「健康診断で大腸ポリープが見つかったけど保険は適用?」「医療保険は受け取れる?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
大腸ポリープの切除術は公的医療保険の対象となるため、基本的には3割負担で治療を受けることができます。
また、場合によっては民間の医療保険で給付金を受け取れることもあります。
今回は、大腸ポリープ切除で保障される公的・民間保険についてプロがわかりやすく解説します。
この記事を読んでわかること
大腸ポリープ切除は公的医療保険の適用になり、民間の医療保険で給付金が受け取れる可能性もある
加入中の医療保険で日帰り入院や日帰り手術が保障されるか確認しましょう
大腸ポリープは放置しておくとがん化のリスクもある。定期的な検査が大切
目次
2-1.手術方法と費用の目安
5.大腸ポリープ切除で保険金(給付金)請求をするときの注意点
5-1.診断書にかかる費用と期間
5-2.診断名を確認しておく
6-1.大腸ポリープの種類
6-2.大腸ポリープの症状
6-3.Q.大腸ポリープはがんになる?
9.まとめ
大腸ポリープ切除、保険はどこまで頼れる?
健康診断や人間ドックで大腸ポリープが見つかり切除が必要になった場合、公的医療保険制度が適用されます。
年齢や収入によっても自己負担割合は異なりますが、現役世代であれば通常3割負担で治療を受けることが可能です。
大腸ポリープの切除術は日帰りで行われることが一般的であるため、入院費用で何十万円もかかることは考えにくいでしょう。
加えて、日帰り入院・手術を保障対象としている民間の医療保険に加入していれば、給付金を受け取れる可能性があります。
場合によっては、ポリープ切除にかかった医療費を医療保険の給付金ですべてまかなうこともできるでしょう。
一度大腸ポリープの切除を行うと、一定期間は医療保険の加入に制限がかかるケースもあるため、早めに備えておくことがおすすめです。
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大腸ポリープ切除の費用:公的医療保険適用でいくら?
公的医療保険が適用されるとはいえ、予期せぬ医療費の支払いに不安を感じる人もいるでしょう。
まずは大腸ポリープ切除にかかる費用の目安を見ていきましょう。
手術方法と費用の目安
大腸ポリープの切除は基本的に内視鏡で行われます。
内視鏡手術の診療報酬点数と、自己負担の目安は次の通りです。
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 ※2025年7月時点
直径2センチメートル未満
診療報酬点数 :5000点
医療費 :5万円
自己負担額(3割):1万5000円
直径2センチメートル以上
診療報酬点数 :7000点
医療費 :7万円
自己負担額(3割):2万1000円
このほか、診察料や内視鏡検査、病理組織検査などを含めると自己負担総額は3万円前後になる可能性があります。
大腸ポリープ切除術は、ポリープの大きさや数などによって費用が変わる可能性があります。
具体的な費用に関しては、医師や医療機関に確認すると安心です。また、日帰り手術の場合でも基本的には検査費用などがかかるため、少し余裕を持って費用の計算をしておくことがおすすめです。
高額療養費制度の活用で自己負担を軽減
ポリープのサイズが大きかったり、数が多い場合、入院期間が予定より長くなる可能性もあります。
医療費が高額になった場合は、高額療養費制度を活用することでさらに自己負担を軽減することが可能です。
高額療養費制度とは、1カ月の医療費負担額が上限を超えたとき、その差額があとから払い戻される制度です。
上限額は年齢や収入によっても異なりますが、現役世代で年収約370万円~約770万円の人であれば9万円前後となります。
大腸ポリープ切除であれば日帰りや1泊2日の入院が基本ですが、万が一入院が長引いたときのために、高額療養費制度の上限額について事前に確認すると安心です。
(参考:高額療養費制度を利用される皆さまへ|厚生労働省)
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民間医療保険・共済ではいくら受け取れる?
