がん保険を選ぶ際、保障が一生涯続く「終身型」と保険料を抑えられる「定期型」、どちらが良いのか悩む人も多いかもしれません。
終身型と定期型にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
自身のライフスタイルや将来のリスクもふまえて、後悔しない保険選びをすることが大切です。
本記事では、がん保険の終身型と定期型はどちらがおすすめか、また年齢別・目的別の選び方のポイントを紹介します。
この記事を読んでわかること
終身型は保障が一生涯で保険料も固定、定期型は更新ごとに保険料が高くなる
がんは年齢を重ねるごとにリスクが高くなる。老後の備えも重視するなら終身型
定期型は加入時の保険料が抑えられる傾向。一定期間の保障を重視するなら定期型
目次
6.まとめ
あなたはどっち派?30秒でわかる選び方チャート
終身型と定期型、どちらが適しているかは保障に対する考え方やライフプランによって異なります。
まずは、自身がどちらのタイプに近いか確認してみましょう。
「終身型」がおすすめの人:老後の安心と資産性を重視
終身型のがん保険は、がんのリスクに一生涯備えられる安心感が特徴です。
終身型がおすすめの人
- 一生涯の保障を確保したい人
- 保険料の総支払額を抑えたい人
- 保険の見直しが面倒な人
がんは基本的に年齢が高くなるほど罹患率も高くなる病気です。
そのため、高齢になってからのリスクにも備えておきたい人には終身型のがん保険がおすすめです。
また、終身型は若いうちに加入すれば、保険料が比較的お手頃なまま一生涯保障が続く点がメリットです。
更新ごとに保険料が上がる定期型と比べて、総支払額は抑えられる可能性もあります。
こまめな見直しが面倒な人にとっても、一生涯保障される終身型はぴったりです。
健康状態が悪化し保険に加入できなくなった場合でも、がん保障は確保できるため安心できるでしょう。
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「定期型」がおすすめの人:今の安さと柔軟性を重視
定期型のがん保険は、保険料を抑えて一定期手厚い保障を確保できるのが特徴です。
定期型がおすすめの人
- 現在の保険料をできるだけ抑えたい人
- 特定の期間だけ保障が必要な人
- 将来保険は見直すつもりの人
定期型は一定期間のみの保障になるため、加入時の保険料は終身型と比べて割安な傾向にあります。
今現在の保険料をできるだけ抑えたい人にとっては、選択肢のひとつになるでしょう。
また、一生涯ではなく、ある一定期間のみ保障を持っておきたい人にとっても合理的です。
定期型の保険は、一定の年数ごとに更新が必要になります。
そのため、こまめに保険を見直すキッカケを作りたい人や、保険を一生涯継続するつもりがない人にも適している保険です。

Q1
「終身型」vs「定期型」の違いとメリット・デメリット
終身型と定期型には、保険期間や保険料の仕組みに違いがあります。
それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、自分に合った保険を選ぶことが大切です。
保険期間と保険料の推移(一生定額 vs 更新型)
終身型と定期型の最も大きな違いは、保障期間と保険料の変動です。
終身型は一度契約すれば保障が一生涯続きます。
保険料は加入時の年齢で固定され、その後変動することは基本的にありません。
若いうちに加入すれば、割安な保険料のまま生涯の保障を確保できるのが利点です。
一方、定期型は「10年間」や「60歳まで」のように、保障される期間が限定されています。
期間満了後も保障を続ける場合は「更新」が必要となり、その時点の年齢で保険料が再計算されるため、一般的に保険料は上昇します。
若い頃は保険料がお手頃ですが、更新を重ねるごとに負担が増加していく仕組みです。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年2月1日―2026年2月28日)
80歳まで生きたらどっちが得?総支払額シミュレーション
保険料の総支払額でどちらが得になるかは、加入年齢や保障を継続する期間によって変わります。
具体的な金額は商品や条件で異なりますが、一般的な傾向としてシミュレーションしてみましょう。
<30歳男性の場合>
終身型
保険料:2500円/月
2500✕12カ月✕50年=150万円
※あくまでも一例です
※薬剤治療保障月額10万円/診断一時金100万円の標準的なプランの平均額
定期型
保険料:
30歳時点 1500円/月 ✕12カ月✕9年=16万2000円
40歳時点 2000円/月 ✕12カ月✕9年=21万6000円
50歳時点 4500円/月 ✕12カ月✕9年=48万6000円
60歳時点 8000円/月 ✕12カ月✕9年=86万4000円
70歳時点 1万5000円/月✕12カ月✕9年=162万円
