「加入している保険を見直したいけど、注意点はある?」「保険の更新時期だけどどうしたら良い?」
保険の見直しで不利にならないか悩んでいませんか?
保険の見直しや乗り換えに際しては、注意しておきたいポイントがあります。
知らずに乗り換えを行うと、不利益を被る恐れがあります。
本記事では、保険の乗り換え時に注意しておくべきポイントと、乗り換え以外の選択肢について詳しく解説します。
この記事を読んでわかること
年齢を重ねてからの乗り換えは保険料が高くなる可能性がある
一方で今の医療事情に合った最新の保障を持てるメリットも
更新のタイミングやライフステージが変わったタイミングでの乗り換え検討がおすすめ
目次
4-1.契約更新前・誕生日前
4-2.ライフステージが変化したとき
5-1.20代・30代の場合
5-2.40代・50代の場合
5-3.60代以降の場合
8-1.保険料
8-2.保障内容・保障期間
8-3.加入条件・健康状態の告知
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生命保険の乗り換えとは?基礎知識をおさらい
既存の保険を解約して新しい保険に加入する「乗り換え」ですが、他にも既存の保険を更新する選択肢や、転換契約が可能なケースもあります。
まずはそれぞれの違いについて見ていきましょう。
「乗り換え」と「更新」「転換」の違い
保障の見直しを考える際、まず整理しておきたいのが「更新」「転換」「乗り換え」という3つの言葉の意味の違いです。
「更新」は同じ保険会社で保障期間を継続することで、加入時の健康状態のまま続けられますが保険料は上がります。
「転換」は現在の契約の積立部分を新しい保険の原資に充当する制度です。『保険の下取り』と言われることもあります。
そして「乗り換え」は、今の契約を完全に解約し、別の会社や別商品へ新規に入り直すことを指します。
これらを混同して誤解したまま手続きを進めると、のちのち保障内容や支出面で「こんなはずではなかった」と判断を誤る原因になります。
まずはそれぞれの特徴を明確に理解することが大切です。
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生命保険を乗り換える7つのデメリット
乗り換えにはいくつかのデメリットもあります。
詳しく見ていきましょう。
デメリット①保険料が高くなる可能性がある
生命保険の保険料は、一般的に加入時の「年齢」が上がるにつれて高くなる仕組みになっています。
そのため、過去に加入した保険から乗り換える場合、年齢が上がった分だけ月々の保険料が上がってしまうケースは少なくありません。
また、乗り換えを機に「あれもこれも」と保障を今より厚くしてしまうことも、保険料負担増の大きな要因となります。
対処法としては、本当に必要な保障内容だけを厳選して無駄を省き、保障の「範囲」を適切に絞り込むことです。そうすることで、年齢上昇による保険料のアップを最小限に抑えることができます。
デメリット②解約返戻金が元本割れする可能性がある
終身保険や養老保険といった貯蓄型の保険を途中で解約して乗り換える場合、それまでに払い込んだ保険料の総額よりも、戻ってくる「解約返戻金」が少なくなってしまう「元本割れ」のリスクが生じます。
特に契約してから10年未満といった比較的早い段階での解約は、支払ったお金に対して返ってくる割合(返戻率)が著しく低くなる仕組みになっているため注意が必要です。
この損失を防ぐための対処法は、解約の手続きを踏む前に、現在の解約返戻金がいくらになるのかを必ず保険会社に確認することです。
元本割れのダメージを最小限に抑えられるタイミングを見極めましょう。
デメリット③一時的に無保険期間が生じるリスクがある
乗り換えの手続きを進める際、今の契約を先に解約してしまうのは非常に危険です。
なぜなら、新しい保険の加入審査中や、保障が開始されるまでの間に「無保険(保障が一切ない)期間」が発生してしまうからです。
無保険期間中に万が一、大きな病気やケガをしてしまうと、一切の保障を受けられず経済的に無防備な状態になってしまいます。
これを防ぐための鉄則は、「新しい保険の契約が完全に成立し、保障がスタートしたこと」を確認してから、古い保険の解約手続きを行う順序を徹底することです。手順を守るだけで、無保険のリスクは回避できます。