大腸ポリープ切除は、民間の医療保険や共済で保障対象になる可能性があります。
ただし加入しているプランによって受け取れる給付金は異なるため、事前に保障内容について確認しておくことが大切です。
ここからは、大腸ポリープ切除で受け取れる給付金の種類や注意点について解説していきます。
医療保険・共済の基本的な給付金の種類
医療保険や共済で受け取れる可能性がある給付金の種類は、次のとおりです。
大腸ポリープ切除術を受ける場合、入院日額給付金や手術給付金を受け取れる可能性があります。
ただし、日帰りで行う場合それぞれ保障の対象となるかは事前に確認しておく必要があるでしょう。
特に加入時期が古い医療保険の場合、日帰り入院や手術が保障対象外となることが多いため注意が必要です。
また、特約を付加している場合、入院一時金や通院給付金を受け取れるケースもあります。
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参考:医療保険で受け取れる金額の例
大腸ポリープの切除術で、医療保険から受け取れる給付金の例を見てみましょう。
入院日額給付金5000円/入院中手術給付金倍率5倍の場合
【日帰り入院】
入院日額給付金 5000円
手術給付金 5万円
合計 5万5000円
【1泊2日の入院】
入院日額給付金 1万円
手術給付金 5万円
合計 6万円
上記のように、入院日数によって受取額には多少の違いが出ます。
また入院ではなく外来で手術を行った場合は、手術給付金のみの受取となります。
中には、外来手術の給付金倍率が入院時の手術よりも低く抑えられているものもあるため、実際に受け取れる額については保険証券などで確認しましょう。
当サイト経由での契約件数および各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出(2025年12月1日―2025年12月31日)
Q.大腸ポリープは県民共済で保障される?
A.県民共済や都民共済などの共済商品でも、大腸ポリープ切除が保障対象になる場合があります。
大腸ポリープの切除のために入院や手術をした場合、共済でも保障される可能性があります。
ただし、民間の医療保険とは保障金額や範囲が異なるため、事前の確認は必要です。
特に共済の場合、約款に記載された保障対象の手術に該当しているかどうかで支払い有無が決まることが多いため、大腸ポリープ切除が対象となっているかを確認しましょう。
また、日帰り手術か入院による手術かでも受け取れる給付金が変わる場合もあります。
大腸ポリープでがん保険の給付金はもらえる?
大腸ポリープのほとんどは良性腫瘍のため、基本的にはがん保険の保障対象にはなりません。
しかし、大腸ポリープの中には大きくなると悪性化するものもあり、発見時点でがんになっていることもあります。
がんと診断された場合は、がん保険で給付金を受け取れる可能性があります。
ただし、比較的早期発見の「上皮内がん」の場合、がん保険の保障対象となるかは保険会社によって異なります。
「発見時点の診断名」と「保険会社の保障範囲」を確認しましょう。
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大腸ポリープ切除で保険金(給付金)請求をするときの流れ
大腸ポリープ切除をした場合、加入している医療保険で給付金を受け取れる可能性があります。
実際に給付金を請求する際の流れと、注意点について解説します。
保険会社へ保険金(給付金請求)の連絡をする
大腸ポリープの切除をしたら、まず加入中の保険会社へ給付金請求したい旨を連絡しましょう。
契約者専用ダイヤルへ電話するか、最近ではWEB上で請求手続きができる保険会社も増えているため、忙しい人はWEB請求を活用するのも良いでしょう。
給付金請求の際は、加入している保険の証券番号や、入院日数、診断名や手術の術式を問われます。あらかじめ手元に保険証券や入院時の書類などを用意するとスムーズです。
必要書類を準備する
給付金請求には、保険会社指定の必要書類を揃える必要があります。
保険会社から送られてくる案内を確認した上で、診断書や領収書など必要書類を準備しましょう。
