白血病は血液に発生するがんの一種ですが、がん保険で保障対象になるのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
結論、がん保険はがん全般が保障の対象になるため、白血病に罹患した場合はがん保険の給付金を受け取れる可能性があります。
今回は、白血病で受け取れるがん保険の給付金についてと、白血病にかかる治療費や保険で備えておく方法について解説していきます。
この記事を読んでわかること
白血病はがんの一種。がん保険の保障対象となる
白血病は入院や抗がん剤治療が長引くリスクがあるため、がん保険で備えておくと安心
診断一時金をメインに、長引く治療に備えられるよう薬剤治療給付金も併せて検討するのがおすすめ
目次
2-1.主要な治療費用
2-2.高額療養費制度を利用した場合
2-3.白血病の治療期間
4-1.持病がある人向けの保険
4-2.無選択型の保険
5-2.治療給付金の支払回数
5-3.長期治療へ備える
6.白血病とは
6-1.白血病の罹患率と生存率
6-2.白血病の種類
8.まとめ
白血病はがん保険の対象になる
基本的に、白血病はがん保険の保障対象となります。
受け取れる給付金について、詳しく見ていきましょう。
白血病に罹患した際に受け取れる主ながん保険の給付金
- がん診断一時金
- 薬剤治療給付金(抗がん剤治療給付金)
- がん入院・手術給付金
白血病と診断された時点で、「がん診断一時金」を受け取れる可能性があります。
診断一時金は、がんと診断されたときにまとまったお金を受け取れるもので、がんが発生した部位に関わらず保障されることが一般的です。
保障額は100万円~300万円程度で設定することが多いですが、がん保険の契約形態によっても大きく異なる場合があります。
また、保険会社によっては診断一時金の受取が1回きりではなく、再発や転移、治療を一定期間以上継続した場合に再度受け取れることもあります。
がん保険を検討する際には、一時金の支払回数や要件について確認しましょう。
また、白血病の治療で抗がん剤治療を受ける場合、「薬剤治療給付金(抗がん剤治療給付金)」も受け取れる可能性があります。
基本的には、公的医療保険制度が適用される抗がん剤は保障の対象となりますが、念のため事前に保障される薬剤の種類について保険会社に確認しておくと良いでしょう。
その他、白血病で入院や手術が必要になった場合、入院給付金や手術給付金を受け取ることもできます。
白血病の治療では骨髄移植などの細胞移植が行われることがありますが、手術給付金の保障対象となる可能性があるため、給付金の請求漏れがないよう注意しましょう。
入院や手術の保障は、がん保険でなく医療保険でもカバーされます。
加入している他の保険の保障内容についても、併せて確認しておくことがおすすめです。
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例外として免責期間中は受け取れない
がん保険には、加入から90日もしくは3カ月間の免責期間が設けられていることが一般的です。
この免責期間の間に万が一がんと診断された場合、保障は受けられず、契約自体が解除となることがほとんどです。
免責期間はがん保険に加入するうえで、非常に重要なポイントです。
加入後に保険会社から送られてくる「保険証券」に、がん保障の開始日(責任開始日)が記載されていることが多くなっています。
新しくがん保険に加入した際は、いつから保障がスタートするかを確認しておくようにしましょう。
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白血病の治療費はいくらかかる?
