保険の更新通知を見て保険料に驚き、「やめたい」と悩んでいる人は多いでしょう。
更新型保険は加入時の保険料は比較的お手頃ですが、更新の度に保険料が高くなっていきます。
本記事では、損をしない保険解約のタイミングや、無保険状態を防ぐ乗り換えの正しい手順について解説します。
更新型保険の解約を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
更新型保険は更新のたび保険料が上がり、将来的に更新限度が来て保障が終了する
保険料が一定で一生涯保障の「終身型」への見直しがおすすめ
見直しの際は、必ず新しい保険が成立してから古い保険を解約しましょう
目次
8.まとめ
更新型保険をやめたいと感じる主な3つの理由
更新型保険をやめたいと感じる理由には、更新の都度上がる保険料や掛け捨てであることなど複数の要因があるでしょう。
まずは、更新型保険をやめたくなる理由を見ていきましょう。
理由1:更新のたびに保険料が大幅に上がる
更新型保険は、10年や15年といった一定の期間ごとに契約が更新される仕組みです。
更新時の年齢と保険料率に基づいて保険料が再計算されるため、年齢が上がるにつれて負担が大きくなっていきます。
特に50代以降の更新では、健康リスクの高まりから保険料がこれまでの1.5倍から2倍に跳ね上がることも珍しくありません。
老後の負担も考慮し、早い段階で終身型の保険に見直すなどの対策を取る必要があります。
理由2:掛け捨てのため解約返戻金がほとんどない
更新型保険の多くは、解約返戻金や満期保険金がほとんどない「掛け捨て型」です。
貯蓄機能がないため、健康で過ごし保険期間が終了すれば返ってくるお金は基本的にありません。
長期間にわたって保険料を支払い続けても手元に資金が残らないため、支払った保険料が掛け捨てになることに不満を感じる人もいます。
貯蓄機能がない分、保険料が抑えられるメリットもあります。
貯蓄は貯蓄、保険は保険と割り切り、掛け捨てで抑えられた保険料の分をNISAなどの投資に回すのも賢い方法です。
理由3:一定の年齢に達すると更新できなくなる
更新型保険には、更新できる年齢の上限が設定されています。
多くの場合、80歳や85歳など一定の年齢に達するとそれ以降の更新はできません。
長生きの時代、病気やケガに備える保険は一生涯保障が良いと感じる人は多いでしょう。
更新型では途中で保障が無くなってしまうリスクがあるため、老後のことを考えるのであれば一生涯保障が続く終身型の保険に切り替えておくのがおすすめです。
年齢を重ねると健康上の理由から新しい保険への加入が難しくなるケースもあるため、早めに保険の見直しを検討しましょう。
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やめる前に知っておくべき「更新型」「全期型」「終身型」の違い
保険を見直す際は、保険期間と保険料の払い方の違いを理解しておく必要があります。
それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
一定期間のみ保障される「更新型」と「全期型」
「更新型」と「全期型」は、どちらも一定期間(10年や60歳までなど)を保障する定期型の保険です。
更新型は保険期間が「〇年」と年単位で決められていることが多く、全期型は「〇歳」と年齢で決められていることが一般的です。
更新型は保険期間満了時に健康状態にかかわらず更新できますが、保険料が高くなることがほとんどです。
全期型は契約時から満期まで保険料が一定ですが、更新はできません。
一生涯保障が続き保険料が変わらない「終身型」
「終身型」は、保障が一生涯続くタイプの保険です。
解約しない限り保障が続くため、長生きのリスクに備えたい人には適した保険です。
また保険料も加入時のまま一定のため、年齢を重ねて保険料が高くなることはありません。
老後の保障を確保しながら、月々の支出も固定される点はメリットといえるでしょう。
若いうちに終身型保険に加入しておくことで、保険料の累計も抑えられる傾向にあるため、更新型保険の解約を検討している人は早めに見直しを進めることをおすすめします。
ただし、加入時点の保険料は更新型よりも高くなる可能性があります。
長い目で見れば更新が無い分終身型保険のほうが保険料を抑えられる可能性がありますが、今現在の保険料をできるだけ抑えたい場合、注意が必要です。
それぞれのメリット・デメリット比較
更新型、全期型、終身型のメリットとデメリットを見てみましょう。
