50代の独身女性にとって、医療費、介護費への備えや老後のための資産形成は不安の種です。
中には、「保険でどう備えておけば良い?」「貯蓄はどれだけあれば老後安心できる?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
今回は、50代独身女性の保険加入率などのデータから、保険の必要性について具体的に考えていきます。
賢い保険選びのコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
50代独身女性は、がんや女性疾病のリスクに要注意
独身の場合は、働けなくなったときの収入減少にも備えておくことが大切
保険料を抑えて老後への資産形成にも取り組めるよう、バランスを重視しましょう
目次
3-1.病気やケガのリスク
3-2.老後資金が不足するリスク
3-3.親の介護リスク
3-4.50代独身女性におすすめの保険
3-5.医療保険
3-6.がん保険
3-7.就業不能保険
3-8.個人年金保険
3-9.介護保険
3-11.ライフプランを明確にする
3-12.加入中の保険の保障内容を見直す
3-13.不足している保障を補う
3-14.保険以外の資産形成も並行して行う
3-15.複数の保険会社を比較検討する
4.よくある質問
5.まとめ
50代の独身女性は生命保険料を毎月いくら払っている?
保険を考えるとき、ほかの人がどれくらい保険料を支払っているのか気になるものです。
2024年の調査によると、単身世帯の年間払込保険料は50代前半で17万8000円、50代後半で16万円となっています。
1カ月に換算すると約1万3000円~約1万5000円になります。
女性全体で見ると、年間14万8000円、1カ月あたり約1万2000円が平均的な保険料金額です。
この保険料額は、死亡保険や医療保険、がん保険など、生命保険全般に支払っている保険料の合計です。
保険選びをするときは、合計で支払う金額が家計に影響を与えない範囲になっているか、確認しておくことが大切です。
(参考:2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター)
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50代の独身女性の生命保険の加入率
単身世帯の保険加入率について見ていきましょう。
生命保険や個人年金保険に加入している人の割合は、50代前半で47.4%、50代後半で56.6%です。
女性全体でみると、加入率は49.6%で約半数の人が何らかの生命保険に加入していることになります。
単身世帯の保険加入率は、二人以上世帯と比べると低い傾向にありますが、それでも約半数が保険に加入していることを考えると関心が高いことがうかがえます。
(参考:2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター)
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2026年1月1日―2026年1月31日)
50代独身女性が知っておきたい3つのリスク
では実際にどんなリスクに備える保険が必要になるでしょうか。
50代の独身女性が抱えるリスクを3つご紹介します。
病気やケガのリスク
年齢を重ねるにつれて、病気やケガの不安は増す一方です。
特に女性の場合、乳がんや子宮がんなどの女性特有の病気や生活習慣病、更年期の治療に対する備えが必要です。
突発的な治療費負担が発生すると、貯蓄を取り崩す必要があったり、生活資金が不足するリスクがあります。
特にがんは一度罹患すると完治が難しく、何年も抗がん剤やホルモン剤治療を続けるケースもあり、結果的に医療費負担が大きくなる可能性があります。
また、女性は平均寿命と健康寿命の差が約12年と、男性と比べて長い傾向にあります。
老後の医療費や介護費についても考えておく必要があるでしょう。
(参考:健康寿命の令和4年値について|厚生労働省健康・生活衛生局健康課)
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参考)日常生活に制限がない期間の平均
日常生活に制限がなく、健康で過ごせる年齢のことを「健康寿命」といいます。
令和4年の統計によると、女性の平均寿命は87.09歳であるのに対し、健康寿命は75.45歳と約12年間の差があることがわかります。
つまり、老後平均して12年間は継続的な医療や介護が必要になるリスクがあります。
女性は男性と比べて平均寿命が長いため、その分医療費や介護費を50代のうちから用意しておく必要が高くなります。
保険の必要性を考えるときには、老後の生活や病気、介護のリスクについて考慮しておくことが大切です。
(参考:健康寿命の令和4年値について|厚生労働省健康・生活衛生局健康課)
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老後資金が不足するリスク
理想のセカンドライフを送るためには、十分な老後資金が必要です。
しかし、50代独身女性の中には、貯蓄の不足や今後の収入減少に対する不安を抱えている人も少なくないでしょう。
独身であれば配偶者や子どもに頼ることが難しいため、老後の生活費について考えておく必要があります。
