちたのか、事実関係を正確に把握して次のステップに備えましょう。
審査に通りたいからと「告知義務違反(隠す)」をするのは絶対NG
持病を隠せば審査に通るかもしれないと考える人がいますが、虚偽の告知は大きなリスクを伴います。
事実と異なる健康状態を申告することは「告知義務違反」に該当します。
住宅ローンの返済中に世帯主が亡くなった際、保険会社が過去のカルテなどを調査して告知義務違反を発見した場合、団信の保険金が支払われない可能性があります。
のこされた家族は残りの住宅ローンを負担しなければならず、経済的に困窮する恐れがあるでしょう。
病歴は隠さず、ありのままを正確に申告しましょう。
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団信の審査に落ちた後からでも間に合う「4つの代替案」
1つの金融機関で団信の審査に落ちても、マイホームを諦める必要はありません。
引受保険会社の変更やワイド団信など、4つの具体的な代替案を紹介します。
代替案1:引受保険会社が異なる別の金融機関で再審査を受ける
団信の審査を行うのは銀行ではなく、銀行と提携している生命保険会社です。
生命保険会社によって審査基準は異なるため、A社の審査に落ちても、B社の審査には通る可能性があります。
メガバンクで落ちた後、引受保険会社が全く異なるネット銀行や地方銀行の事前審査に申し込むことで、融資承認を得られるケースも珍しくありません。
審査に落ちた金融機関の引受保険会社を確認し、別の保険会社を採用している金融機関をピックアップして複数同時に審査を申し込むとスムーズです。
代替案2:持病があっても入りやすい「ワイド団信」を利用する
一般的な団信の審査に通らない場合、引受基準を緩和している団信を検討しましょう。
「ワイド団信(引受基準緩和型団体信用生命保険)」は、高血圧や糖尿病、うつ病などの持病がある人でも加入しやすいように設計された団信です。
一般団信で断られた人が、ワイド団信を取り扱っている金融機関で再審査を受けた結果、無事に審査を通過するケースも多くあります。
金融機関のホームページやパンフレットを確認し、ワイド団信の取り扱いがあるか、年齢制限(多くは50歳前後)を満たしているかを確認してみましょう。
代替案3:配偶者の単独名義に変更する
世帯主の健康状態に不安がある場合、契約者の変更も選択肢となります。
配偶者に安定した収入があれば、配偶者の単独名義で住宅ローンを組むことで、配偶者の健康状態で団信の審査を受けられます。
ただし、配偶者の収入によっては借入の限度額が当初よりも少なくなる可能性もあるため、注意が必要です。
また単独名義に変更する場合、贈与税の問題が発生しないか資金計画を見直す必要があります。
代替案4:団信の加入が任意の「フラット35」を利用する
民間の金融機関の住宅ローンは団信の加入が必須ですが、例外となるローンが存在します。
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する「フラット35」は、団信の加入は「任意」です。
健康上の理由で団信に一切加入できない人でも、フラット35であれば「団信なし」を選択して住宅ローンを借り入れることが可能です。
団信への加入が難しいと判断した場合、フラット35を取り扱う金融機関窓口や住宅ローン専門の代理店へ相談に行き、借入条件を確認してください。
フラット35は固定金利のため、民間の金融機関が提供する変動金利のローンよりも金利は高くなります。最終的な返済額と毎月の支払額を事前にシミュレーションしておくことが大切です。
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持病があっても「ワイド団信」なら通る?審査の傾向と注意点
ワイド団信は持病を持つ人にとって有力な選択肢ですが、すべての人が加入できるわけではありません。
審査の傾向と、利用する際の金利面の注意点を解説します。
ワイド団信で審査に通りやすい病気と、落ちやすい病気の目安
ワイド団信は引受基準が緩和されていますが、誰でも無条件で加入できるわけではありません。
症状が安定しており、定期的な通院や服薬でコントロールできている病気であれば審査に通りやすい傾向にありますが、保険会社によって引受基準は異なるため、一概に言及できないのが現状です。
例えば、高血圧や脂質異常症、軽度の糖尿病で数値が安定している場合は加入できるケースも多いようです。
一方、がんの治療直後や、重度のうつ病で休職中の場合は、ワイド団信でも審査に落ちる確率が高くなります。
最新の検査数値や、就労に影響がないことなどポジティブな要素はできるだけ告知書に記入するようにしましょう。また診断書を取得できる場合は、告知書と併せて提出すると審査の際に参考材料となります。
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【注意】ワイド団信は金利が上乗せされるため毎月の返済負担が増える
ワイド団信は健康不安がある人でも加入しやすい分、住宅ローンの適用金利に対して年0.3%前後の金利が上乗せされます。