| メリット | デメリット | |
| 更新型 | 加入時の保険料が比較的お手頃 | 更新時に保険料が上がる 一定の年齢で保障が終了する |
| 全期型 | 保険料が一定 | 保険期間が終了すると更新できない |
| 終身型 | 一生涯保障が続く 加入時の保険料がそのまま変わらない | 加入時の保険料が更新型より割高の場合がある |
どれが一番良いというわけではなく、それぞれのメリットを生かした保険選びが大切です。
例えば、更新型や全期型は一定期間の保障を比較的お手頃な保険料で確保できる点がメリットです。
子どもが成人するまでの死亡保障など、限られた期間だけ必要な保障を準備するのに適しています。
反対に、終身型は保障が一生涯続き保険料が変わらない点がメリットです。
病気やケガ、がんなど、年齢を重ねるごとにリスクが高くなるものに対しては、終身型で備えておくと安心です。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年4月1日―2026年4月30日)
更新型保険の解約・乗り換えで陥りやすい「よくある失敗事例」
保険の乗り換えや解約は、手順を誤ると大きなリスクを伴います。
無保険期間の発生や健康状態による審査落ちなど、代表的な失敗事例を解説します。
失敗1:勢いで解約し、新しい保険が決まるまで「無保険」になる
更新後の高い保険料に驚き、先に現在の保険を解約してしまうのは危険です。
保険解約後、新しい保険の契約が成立するまでの間は完全に保障がない状態(無保険)となります。
万が一、空白期間に病気やケガをした場合、保障を受けることができません。
それだけでなく、健康状態を理由に新しい保険への加入を断られる可能性もあります。
保険を見直す際は、必ず新しい保険の加入手続きを先に完了させ、保障が開始されてから古い保険を解約しましょう。
失敗2:健康状態の悪化により、新しい保険の審査に落ちる
年齢を重ねると、健康診断で指摘を受けたり、持病の治療を続けていたりと、何らかの健康上の問題を抱えている人も増えてきます。
新しい保険に加入する際は、健康状態の確認(診査)と契約の引き受け判断(審査)が行われます。
健康状態によっては新しい保険に加入できない、または特定の病気が保障対象外となる条件がつくことがあります。
新しい保険に加入できるかどうかは申込をしてみないとわからないため、先に加入中の保険を解約しないように注意してください。
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失敗3:乗り換え直後の「免責期間」にがんになり給付金が出ない
がん保障特有の注意点として、契約から一定期間(一般的に90日間または3カ月間)は保障が適用されない「免責期間(待期間)」が設定されていることが挙げられます。
がん保険だけでなく、医療保険に付加したがん特約にも免責期間が設定されていることがほとんどです。
新しい保険に加入してすぐに古い保険を解約してしまうと、免責期間中にがんと診断されても給付金を受け取れません。
それだけでなく、がん保険の場合、免責期間中にがんと診断されると保険そのものが無効となることもあります。
がん保険やがん保障を付加した保険を乗り換える際は、新しい保険の免責期間が経過し、実質的な保障が開始されたことを確認したうえで古い保険を解約するのが良いでしょう。保険料は重複してしまいますが、無保険期間を無くすために重要です。
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損をしないための正しい見直し・乗り換えの4ステップ
ここからは、安全かつ確実に保険を見直すための具体的な手順をご紹介します。
ステップ1:現在の健康状態と保障内容の過不足を確認する
まずは、現在の自身の健康状態の確認をし、加入している保険の保障内容を把握するところから始めましょう。
新しい保険に加入する際は、概ね過去5年以内の健康状態を問われます。
病院を受診したことがある場合、時期や治療内容を整理しておくようにしましょう。
また、現在加入している保険の保障額、保険期間、特約の内容を確認しておくことも大切です。
そのうえで、子どもの独立や貯蓄の増加など、ライフステージの変化に合わせて必要な保障額を再計算します。
例えば、子どもがすでに独立しているのであれば死亡保障額を減額し、医療保険やがん保険を見直す必要があるかもしれません。
現状と必要な保障を把握したうえで、保険選びを進めていきましょう。

Q1
入院時の費用は?