白血病の治療にはどれくらいの費用がかかるのかを把握したうえで、がん保険でどんな保障が必要かを考えていきましょう。
主要な治療費用
2023年の医療給付実態調査によると、白血病の治療にかかる医療費は次のとおりです。
- 入院1件あたり 190万2504円
- 外来治療1件あたり 10万7262円
白血病は入院が長引くことも多く、その分医療費の負担も大きくなる可能性があります。
ただし、実際の支払いは現役世代であれば3割に抑えられ、さらに高額療養費制度を利用することで自己負担額を軽減することができます。
急性白血病の場合、最初に一定期間入院をして寛解導入療法という抗がん剤治療を受けることが一般的です。
副作用が強く出るケースもあり、患者の精神的・肉体的負担も大きくなります。
もしものとき、がん保険で経済的な負担をカバーできていれば、前向きに治療に臨めるかもしれません。
治療にかかる費用を把握したうえで、必要な保障を確保しておく必要があるでしょう。
(参考:令和5年度医療給付実態調査|厚生労働省)
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高額療養費制度を利用した場合
白血病の治療には高額な医療費がかかります。
そのため、公的医療保険で3割負担になったとしても、それなりに大きい金額の自己負担が発生する恐れがあります。
医療費負担を抑えるため、公的医療保険には「高額療養費制度」が設けられています。
高額療養費制度とは
1カ月の医療費負担額が上限を超えた場合、差額が払い戻される制度。上限額は年齢や収入によって異なる。
現役世代の場合、1カ月の医療費負担上限額は次のとおりです。
年収500万円の人であれば、1カ月の医療費が仮に100万円かかったとすると、自己負担額は8万7430円となります。
ただし、この金額はあくまでも1カ月分の計算です。
白血病の場合、入院治療が半年以上続くケースもあります。毎月医療費の負担が必要になると、家計への影響も大きくなる可能性があるでしょう。
また、入院時の差額ベッド代や食費など、高額療養費とは別に負担が必要な費用もあります。
特に個室での療養を希望した場合、入院1日あたりの平均費用は約8000円前後で、入院が長引くほど経済的な負担も大きくなります。
公的医療保険制度でカバーできない費用は、民間の保険でおぎなえるようにしておくと、もしものときも安心です。
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白血病の治療期間
白血病の治療期間は、白血病の種類や病状によっても異なります。
急性白血病の場合、2年~3年ほどの治療期間が必要になることが多いとされています。
慢性白血病の場合はさらに治療期間が長くなることもあり、その分経済的な負担も大きくなります。
白血病治療では、まず入院し抗がん剤治療を続けていくことが一般的です。
その他のがんと比べ入院日数が長くなるケースも珍しくないため、治療費や治療中の収入減少に備えられるよう、民間の保険を検討しておくと良いでしょう。
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がん保険は白血病のどんな治療を保障してくれる?
がん保険に加入していれば、白血病の治療を受けた際に給付金を受け取れる可能性があります。
がん保険の詳しい保障内容について見ていきましょう。
がん診断一時金
がん保険のメインとなる保障のひとつが、がん診断一時金です。
がんの種類に関係なく保障されるため、白血病と診断された時点でまとまったお金を受け取ることができます。
白血病の場合、診断後すぐに入院治療が始まるケースが多いため、診断一時金は治療にかかる費用をカバーするのに適しています。
保険商品によっては、診断一時金の受取が1回きりではなく、再発や転移、治療を一定期間継続していれば再度受け取れるものもあります。
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入院・通院給付金
白血病の治療では、長期間の入院や通院が必要になるケースが多いです。
がん保険で入院や通院に関する保障を付加していれば、入院日数や通院回数に応じて給付金を受け取ることができます。
また、入院保障は医療保険で確保しておくことも可能です。
すでに医療保険に加入している場合、重複してがん保険で入院保障を持っておく必要性は低くなります。
ただし、医療保険の入院保障は「60日型」など日数の制限が設けられているのに対し、がん保険の入院保障は日数無制限で保障されることが一般的です。
白血病による長期入院に備えておきたいのであれば、がん保険で入院保障を付加しておくことがおすすめです。
加入中の保険の保障内容も確認したうえで、がん保険でどこまで備えておくべきかを考えるようにしましょう。
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抗がん剤治療給付金
白血病の治療には抗がん剤を使用するケースが多いため、薬剤治療を受けた月ごとに給付金を受け取れる「抗がん剤治療給付金」もおすすめの保障です。
診断一時金や入院・通院保障とは別に、抗がん剤治療を受けた月に給付金を受け取ることができ、その月の治療費をカバーするのに適しています。
保険会社によって、回数無制限で保障される場合と通算制限が設けられている場合があります。
がん保険を選ぶ際は、念の為支払回数について確認しておきましょう。
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白血病と診断されても入れる保険はある?