80歳時点 更新不可
79歳までの保険料合計:約334万円
※あくまでも一例です
※保障内容によって保険料は異なります
一般的に、30代~40代であれば加入時点の保険料は定期型のほうが抑えられる可能性がありますが、その後の保険料の上がり幅には注意が必要です。
特に男性の場合は高齢になるとがんのリスクが高くなるため、60歳以降は保険料が高くなり更新自体が難しくなることも考えられます。
保険を長く継続する場合、終身型で保険料が一生涯変わらないほうが総支払額を抑えられる傾向にあります。
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解約返戻金と更新時の注意点
がん保険のほとんどは、解約時に受け取るお金がない「掛け捨て型」です。
終身型・定期型ともに解約返戻金がないか、あってもごくわずかです。
一部の終身型のがん保険には貯蓄性を備えた商品もありますが、その分保険料は割高に設定されています。
定期型の更新時の注意点として、保険料が上昇することに加えて、更新限度が定められていることも知っておく必要があります。
多くの場合、「80歳まで」「85歳まで」のように更新限度が決められており、それ以上は更新できない仕組みになっています。
長生きの時代、老後の備えも考えるのであれば終身型が安心といえるかもしれません。
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プロが見る3つの判断ポイント
保険料や保障期間といった基本的な違いだけでなく、より長期的な視点も保険選びには欠かせません。
ここからは保険のプロが、がん保険選びのポイントをご紹介します。
①老後の「がんリスクのピーク」に保険料を払えるか
がんの罹患率は年齢とともに上昇し、特に65歳以降に急増します。
つまりがん保障が最も必要になるのは、収入が年金中心となる老後です。
年金生活になってからも保険料を無理無く支払い続けられるかが、ひとつの判断基準となります。
終身型は、若いうちに加入すれば保険料が固定されるため、収入が減少する老後の家計計画が立てやすい利点があります。
一方、定期型は更新のたびに保険料が上昇するため、老後には保険料がかなり高額になる可能性があります。
保障が必要な時期に、保険料が高すぎて継続を断念せざるを得ない事態は避ける必要があるでしょう。
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②医療技術の進歩と「保障が古くなる」リスク
がん治療の技術は日進月歩で進化しており、新しい治療法や薬剤が次々と登場しています。
治療の変化に対応できるかどうかも、保険選びの大切な視点です。
定期型のメリットは、更新のタイミングで最新の医療事情に合わせた新しい保険商品に見直しやすい点にあります。
ただし、健康状態が悪化しているとそもそも見直しができない可能性もあるため、注意が必要です。
終身型は、一度契約すると保障内容が固定されるため、将来登場する新しい治療法が保障の対象外となる可能性があります。
そのため、がんと診断された時点でまとまったお金を受け取れる「診断一時金」など、できるだけ汎用性の高い保障を選ぶことがポイントです。また、「先進医療特約」や「自由診療特約」も最先端の治療に備えるためには有効です。
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③インフレ(物価上昇)への対応力
保険契約は長期間にわたります。
その間に物価や医療費が上昇するインフレリスクも、ある程度考慮しておく必要があります。
終身型で「診断一時金100万円」といった固定額の保障に加入した場合、数十年後にはその100万円の価値が目減りし、最新の治療費をまかなうには不十分になる可能性があります。
医療費が上昇すると、将来的に公的医療保険の保障内容に変更が加えられるかもしれません。
一方定期型のがん保険の場合、治療にかかった費用を実費で保障する「実損てん補型」の商品も販売されています。
インフレリスクも加味するのであれば、一時金の保障額を多めに設定しておくか、実損てん補型の保障で治療費をすべてカバーできるよう工夫しておくと良いでしょう。
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がん保障の賢い組み合わせ方
「終身型」か「定期型」か、二者択一で考える必要はありません。
それぞれのメリットとデメリットを補い合えるよう、保障を組み合わせるのもひとつの方法です。
より合理的で無駄のないがん保障を設計するための、組み合わせのパターンをご紹介します。
ベースは「終身型」 働き盛りは「定期型」で手厚くカバー
最も基本的な組み合わせは、終身型をベースとしながら定期型のがん保険を組み合わせることです。
まずは、終身型のがん保険で一生涯の基本的な保障を確保します。