ステップ2:新しい保険を選び、申し込み手続きを完了させる
必要な保障が明確になったら、複数の保険商品で比較しながら検討を進めます。
同じような保障内容でも、保険会社ごとに毎月の保険料は異なります。
また特約の保障内容や給付金支払いの条件にも細かい違いがあるため、必ず複数の商品で比較しましょう。
とはいえ、自分一人でさまざまな保険会社の商品を比較するのは難しいと感じる人も多いかもしれません。
そんなときは、WEB上で簡単に保険料の見積もりができる「保険比較サイト」を利用するのがおすすめです。
気に入った商品があればその場で申し込みすることも可能で、自身の好きなタイミングで手続きできる点がメリットです。
手続きの際は、身分証明書・直近の健康診断結果・保険料支払い用の口座情報かクレジットカードを手元に用意しておくとスムーズです。
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ステップ3:新しい保険の「責任開始日」を迎えるのを待つ
申込と審査が完了しても、すぐに保障が始まるわけではありません。
一般的には、申込、告知(診査)、第1回保険料の払い込みのすべてが完了した日が責任開始日となります。
ただし近年では「責任開始期に関する特約」があらかじめ無料で付加されているケースが増えており、1回目の保険料支払いを待たず、契約が成立すれば申込みと告知が完了した日まで遡って保障が開始されることが一般的です。
また、がん保険の場合、加入から3カ月間の免責期間があります。
保険が成立したら「いつから保障が開始されるか」を必ず確認しましょう。保険証券に記載の「責任開始日」が保障がスタートする日です。
ステップ4:古い更新型保険の解約手続きを行う
新しい保険の保障が確実に開始されたことを確認してから、古い更新型保険の解約手続きを行います。
契約している保険会社や代理店に連絡し、解約請求書を取り寄せるか、インターネット上のマイページから手続きをしましょう。
解約日は書類が保険会社に到着し受領された日など、保険会社が定める日になります。
新しい保険が成立する前に解約書類の取り寄せをしておいても問題ありませんが、書類を提出するのは必ず成立が確認出来てからにしましょう。
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解約以外で更新型保険を見直す2つの手段
場合によっては、加入している保険をすべて解約する必要がないケースもあります。
ここからは、現在の契約を活用しながら保険料の負担を抑える方法をご紹介します。
選択肢1:主契約の保障額を「減額(一部解約)」して継続する
「減額」とは、現在の保険契約を維持したまま、死亡保障や入院給付金の金額を減らす方法です。
減額された部分は解約されたものとして扱われ、以後の保険料はその分だけ安くなります。
現在の保障が過剰だと感じている人にとっては、ひとつの選択肢になるでしょう。
現在の健康状態に関わらず手続きができるため、新たに保険に加入することが難しい人にも有効です。
ただし、当然ですが保障額は少なくなるため、最低限必要な保障額を下回らないよう注意が必要です。
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入院時の費用と想定の入院日数で算出できます
公的保障=高額療養費制度が適用される金額
公的保障の高額療養費制度を利用する場合の1カ月の医療費負担上限額は、年齢と年収によって算出することができます
あなたの年齢を教えてください
あなたの年収帯を教えてください
100万円の医療費がかかった場合
自己負担額
0円
※百円単位で四捨五入
選択肢2:不要な特約のみを解約して保険料を下げる
主契約はそのまま残し、付加されている特約のうち不要になったものだけを解約することも可能です。
たとえば、子どもが独立して大きな死亡保障が不要になった場合に定期保険特約を外す、仕事をリタイアしたので就業不能保障特約を外す、などの対応が考えられます。
ただし、保険の仕組み上「主契約を解約して特約を残す」ことはできないため、注意してください。
また、「特則」と名前が付いた保障は、基本的に途中解約ができません。
保険会社ごとに規定も異なるため、まずは証券で主契約と特約の中身を確認し、特約の一部を解約できるか確認してみましょう。

Q1
入院時の費用は?