WEB上で給付金請求ができる場合は、診断書などの写真を添付して送信します。
給付金請求で必要になる書類の例
- 保険会社所定の給付金請求書
- 医療機関発行の領収書
- 診断書
- 身分証明書(改姓手続きなどが済んでいない場合)
給付金請求書類は自身で必要箇所に記入をし、保険会社に提出します。
診断書は保険会社指定のフォーマットが用意されていることが一般的で、医師や医療機関に診断書を渡して記入して貰う必要があります。
必要書類を保険会社に提出し、審査を待つ
保険会社は受け取った必要書類をもとに、給付金支払いの対象となるかを審査します。
審査には平均1週間前後かかりますが、保険に加入して間もなく給付金を請求した場合など調査が必要なケースでは、さらに時間がかかる可能性があります。
必要書類提出後、一定期間経っても保険会社から連絡がない場合、こちらから進捗を確認してみると良いでしょう。
着金を確認する
審査で問題がなければ、指定口座に給付金が振り込まれます。
併せて保険会社から支払明細書が送られてくることが一般的であるため、念のため着金額に問題がないか確認しましょう。
大腸ポリープ切除で保険金(給付金)請求をするときの注意点
大腸ポリープ切除で医療保険の請求をする際は、次の2点に注意しましょう。
診断書にかかる費用と期間
大腸ポリープ切除後に保険金の請求を行う場合、診断書の提出が必要になるケースが一般的です。
診断書の取得には費用がかかり、自己負担となります。
医療機関によって費用は異なりますが、一般的に数千円~1万円程度が目安です。
また、診断書はすぐに作成できるわけではありません。
医療機関に保険会社指定の診断書を提出してから、1~2週間程度は見ておく必要があるでしょう。
診断名を確認しておく
診断書を発行してもらったら、念のため診断名を確認しましょう。
万が一、「上皮内がん」「悪性」と記載があった場合、がん保険の請求もできる可能性があります。
また、受けた手術の正確な術式を把握しておくことも大切です。
一般的に、大腸ポリープ切除では「内視鏡手術」が行われます。内視鏡手術が保険会社の保障範囲になっているか事前に保険会社に確認すると良いでしょう。
大腸ポリープとは?がんになる可能性は高い?
大腸ポリープとは、大腸の粘膜にできる腫瘤のことです。
大腸ポリープと聞くと、がんになるのでは?と不安になる人もいるでしょう。
ここからは、大腸ポリープの種類やがんになる確率について、詳しく見ていきます。
大腸ポリープの種類
大腸ポリープには、大きく分けて「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」があります。
「腫瘍性ポリープ」は放置しておくとがん化する恐れがあるため、見つかった時点で切除することが一般的です。
「非腫瘍性ポリープ」は炎症性ポリープ、過形成ポリープ、過誤腫性ポリープなどに分類されますが、基本的にがん化しないことがほとんどで、場合によっては経過観察となることもあります。
大腸ポリープの症状
一般的に大腸ポリープには自覚症状がありません。
そのため、健康診断等で内視鏡検査を受けたときや、便潜血検査で陽性となり発覚するケースが多いです。
症状を伴わないからこそ、定期的な検査で早期発見することが大切です。
また、稀に肛門近くにポリープができることで、血便が出ることもあります。
ポリープが大きくなると、便の通り道が細くなることで腹痛や排便異常、腹部膨張感などの症状が現れることもあるようです。
定期的な検査はもちろん、日々の生活で違和感があったときはすぐに病院を受診するよう心がけましょう。
Q.大腸ポリープはがんになる?
A.すべての大腸ポリープががんになるわけではありませんが、「腫瘍性ポリープ」の場合、放置しておくとがん化する恐れがあります。
大腸がんの多くは、ポリープから進行したものといわれています。見つかった時点で早めの治療を受けることが大切です。
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大腸ポリープになったら保険加入できなくなる?