借入金額3000万円、返済期間35年の場合、金利が0.3%上乗せされると、毎月の返済額は約4000円から5000円増加し、総返済額で約170万円以上の負担増となります。
金利上乗せ後の毎月の返済額をシミュレーションし、家計の収支バランスを崩さないか、無理のない返済計画かどうかをあらためて確認してください。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年4月1日―2026年4月30日)
フラット35を「団信なし」で借りる場合の無保険リスクと解決策
フラット35であれば団信無しで借入できますが、万一の際に無保険となるリスクは大きいものです。
世帯主に万が一のことがあった場合のリスクと、民間の生命保険を活用した解決策について解説します。
万が一世帯主が死亡した場合、のこされた家族に数千万円の借金が残る
団信に加入しない場合、最大のメリットである「借金の免除」が受けられません。
世帯主に万一の出来事が起きても、団信の保険金が支払われないため、住宅ローンの返済義務はそのまま相続人(配偶者や子ども)に引き継がれます。
夫が死亡した際、妻に数千万円のローン残高がのしかかり、返済できずにマイホームを手放さざるを得なくなることも考えられるでしょう。
団信なしで借り入れる場合は、最悪の事態を想定し、遺族年金や貯蓄で住宅ローンを返済できる見込みがあるかを家族で話し合ってください。
「民間の生命保険」で代用できるか、現在の備えを確認する
団信の代わりとして、自身で加入している生命保険を活用する方法があります。
既に加入している死亡保険(定期保険や収入保障保険)の保険金額が住宅ローン残高を上回っていれば、団信と同じ役割を果たせます。
死亡保険金が3000万円の定期保険に加入しており、住宅ローンの借入額が3000万円であれば、万一の際には死亡保険金をローンの完済に充てることが可能です。
ただし、のこされた家族はその後の生活費や子どもの教育費を自分たちで準備する必要があります。
遺族年金の受給額もふまえ、死亡保険金の額が今のままで十分かどうか、シミュレーションすることが大切です。
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持病があっても入れる民間保険で、ローン残高分の保険料を計算する
既存の保険で保障が足りない場合、新たに保険に加入する必要があります。
持病がある人でも加入しやすい「引受基準緩和型」の定期保険や収入保障保険を活用することで、必要な死亡保障を確保できます。
収入保障保険であれば、毎月減っていくローン残高に合わせて保険金を設計することで、合理的に無保険のリスクをカバーできます。
複数の保険会社の引受基準緩和型保険の保険料を見積もり、フラット35の返済額と民間保険の保険料の合計が現在の家計で負担できる範囲内に収まるか、計算してみましょう。
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住宅ローンの団信に関するよくある質問
団信の審査に落ちて不安を抱える人に向けて、信用情報への影響や健康診断の判定基準など、よくある疑問について一問一答形式で簡潔に回答します。
Q. 団信に落ちた履歴は信用情報(CICなど)に残りますか。
A. 団信の審査結果は生命保険会社が保持する情報であり、CICやJICCなどの指定信用情報機関には登録されません。
審査に落ちた後、他のローン契約への影響を気にする人が多くいます。
団信の審査結果は生命保険会社が保持しており、信用情報には影響ありません。
団信に落ちた直後に、別の銀行で住宅ローンの事前審査を受けたり、クレジットカードを申し込んだりしても、団信の否決履歴が原因で審査に落ちることはないので安心しましょう。
Q. 健康診断で「要再検査」の項目があるだけでも落ちますか。
A. 「要再検査」や「要精密検査」の指摘がある状態で放置していると、現在の健康状態が正確に把握できないため、引受不可とされる可能性があります。
もし再検査を受診していない項目があるなら、審査を申し込む前に必ず医療機関を受診しましょう。
再検査の結果や医師の診断書を用意して、健康状態を明確にしたうえで手続きを進めることが大切です。
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まとめ
団信の審査に落ちた場合でも、すぐに対処すればマイホームの購入を実現できる可能性は十分にあります。
まずはローン特約の期日を確認し、手付金が無駄にならないよう注意しましょう。
通常団信に通らなくても、ワイド団信やフラット35など、複数の選択肢があります。
フラット35で借入する場合は、万が一に備えて民間の死亡保険で保障を準備しておくことが大切です。
ほけんのコスパでは、持病がある方でも加入しやすい死亡保険を複数掲載しています。
複数の保険を比較し、最適な保障を見つけましょう。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年4月1日―2026年4月30日)













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