手続きで手が止まらないためのリアルな疑問と注意点
更新の通知がくると、まず何から始めたらよいのか迷ってしまい中々動き出せない人も多いでしょう。
ここからは、実際の見直し手続きを進めるうえで生じやすい疑問や注意点を整理します。
更新の案内が来てから「何カ月前」に行動すべき?
保険会社から更新の案内が届くのは、一般的に更新日の2カ月〜3カ月前です。
新しい保険への乗り換えを検討する場合、申込から審査完了までにかかる期間は約1~2週間程度です。
とはいえ、必要な保障を整理して商品を選ぶまでには、ある程度の時間がかかります。
そのため、更新の案内が届いたらすぐに見直しの準備を始めるのが理想です。
またがん保険の場合はさらに90日の免責期間が発生します。
保険期間の満了と、新しい保険の責任開始日を確認しましょう。
契約の「更新日」と「解約日」のズレによる日割り計算はある?
生命保険の保険料は月単位で計算される「月払」が基本のため、月途中で解約しても保険料の日割り計算や日割りでの返金は行われません。
保険の効力が発生している月までの保険料を支払う必要があります。
一方新しい保険は、申込の翌月から保険料が発生することが一般的です。
解約手続きが完了する月によっては、保険料が二重でかかることになるため、事前に古い保険の保険料がいつまで発生するかを確認しておくようにしましょう。
更新型保険のやめ方・見直しに関するよくある質問
更新型保険のやめ方や見直しに関するよくある質問に、保険のプロがわかりやすく回答します。
Q. 更新のお知らせハガキが届いた後でも見直しは間に合いますか?
A. 更新の案内が届いてからでも見直しは可能です。
ただし、更新日までに新しい保険の手続きが完了しない場合は、自動更新されることになります。
更新後に新しい保険へ加入し、その後に古い保険を解約することも可能ですが、更新後の高い保険料を一時的に負担する必要があるため注意が必要です。
Q. これまで支払った保険料が掛け捨てになるのはもったいないですか?
A. 一概にもったいないとは言い切れません。
掛け捨て型の保険料は、その期間の安心を買うための費用です。
病気になるかならないか、万が一のことが起こるか起こらないかは誰にもわかりません。
保険は「もしも」に備えるためのもので、健康で過ごした結果支払った保険料が戻らないのは、保険の基本的な仕組みといえます。
過去に支払った費用にとらわれず、今後の家計負担と必要な保障のバランスを最優先に考えて見直すことが大切です。
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Q. 貯金が十分に増えた場合、保険をすべてやめてしまってもよいですか?
A. 十分な貯蓄があり、万一の医療費や遺族の生活費をすべて自己資金でまかなえる場合は、保険をすべて解約する選択肢もあります。
ただし、先進医療など全額自己負担となる高額な治療を受けた場合、自己資金だけでは対応できない可能性もあります。
またせっかく貯めた貯蓄を思わぬ医療費で取り崩すことに、不安を感じる人も少なくありません。
自己資金で対応可能な範囲を客観的に判断したうえで、保険を解約するかどうかを決めましょう。
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まとめ
更新後の保険料が高いと感じた場合、終身型の保険への見直しがおすすめです。
減額や特約一部解約などの方法もありますが、老後のリスクも考えると、保障が一生涯で保険料も変わらない終身型が安心です。
ほけんのコスパでは、一生涯保障の医療保険を複数掲載しています。
年齢と性別を入力するだけで保険料の見積もりも簡単にとることができます。
ぜひ、保険選びの参考にしてください。
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