デメリット④健康状態によっては新しい保険に加入できない
「保険の乗り換え」は、事実上の「新規契約」です。
そのため、新しい保険に申し込む際には、改めて現在の健康状態を告知し、審査を受ける必要があります。
過去に大きな病気にかかっていたり、現在持病があったり、あるいは健康診断で指摘事項があったりすると、新しい保険への加入を断られてしまうことがあります。
加入できたとしても、「特定の部位の病気は保障対象外」といった厳しい条件が付く場合もあります。
対処法として、乗り換え前にご自身の健康状態や過去の治療歴を正しく把握し、審査結果が出るまでは絶対に古い保険を解約しないように注意しましょう。
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デメリット⑤保障が重複・または不足するリスクがある
事前の比較検討が不十分なまま乗り換えを行うと、似たような保障内容に二重に加入してしまい、無駄な保険料を支払い続ける「重複」のリスクが生じます。
逆に、古い保険にあった大切な特約を見落として解約してしまい、新しい保険に必要な保障が漏れて「不足」してしまうケースもあります。
こうした失敗を避けるための対処法は、まずは現在加入している保険の契約内容を一つずつ書き出し、現状を視覚的に整理することです。
「我が家の保険には今何があり、何が足りないのか」を明確にしたうえで、新しい保険と比較・検討していくプロセスが大切になります。

デメリット⑥特別配当や既契約の権利を失う場合がある
長年続けてきた保険には、長期加入者向けの「特別配当」や、契約当時の有利な割引制度といった権利が付いていることがあります。
これらは、一度解約(乗り換え)してしまうと二度と元には戻せません。
特に1990年代などの古い時期に加入した保険は、今よりも予定利率(運用の利回り)が圧倒的に高い、いわゆる「お宝保険」である可能性があります。
これらを解約して今の保険に乗り換えると、結果的に損失を被るケースもあります。
対処法として、古い保険を解約する前に、契約内容を確認し、現在の基準では再現できないような有利な条件がないかをプロに見てもらうのも一つの方法です。
デメリット⑦比較検討に時間と手間がかかる
納得のいく保険を見つけるためには、複数の保険会社の商品を調べ、保障内容や保険料の条件を細かく比較する作業が必要です。
しかし、これには多くの時間と手間がかかり、忙しい現代人にとっては大きな負担となるデメリットがあります。
もし「調べるのが面倒だから」と情報収集を怠り、よく確認せずに決めてしまうと、後悔する選択に繋がりかねません。
この手間を少しでも減らすためには、自分が必要とする保障を整理したうえで、インターネットの保険比較サイトが提供している一括見積もりやシミュレーションツールを活用するのが効率的でおすすめです。
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デメリットだけでなく乗り換えのメリットも確認しよう
もちろん、保険の乗り換えはデメリットだけではありません。
新しい保障内容を確保できたり、保険料を抑えられるケースもあります。
ここからは、乗り換えのメリットについて見ていきましょう。
メリット①保障内容を最新の商品・制度に更新できる
医療技術の進化に伴い、保険商品も日々アップデートされています。
例えば、昔の医療保険では長期間の入院が保障の中心でしたが、最近では「短期入院」や「日帰り手術」、さらには通院治療をカバーする保障が主流です。
乗り換えを行うことで、現在の医療実態や公的医療保険制度にマッチした最新の保障内容へ更新できる点は大きなメリットと言えます。
メリット②保険料を最適化できる可能性がある
年齢が上がると保険料が高くなる傾向があるものの、無駄な保障を削ったり商品内容を見直したりすることで、トータルの保険料を抑えられる場合があります。
また、非喫煙者割引や健康体割引などが適用される商品を選ぶことで、現在の契約よりも保険料が安くなるケースも少なくありません。
家計の負担を軽減しながら、今の生活に合ったコストパフォーマンスの良い保障へ契約内容を整えることができます。
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生命保険を乗り換えるべきタイミングはいつ?