2022年度の統計によると、単身女性の平均的な年金受給月額は約12万2000円です。
平均的な生活費は月に約15万円といわれているため、毎月赤字が出ることになります。
趣味や旅行など、ある程度自由にお金を使いたい場合、さらに支出額は増えるでしょう。
50代のうちから、老後の生活への対策をしておく必要があります。
(参考:年金制度基礎調査|厚生労働省)
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参考)独身女性の年金
厚生労働省の統計によると、厚生年金・共済年金の受給がある単身女性の平均年金月額は約12万9000円です。
国民年金を受給している単身女性の場合は、平均年金月額は約4万9000円となります。
毎月の生活費を年金だけでまかなうのは難しいのが現実です。
さらに、将来の物価上昇もふまえると、ある程度の資産を老後までに準備しておく必要があるといえるでしょう。
また、せっかく貯めた老後資金を病気やケガ、介護などを理由に取り崩すのは避けたいものです。
健康上のリスクに関しては、ある程度保険で備えておくことが安心です。
厚生年金加入者の場合、将来受け取れる年金額は現役時代の収入に大きく左右されます。
実際自分がどれくらいの年金を受け取れるのかは、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を参考に確認しておきましょう。
(参考:年金制度基礎調査|厚生労働省)
親の介護リスク
年齢を重ねると、両親に介護が必要になるリスクも考えておかなければなりません。
特に一人っ子の場合や、兄弟で自分だけ独身の場合、親の介護を一人で抱えてしまうケースもあります。
介護が長引くと、精神的にも経済的にも負担が大きくなります。
介護施設を利用する場合、入居費用として月額数十万円以上かかる場合もあるため、両親といざというときの備えについて話し合っておく必要があるでしょう。
両親に十分な備えがあれば良いですが、そうでなければ両親が被保険者の民間の介護保険に加入しておくのもひとつの方法です。
ただし介護や認知症に備える保険は加入年齢に制限があるため、現在の両親の年齢で検討できるものがあるかを確認しておきましょう。
また、50代以降は自分自身が介護を受ける側になる可能性も想定しておく必要があります。
女性は一般的に男性よりも平均寿命が長いため、老後の介護リスクは高くなります。
計画的に資産形成に取り組むか、民間の保険を活用するか、今のうちから検討を進めておくと良いでしょう。
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50代独身女性におすすめの保険
50代独身女性が保険を選ぶ際には、健康や生活面でのリスクをカバーしながら、自分に本当に必要な保障を見極めることが重要です。
ここからは、50代独身女性におすすめの保険をご紹介していきます。
医療保険
病気やケガによる入院のリスクには、医療保険で備えておきましょう。
特に50代以降は、女性疾病やがん、更年期障害のリスクが高まります。
入院や手術が必要になったとき、医療費支払いに困ったり、大切な貯蓄を取り崩すことがないようある程度の保障を確保しておくと安心です。
特に女性疾病に手厚く備えておきたい場合、女性特約を付加した女性向け医療保険がおすすめです。
また、医療保険によっては、女性疾病の通院治療をサポートする特約を付加できるものもあります。
いくつかの保険会社の商品を見比べて、自分のニーズに合ったものを選ぶようにしましょう。
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がん保険
がん保険は、がんと診断されたときやがんによる薬剤治療を受けたときに保障される保険です。
医療保険では入院・手術が保障対象となりますが、通院治療やがんによる収入減少はカバーされません。
女性は50代以降に乳がんなど女性特有のがんのリスクが高まるため、特に注意が必要です。
医療保険と合わせて、がん保険でいざというときの治療に備えておくことが大切です。
また近年、健康保険適用外の自由診療を保障対象とするがん保険も増えています。
がんと診断されたときに費用を理由に治療の選択肢を狭めたくない人や、希望する環境・治療方法でがんに向き合いたい人は、手厚いがん保険で備えておく必要があるでしょう。
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就業不能保険
病気やケガで中長期間働けなくなることに備える就業不能保険も、独身の女性におすすめです。
独身で一人暮らしをしている場合、働けなくなって収入が減少してしまうと次第に生活が立ち行かなくなる可能性があります。
会社員や公務員であれば傷病手当金を受け取ることができますが、給与の満額は保障されず、社会保険料の支払いも免除されません。
減少した収入分だけでもカバーできるよう、就業不能保険で備えておくのが良いでしょう。
また、自営業やフリーランスで働く女性の場合、傷病手当金は受け取ることができません。
働けなくなると途端に収入が途絶えてしまう可能性があるため、保険の必要性はさらに高いといえるでしょう。
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個人年金保険
個人年金保険など、貯蓄性のある保険で将来のための資産形成をするのも選択肢のひとつです。