白血病と診断された場合、その後がん保険に加入することは難しくなります。
しかし、治療の状況等によってはがん保険以外の保険に加入できるケースもあります。
詳しく見ていきましょう。
持病がある人向けの保険
「引受基準緩和型」とよばれる持病がある人向けの保険であれば、白血病治療から一定期間経過していることを条件に加入を検討できる可能性があります。
持病がある人向けの保険は、通常の保険と比べて申込時の告知事項が簡略化されており、既往歴があっても比較的加入しやすくなっています。
保険料は通常の保険と比べると割高ですが、持病の悪化も保障されるメリットもあります。
保険会社によっても告知事項は異なりますが、一般的な告知事項は次のとおりです。
白血病による治療から5年経過していれば、持病がある方向けの医療保険に加入できる可能性があります。
また、保険会社によってはさらに加入条件を緩和しており、1年以内に入院・手術歴がなければ申込みできる商品もあります。
告知事項は保険会社ごとに大きく異なるため、複数社で比較して自分が検討できるものがあるかを探すようにしてみましょう。
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無選択型の保険
無選択型の保険とは、加入時に健康状態を問われない保険のことです。
白血病の罹患歴があっても加入が可能ですが、その分保険料は引受基準緩和型よりも割高になります。
また、加入してすぐには保障が開始せず、一定期間免責が設けられている商品も多いため注意が必要です。
検討する際は、毎月の保険料と保障のバランスが取れているか、確認しましょう。
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白血病に備えるがん保険選びのチェックポイント
ここからは、白血病に備えるがん保険選びのポイントについてご紹介します。
いざというときに後悔しないよう、ぜひ保険選びの参考にしてください。
診断一時金の金額の目安は100万円
白血病をはじめ、がんへの備えは「診断一時金」をベースに考えることがおすすめです。
がんの治療は多様化しており、個人差も大きくなります。
診断一時金であれば、その後の治療方法や治療期間に関係なく、まずまとまったお金を受け取れるメリットがあります。
新しいがん保険では診断一時金の受取を1年に1回と定めている場合が多いため、保障額は1年間の治療にかかる費用をもとに決めると良いでしょう。
治療費は高額療養費の限度額によって異なりますが、一般的な収入の場合、診断一時金を最低でも100万円確保しておけば、1年間の治療にかかる費用はカバーできるでしょう。個室療養を希望する人や、収入の減少にも備えておきたい人は、さらに保障額を手厚くしておくと安心です。
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治療給付金の支払回数
抗がん剤やホルモン剤、放射線治療が保障対象となる「治療給付金」ですが、事前に支払回数に制限がないかを確認しておきましょう。
保険会社によって、治療給付金の支払回数が無制限の場合と、「通算60回まで」など制限が設けられている場合があります。
白血病の場合、治療が長引いたり、治療終了後に再発が起こる可能性もあります。
薬剤治療に手厚く備えておきたい人は、支払回数無制限のがん保険を選ぶと良いでしょう。
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長期治療へ備える
白血病の治療は、急性の場合であっても1年以上に及ぶ場合があります。
慢性骨髄性白血病や慢性リンパ性白血病などは、さらに長期にわたる治療が必要となることもあります。
長引く治療に備えるためには、診断一時金を複数回受け取れるがん保険や、治療給付金の受取回数に制限がないがん保険を選ぶのがおすすめです。
がん保険を選ぶときは、長期治療や再発に備えられているかが大切なポイントになります。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2025年12月1日―2025年12月31日)
白血病とは
白血病は血液や骨髄に関連する「血液のがん」の一種です。
正常な血液細胞を作り出す働きが阻害されることにより、白血病細胞と呼ばれる異常な細胞が過剰に増殖する状態を白血病といいます。
白血病には急性型と慢性型があり、それぞれ進行速度や治療方法が異なります。
詳しく見ていきましょう。
白血病の罹患率と生存率