老後のリスクも考えると、ベースは終身型で備えておくことがおすすめです。
その上で、子どもが独立するまでや住宅ローンの返済期間中など、特に手厚い保障が必要な時期に定期型のがん保険を上乗せします。
比較的若い年齢でがんを発症すると、家族への負担も大きくなります。
仕事を休まざるを得なくなり収入が減少することで、経済的にも大きな負荷がかかるかもしれません。
ある程度の年齢になれば、更新型のがん保険は解約もしくは更新せず、終身型のがん保険だけで備えておくと良いでしょう。

Q1
医療保険の「がん特約」を活用する手も
がんへの備えは、単独のがん保険だけでなく、医療保険に「がん特約」を付加する方法もあります。
終身型の医療保険にがん特約を付加したプランを選ぶことで、入院や手術だけでなくがん治療にも一生涯備えておくことができます。
メリットは、保険の管理が一本化できる点です。
ただし、デメリットも理解しておく必要があります。
まず医療保険にがん特約として付加する場合、単独のがん保険に比べて保障内容の選択肢が限られる場合があります。
より自由にプラン設計をしたい場合は、それぞれ別の契約にするのが良いでしょう。
また、主契約である医療保障を解約すると、がん特約も消滅してしまうデメリットがあります。
将来、医療保険の主契約を見直して解約すると、がん特約も一緒に失われてしまうため注意が必要です。
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年代別のおすすめ戦略:30代・40代・50代の選び方
がん保険の最適解は、年齢やライフステージによって異なります。
ここからは、年代別にがん保険選びのポイントをご紹介します。
20代・30代:ライフプランに合わせて柔軟に
20代や30代は、就職、結婚、出産、住宅購入など、ライフイベントが集中する時期です。
まだ収入が安定していなかったり、教育費などの支出が多かったりするため、保険料の負担を抑えたい人が多いのではないでしょうか。
20代・30代では定期型の方が保険料を抑えられる傾向にありますが、一概に定期型がおすすめとは言い切れません。
若いうちは終身型でも比較的お手頃な保険料で保障を確保することができます。
そのため、できるだけ保険料を抑えられるうちに一生涯の保障を確保しておくのも、戦略のひとつです。
とはいえ、今後のライフステージの変化に合わせて、その都度適切に保険を見直すことは大切です。
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40代:老後を見据えた「終身化」のラストチャンス
40代は、がんの罹患率が本格的に上昇し始める年代です。
体力的な変化を感じ、老後の健康について真剣に考え始める時期かもしれません。
40代で定期型のがん保険に加入している場合、健康なうちに終身型への切り替えを検討しましょう。
定期型は50代以降になると保険料が大きく上昇するため、40代のうちに終身保障を確保しておくことが、長期的なコストを抑える上で効果的です。
収入も安定してくる時期なので、多少保険料が上がっても将来の安心を優先する価値はあるかもしれません。
また、経済的に余裕がある場合、終身型のがん保険で保険料の払込を60歳や65歳で終えるプランもおすすめです。
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50代以降:更新のタイミングで保障をスリム化
50代以降は、子どもの独立や住宅ローンの完済など、大きな支出が一段落する時期です。
50代で定期型がん保険の更新を迎える場合は、保障内容を見直してスリム化することを検討しましょう。
高額な死亡保障は減額し、入院や通院治療の保障に重点を置くなど、現在のリスクに見合った内容に調整することで、保険料の負担を抑えることができます。
また、健康状態にも問題がなく、保険料も予算内に収まるのであれば、医療保障やがん保障は終身型に見直しておくことがおすすめです。
保険加入には健康状態の診査が必要です。何かあってからでは保険の見直しができない可能性もあるため、早いうちに一生涯の保障を確保しておくと良いでしょう。
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まとめ
今回は、がん保険の「終身型」と「定期型」について解説してきました。
それぞれにメリットとデメリットがあり、一概にどちらのほうが良いと断言することはできません。
大切なのは、それぞれの特徴を正しく理解し、自身の経済状況や家族構成、将来のライフプランに合った商品を選ぶことです。
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ぜひ、保険選びの参考にしてください。
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