では、生命保険の乗り換えはどのタイミングで行うのが良いのでしょうか。
乗り換えに適したタイミングをご紹介します。
契約更新前・誕生日前
保険期間の区切りである「更新前」は、見直しの絶好のタイミングです。
更新型保険は更新時の年齢で保険料が再計算されるため、一般的に保険料が大きく上がります。
また、「誕生日を迎える前」も重要な節目です。
保険会社では契約時の年齢(または保険年齢)で保険料が決まるため、1歳年を取るだけで保険料が高くなってしまいます。
更新や誕生日を迎える少し前のタイミングで乗り換えを検討してみる考え方もあります。
ライフステージが変化したとき
結婚、出産、転職、あるいは独立やマイホーム購入など、人生の節目(ライフステージの変化)を迎えた時も乗り換えの大きな好機です。
家族が増えれば必要な保障額は増えますし、逆に子どもが独立したあとは大きな死亡保障が不要になります。
こうした生活の変化に合わせ、「今の我が家に必要な保障はいくらか?」を再計算し、保障の過不足を調整することで、家計との最適なバランスを保つことができます。
現在の保険に不安や不満を感じたとき
「毎月の保険料が高くて家計を圧迫している」「今の保障内容で本当に足りるかわからない」といった違和感や不安を感じたときも、見直しの必要性が高くなっているサインです。
納得感のないまま毎月保険料を払い続ける必要はありません。
モヤモヤを感じたら放置せず、まずは現在の保障内容を確認したり最新の商品情報を集めたりして、ご自身の納得のいく形に整えていくアプローチが大切になります。

【年代別】乗り換えデメリットの感じ方と注意点
保険の乗り換えに際してのデメリットは、年代によっても異なります。
ここからは、年代別の注意点について解説します。
20代・30代の場合
20代・30代の場合、持病や治療歴などの健康上の問題が比較的少ないため、新契約時の健康告知によるひっかかりが生じにくく、乗り換えのハードルは低いと言えます。
また、元々のベースとなる保険料が抑えられている年代でもあるため、乗り換えに伴う保険料の上がり幅も小さめで済みます。
ライフステージの変化が多い時期だからこそ、最新の手厚い保障やコストパフォーマンスを柔軟に追求しやすい年代です。
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40代・50代の場合
40代・50代になると、健康診断での指摘事項や定期服用薬が増えるなど健康状態が変化しやすく、新規加入時の審査に影響が出やすくなります。
さらに、年齢の上昇に伴う保険料の跳ね上がりが大きくなりやすい年代でもあります。
乗り換えによって保障を新しくするメリットと、上がる保険料や加入条件などのデメリットをしっかり天秤にかけ、慎重に比較・検討を行う姿勢がより重要になってきます。
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60代以降の場合
60代以降では、持病や既往歴によって選択できる商品が限定されるリスクが一段と高まります。
また、長年続けてきた古い契約を解約することで、蓄積された解約返戻金や長期継続による特別配当といった「既契約ならではの権利」を手放してしまう影響が非常に大きくなりがちです。
安易に新しい保険へ乗り換えるよりも、既存の契約をそのまま有効活用した方がメリットが大きいケースもあるため、細かな試算が必要です。
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後悔しないための乗り換え判断基準チェックリスト
では、乗り換えで後悔しないために、「乗り換えすべきか」「必要性が低いか」を判断するポイントをご紹介します。
保険の見直しで迷っている人は参考にしてください。
乗り換えを検討したほうが良いケース
以下の条件にあてはまる場合は、保険乗り換えによってメリットを得られる可能性が高いため、前向きな検討をおすすめします。
まず「結婚や出産などで保障内容が現在のライフステージとズレている」「加入から3年以上全く見直しをしていない」場合です。
最新の医療実態に合わせた商品へ見直す好機といえます。
また、「現在の契約より明らかに手厚く割安な商品がある」ケースや、「健康状態に大きな問題がなく審査のハードルが低い」場合も乗り換えに適しています。
「今の我が家にとって本当に無駄のない保険だろうか?」と見直しを検討してみると良いでしょう。

乗り換えを見送ったほうが良いケース
一方で、次のような条件に当てはまる場合は、現在の契約を維持した方が結果的に得をするケースが多いため、乗り換えの見送りを検討しましょう。
具体的には「持病や既往歴があり新規加入のハードルが高い」場合、無理に乗り換えると保障内容が手薄になったり加入を断られたりするリスクがあります。
また、「予定利率が高い昔の『お宝保険』や特別配当など、既存契約に有利な条件が付いている」場合や、「解約すると解約返戻金が大きく元本割れしてしまう」場合にも注意が必要です。
目先の新しさに惑わされず、既存の権利やコストのメリットを優先する考え方も大切です。
デメリットを回避する正しい乗り換え手順
乗り換えの際は正しい手順を守らないと、思わぬ不利益を被る恐れがあります。
正しい乗り換えの手順を見ていきましょう。
Step1:現在の保障内容と必要な保障を整理する