特に貯蓄が苦手な人は、毎月強制的に口座から引き落とされる形を取ることで、確実に資産を増やしていくことができます。
また、個人年金保険であれば所得控除も受けられるため、所得税軽減効果があることもメリットです。
ただし、必ずしも個人年金保険にこだわる必要はありません。
NISAやiDecoなど、税制優遇措置がある制度を活用して老後のための資産形成を行うこともできます。
もちろん資産運用には元本割れのリスクも伴うので、メリットとデメリットを整理して、自分に合った資産形成の方法を選ぶことがポイントです。
保険と資産形成のバランスは大切です。
掛け捨ての医療保険やがん保険などで必要な保障を確保しつつ、毎月の余剰資金で資産形成を計画的に行えるよう意識しましょう。
介護保険
自分自身の介護リスクに備えるには、民間の介護保険を活用することもできます。
介護保険は、保険会社が定める介護状態や、要介護認定を受けたときに給付金を受け取れる保険です。
公的介護保険だけではまかなえない費用に備えたり、介護施設の入居費用など希望する介護サービスをお金の心配なく受けられるようにするためのものです。
もちろん、介護費用をふまえて資産形成ができていれば、介護保険の必要性は低くなります。
老後に必要になる生活費だけでなく、介護費用もある程度準備できているのかを確認しておくことが大切です。
あなたに最適な保険を見つけるための5つのステップ
「保険は種類が多くて選べない」「なにを基準に保険を考えたら良いかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
ここからは、50代の独身女性が自分に合った保険を見つけるためのポイントについてご紹介していきます。
ライフプランを明確にする
50代になると、老後を見据えて準備を始める必要があります。
定年後に住む場所、どのくらい貯蓄を残しておきたいか、いざというときの医療費や介護費用にどう備えるか、具体的に考えていきましょう。
独身の場合、老後は頼れる家族が少なくなるため、自分一人であらゆるリスクに備えておく必要があります。
長生きに備えて資産形成はもちろん、医療保険やがん保険など、病気やケガのリスクをカバーできる保険を検討しておくことがおすすめです。
ある程度の資産があり、定年後に住む場所も確保できているのであれば、保険での備えは最低限で良い場合もあります。
自分の状況に合わせて、まずは必要な保障を整理していきましょう。
加入中の保険の保障内容を見直す
50代の場合、今すでに加入している保険がある人も多いでしょう。
保障内容を確認し、過不足がないか、今の医療事情や自分のライフプランに合っているかを見極めましょう。
特に10年以上前に加入した保険は、保障事自体が古くなっており、将来のリスクに備えるのに不十分な可能性があります。
老後を迎える前に保険の見直しは済ませておくと安心です。
また、定期型の保険に加入している場合、更新時に保険料が高くなり、保険継続が難しくなるケースもあります。
老後のリスクに備えておきたいのであれば、今のうちに終身型の保険に見直すのもおすすめです。

最適な保険選びは、将来の安心に繋がります。
あなたに必要な保障を『ほけん必要度診断』で診断してみましょう。
不足している保障を補う
保険を考えるときには、公的保障でカバーできない部分を補うことを意識しましょう。
日本は公的医療保険制度や公的介護保険が充実しています。
万が一病気で治療が必要になっても、いきなり何百万円の支払いが発生することはほとんどありません。
一方、公的保障をふまえても、自己負担額がゼロになるわけではないことにも注意が必要です。
自己負担分をどう捻出するか、どこまで民間の保険でカバーするかを考えましょう。
例えば医療保険を考える際は、高額療養費制度を利用した場合の自己負担額の目安を参考にすると良いでしょう。
先進医療など、公的医療保険制度でカバーされない治療を保障する特約を検討するのもおすすめです。
保険以外の資産形成も並行して行う
50代の独身女性にとって、老後の生活費の確保は重要な課題です。
まずは、貯蓄の習慣化や家計の見直しから始めてみましょう。
基本的には、固定費となる保険料は掛け捨てタイプの保険で抑えて、余剰資金で計画的な資産形成に取り組むことがおすすめです。
貯蓄が苦手でなかなかお金がたまらない人は、強制的に引き落とされる貯蓄型の保険を活用するのも良いでしょう。
いざというときのための保障と、貯蓄のどちらもバランスよく準備しておくことが大切です。
複数の保険会社を比較検討する
保険に加入する際は、1社だけで決めるのではなく複数の保険会社を比較しておくことをおすすめします。
同じような保障内容でも保険会社ごとに保険料は異なります。
比較することで、より保険料を抑えられる商品が見つかる可能性があります。
また、ネット経由の契約でも対面の契約でも、同じ商品であれば保険料に違いはありません。
ほけんのコスパではネット経由の申し込みを対象にプレゼントキャンペーンを行っているため、一度保険比較をしてみてはいかがでしょうか。
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よくある質問
ここからは、50代独身女性の保険選びに関するよくある質問に、保険のプロがわかりやすく回答していきます。
Q.50代から保険に入ると保険料が高いと聞きますが、今からでも間に合いますか?