日本での白血病の罹患率は他のがんに比べるとやや低いものの、2021年は1万4808人が白血病と診断されており、2023年では9869人が白血病で亡くなっています。
白血病と聞くと、小児がんなど比較的若い人が罹患するイメージを持つかもしれません。
確かに白血病罹患者には若い人もいますが、最も罹患率が高いのは80代で、年齢を重ねてからも注意が必要な病気です。
2009年~2011年の白血病5年相対生存率は44.0%ですが、実際の生存率は白血病の種類や年齢によって大きく異なります。
高齢者の急性白血病は特に予後が悪いといわれており、治療も患者の大きな負担になります。
(参考:がん種別統計情報 白血病|国立がん研究センター)
白血病の種類
白血病は、進行速度や病態に応じて大きく4つの種類に分けられます。
急速に進行する「急性白血病」と、徐々に進行する「慢性白血病」が代表的です。
また、がん細胞の種類によって「骨髄性」と「リンパ性」にそれぞれ分類されます。
急性白血病には次の2種類があります。
- 急性骨髄性白血病(AML) :白血球になる前の細胞に異常が起こり、白血病細胞が骨髄で無限に増える病気。小児や若い人も発症することがある。
- 急性リンパ性白血病(ALL) : 白血球の一種であるリンパ球になる前の細胞ががん化することで、白血病細胞が増殖する病気。脳や脊髄などに浸潤しやすいといわれている。
慢性白血病 には、次の2種類があります。
- 慢性骨髄性白血病(CML) : 血液が作られる造血幹細胞に異常が起こり、白血球・赤血球・血小板が無限に増える病気。慢性期にはほとんど症状がなく、進行もゆっくり。
- 慢性リンパ性白血病(CLL) : リンパ球のうち、Bリンパ球ががん化することで発症する病気。年単位でゆっくりと進行することが特徴。
白血病の種類によって、治療方法や治療期間も変わってきます。急性白血病や骨髄性白血病の場合は、抗がん剤などの薬物療法が行われることが一般的です。
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がん保険の白血病保障でよくある質問
ここからは、がん保険の白血病保障でよくある質問に、保険のプロがわかりやすく回答していきます。
白血病は保険がききますか?
A.治療費はほとんどの場合公的医療保険が適用されます。また、多くの場合でがん保険や医療保険の保障対象となります。
白血病の治療は基本的に公的医療保険が適用されるため、自己負担割合が1~3割、また高額寮費制度も利用することができます。
白血病はがんの一種であるため、基本的にがん保険の保障対象となります。
入院が必要になった場合は医療保険で給付金を受け取れる可能性もあるため、まずは加入している保険の保障内容を確認してみましょう。
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白血病は難病指定されていますか?
A.白血病は難病指定されていません。
白血病は国の難病指定を受けていないため、医療費助成等を使うことはできません。
後天性赤芽球癆や再生不良性貧血といった血液の病気は難病に指定されています。
がんと診断されたら300万円もらえる保険はありますか?
A.保険商品によっては、がん診断一時金を300万円以上設定できるものもあります。
診断一時金として設定できる額は、保険商品によって異なります。
診断一時金はがんと診断されたときにすぐ受け取れるため、がん保障として重視する人も多いでしょう。
しかし、保障額を高くすればするほど毎月の保険料も高くなります。
必要に応じて、治療給付金など他の保障と組み合わせて、効率よく手厚い保障を準備しておくこともおすすめです。
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まとめ
白血病は入院治療が長引くリスクが高く、その分治療費の支払いや収入の減少など、経済的にも負担が大きくなる可能性があります。
がん保険でもしものときに備えておくことがとても大切です。
白血病の初期症状は一見ただの体調不良にも思えるもので、発症を見逃して治療が遅れてしまうケースもあります。
体に何か異変を感じたら、できるだけ早く医療機関を受診するよう心がけましょう。
ほけんのコスパでは、白血病はもちろんその他のがん治療にも備えられるがん保険を複数掲載しています。
年齢と性別を入力するだけで、簡単に見積もりも可能です。
ぜひこれを機にがん保険についてしっかり考えてみましょう。
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