大腸ポリープがあると指摘を受けたり、大腸ポリープ切除をした場合、保険加入に制限がかかるか気になっている人もいるでしょう。
ここからは、大腸ポリープになった後の保険選びについて解説していきます。
医療保険の場合
ポリープの切除術を受けた時期によっては、特定部位不担保の条件が付いたり、がん特約を付加できない可能性があります。
不担保条件が付く基準は保険会社によって異なりますが、一般的に3カ月~2年以上経過していれば無条件で契約できる可能性があります。
保険会社によって基準にばらつきがあるため、一度申込をしてみて結果に納得できなければ、他社で検討をするのも方法のひとつです。
もしくは、引受基準緩和型医療保険であれば、不担保の条件は付かずがん特約の付加も検討可能です。
保険料は通常の医療保険と比べて多少割高になりますが、すぐに保険に加入したい人や、持病の悪化にも備えたい人にはおすすめです。
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がん保険の場合
保険会社によっても基準は異なりますが、がん保険の場合ポリープ切除が終わり完治していれば加入を検討できる可能性があります。
ただし、手術時の入院が長かったり、多発性のポリープの場合は厳しい判断になります。
また、保険会社によっては完治後一定期間経過していないと加入を断るケースもあるため、手術後間もない場合は注意が必要です。
いずれにせよ保険会社によって審査基準は異なるため、一度加入を断られてしまっても、あきらめず他社で検討してみることをおすすめします。
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死亡保険の場合
死亡保険の場合、直近で手術を受けていたり、ポリープを指摘されていても切除していない状態では、保険金が削減されたり加入を断られる可能性があります。
がん保険同様、保険会社によっては完治していれば加入できる場合もあり、判断はケースバイケースです。
万が一加入を断られてしまったり、診査結果の条件に納得できない場合は、他社で再検討するのがおすすめです。
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大腸ポリープ切除の保険金(給付金)請求でよくある質問
ここからは、大腸ポリープ切除の保険金(給付金)請求についてよくある質問に、保険のプロがわかりやすく回答します。
Q.大腸ポリープ切除は「手術」に該当しますか?
A.保険会社によっても異なりますが、内視鏡手術も「手術」として保障対象になる医療保険が多いです。
比較的新しい医療保険では、内視鏡手術によるポリープ切除も手術として給付金支払の対象としていることが一般的です。
ただし、昔の医療保険では対象手術が88種と定められていることもあるため、加入している保険の保障内容について事前に確認しておくようにしましょう。
Q.大腸ポリープの日帰り手術でも保険金はもらえますか?
A.日帰り入院や日帰り手術を保障対象としている医療保険の場合、保険金(給付金)を受け取れる可能性があります。
最近の医療保険では、日帰り入院や日帰り手術も保障対象としていることが一般的です。
大腸ポリープ切除の場合、診療報酬点数で入院の点数や手術の点数が付いていれば、日帰りでも給付金を受け取れる可能性があります。
まずは、加入中の医療保険の保障範囲について確認してみましょう。
Q.大腸内視鏡検査のみの場合でも保険金は出ますか?
A.検査のみの場合は保険金(給付金)は支払われないケースがほとんどです。
医療保険はあくまでも「入院」「手術」を保障する保険です。
そのため、検査段階では給付金は受け取ることができません。
ただし、内視鏡検査中にそのままポリープ切除を行った場合、手術給付金の支払対象になる可能性があります。
少しでも疑問に思ったら、一度保険会社に問い合わせてみるのが良いでしょう。
Q.大腸ポリープを切除した場合、通院給付金はもらえますか?
A.通院特約を付加している場合、入院前後の通院が通院保障の対象となる可能性があります。
通院特約では、入院前後、または入院後の一定期間の通院が保障対象となります。
大腸ポリープで入院し、その前後にポリープにかかわる通院をした場合、給付金が支払われるケースがあります。
対象となる通院の条件は保険会社によっても異なるため、事前に通院特約の保障内容について確認しておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、大腸ポリープ切除にかかる費用や、受け取れる保険について解説してきました。
大腸ポリープの切除は公的医療保険が対象になるだけでなく、民間の医療保険の保障対象となる可能性があります。
いざというときの治療費をまかないたい人は、医療保険で事前に備えておくと良いでしょう。
ほけんのコスパでは、日帰り入院や日帰り手術が保障対象となる医療保険を多く掲載しています。
まずは、自分の年齢と性別で保険料がいくらになるかを調べてみましょう。
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