A.50代からでも保険加入は可能です。遅すぎるということはありません。
もちろん、20代や30代と比べると、加入時の保険料は高くなる傾向にあります。
しかし、今後年齢を重ねるにつれて徐々に保険加入へのハードルは上がっていくため、今のうちに必要な保障を準備しておくことが大切です。
掛け捨ての医療保険やがん保険であれば、保障内容やプランを工夫することで比較的お手頃な保険料で加入を検討できる可能性もあります。
まずはインターネット上でできる簡易見積もりから始めてみるのがおすすめです。
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Q.独身なので死亡保険は不要と考えていますが、本当に必要ありませんか?
A.大きな死亡保障を持つ必要性は低いですが、両親や兄弟に葬儀費用程度を残したいと考えるのであれば少額の死亡保険を検討しておくのが良いでしょう。
独身で万が一のときにお金を残したい人がいない場合は、死亡保険を検討する必要はないでしょう。
一方、両親や兄弟などに葬儀費用だけでも残したい場合は、少額の死亡保険に加入しておくと安心です。
葬儀にかかる費用は規模によっても異なりますが、300万円~500万円程度を目安にすると良いでしょう。
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Q.今すでに医療保険に入っていますが、見直したほうが良いですか?
A.以前に加入した医療保険の場合、保障が古くなっていたりニーズに合っていない可能性もあるため、一度見直しすることをおすすめします。
医療保険は、最新の医療事情に合わせて毎年のように新商品が開発されています。
過去に加入した医療保険だと、短期入院への備えが不十分だったり、がんの通院治療に対応できていない可能性もあります。
50代以降の健康リスクをふまえて、医療保険の内容を見直し、場合によってはがんや三大疾病の保障についても追加を検討すると良いでしょう。
現在の健康状態によっては新たな保険に加入できないこともあります。
その場合は、持病がある方向けの医療保険を検討するか、条件によっては見直しせずに今の保険を大切に持っておく必要があるでしょう。
自分自身の状況に合わせた保険選びを心がけましょう。
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Q.保険と貯蓄・投資、どちらを優先すべきですか?
A.ライフプランや経済状況によっても異なりますが、一般的には保険と貯蓄・投資をバランスよく組み合わせることが大切になります。
すでに十分な資産を保有している場合、今ある資産を元に運用して貯蓄額を増やしていくことを優先した方が良いケースもあります
しかし、一般的な50代の独身女性の場合、突然のリスクに対する保障として、まずは最低限の保険を確保することが重要です。
医療保険やがん保険、就業不能保険など、自分に必要な保障を確保したうえで、老後資金として貯蓄や投資を並行して行うと良いでしょう。
どちらかに偏るのではなくバランスよく両立させることが、リスクを回避するうえでは有効です。
まとめ
50代以降は、自分自身の病気やケガ、働けなくなることへの備えと合わせて、老後に向けた資産形成も大切になります。
特に女性の場合、がんや女性疾病への注意が必要です。
保険はいざというときの重要な備えですが、保険料が高すぎて生活に影響が出たり、資産形成に予算を取れなくなってしまっては意味がありません。
複数の保険会社で比較しながら、必要な保障を保険料を抑えて確保できるようにしましょう。
ほけんのコスパでは、年齢と性別を入力するだけで医療保険の一括見積もりが可能です。
保険選びに悩んでいる人は、まず保険料の見積もりから始めてみましょう。
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