最初に行うべきは、現在加入している保険の契約内容を正しく把握することです。
「どんな保障が、いつまで、いくらついているか」を保険証券などで確認しましょう。
その上で、現在の家族構成やライフスタイルに合わせて「我が家に今、本当に必要な保障額や範囲」を算出します。
現状の保障と理想の保障を比べることで、不足している部分や削れる無駄が見えてきやすくなります。

Step2:新しい保険に申し込み、審査を通過してから責任開始日を確認する
必要とする保障が固まったら、新しい保険へ申し込みを行い、健康状態の告知や診査を受けます。
無事に審査を通過したら、保障が実際にスタートする「責任開始日」を必ず確認しましょう。
審査に落ちてしまったり、条件付きの加入になったりする可能性もあるため、この段階では絶対に古い保険の解約手続きを行わないことが非常に重要なポイントです。
Step3:新契約成立後に、現在の保険を解約する
新しい保険の契約が完全に成立し、責任開始日を迎えたことを確認できてから、はじめて現在の保険の解約手続きを進めます。
この「新契約スタートを確認後、旧契約の解約」という順番を徹底しておくことで、保障が途切れて無保険になるリスクを防ぐことができます。
手間はかかりますが、万が一の事態に備えて確実にステップを踏んでいく考え方が重要です。
乗り換え先の保険を選ぶときに比較したいポイント
乗り換えの際、さまざまな保険会社が同じような商品を販売していて、どれを選べばいいかわからないと悩むことも多いでしょう。
保険料
乗り換え先を選ぶ際は、現在の「毎月の支払い負担額」だけでなく、その保険が「更新型」か「終身型」かまで確認することが重要です。
一見すると毎月の保険料が安く見えても、更新型の場合は10年後や20年後の更新時に大きく保険料が跳ね上がる仕組みになっていることが多くあります。
目先の安さだけで判断せず、将来にわたって払い続けられる持続可能な予算であるかをしっかり比較検討する考え方が大切です。
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保障内容・保障期間
基本となる死亡保障や入院給付金の金額だけでなく、付加する「特約」の細かい給付条件までしっかり比較しましょう。
また、保障がいつまで続くかという「保障期間」の確認も欠かせません。
60歳や80歳などで満了を迎える「定期タイプ」なのか、一生涯保障が続く「終身タイプ」なのかによって、老後の安心感は大きく変わります。
ご自身のライフプランに合った期間が設定されているかを見極めることが大切です。

加入条件・健康状態の告知
どんなに魅力的な保障内容や保険料であっても、加入できなければ意味がありません。
保険商品ごとに健康状態の審査基準(告知項目)は大きく異なります。
持病や既往歴、直近の健康診断の結果によっては、申し込みを断られたり、給付金等の支払いに条件がついたりと、加入条件が厳しくなるケースがあります。
乗り換え候補を絞り込む段階で、自分の健康状態でも加入できそうか、事前に告知基準を確認しておくことを忘れないようにしておきましょう。
生命保険の乗り換えに関するよくある質問(FAQ)
ここからは、生命保険の乗り換えに関するよくある質問に、保険のプロがわかりやすく回答します。
Q. 乗り換え後に前の保険に戻すことはできる?
A. 一度解約してしまった保険契約は、原則として元に戻す(復元する)ことができません。
同じ保険会社の同じ商品であっても、その時点の年齢や健康状態で新規加入し直すことになるため、解約前と同じ条件で入り直すことは基本的に不可能です。
特に「昔の予定利率が高い契約」や「過去に加入した有利な特約」は二度と取り戻せません。
後悔しないためにも、旧契約の解約は慎重に判断しましょう。
Q. 乗り換えと転換、どちらを選ぶべき?
A. 乗り換えと転換について、どちらが適しているかは、現在の契約内容や目指す見直しの方向性によって異なります。
「転換」は今の保険の積立部分を活用して新たな保険に乗り換えるため、新規より保険料を抑えられる場合がありますが、現在の契約の権利は失われます。
一方、「乗り換え」は他社も含めて幅広い選択肢から最適な商品を選べるのが強みです。
下取りに出すメリットと、他社に乗り換える選択肢の双方を比較して検討する考え方が有効です。
Q. 自分に合った保障額がわからない場合はどうすればいい?
A. 必要な保障額は、家族構成や住まい、現在お持ちの資産状況によって一人ひとり大きく異なります。
自分だけで算出するのが難しいと感じたら、現在の保障内容やライフスタイルを入力するだけで手軽に適正額を可視化できる「Web診断ツール」などを活用してみるのも良いでしょう。
客観的なシミュレーション結果を一つの目安として持っておくことで、無駄のない納得のいく保障選びにつなげやすくなります。
まとめ:乗り換えのデメリットも理解したうえで正しい保険選びを
今回は、生命保険の乗り換えに際してのデメリットについて詳しく解説しました。
解約した保険は元に戻すことができないため、乗り換え先の保険商品選びは慎重に行うことが大切です。
ほけんのコスパでは、さまざまな保険会社の最新の生命保険を掲載しています。
年齢と性別を入力するだけで保険料の一括見積も可能です。
ぜひ、保険を見直す際の参考にしてください。
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