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57歳女性

Q1
入院時の費用は?

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健康状態が理由で通常の医療保険に加入できない場合、持病があっても入りやすいタイプの医療保険を検討しましょう。加入に際して知っておくべきポイントや、保険の選び方についてご紹介します。
5.まとめ
50代は加齢にともない疾病リスクが高くなる年代です。
今後の医療費負担に備えて、民間の医療保険に加入しておきたいと考える人も多いでしょう。
持病があって通常の医療保険に加入できない場合、「割高な保険料を払ってでも緩和型医療保険に加入したほうがいい?」と悩むかもしれません。
まずは、50代にとっての緩和型医療保険の必要性について考えましょう。
関連記事:持病があっても入れる!?諦める前に検討したい引受基準緩和型医療保険
厚生労働省の患者調査によると、50代以降は高血圧や糖尿病といった生活習慣病の受療率が上昇する傾向にあります。
がん・心疾患・脳血管疾患といった三大疾病にかかるリスクも高くなる年代です。
生活習慣病や三大疾病は、一度発症すると長期の入院や継続的な通院が必要になるケースが少なくありません。
医療費の負担が増加する可能性があるため、最低限の医療保障は確保しておく必要性が高いでしょう。
特に、すでに持病の治療等で健康不安を抱えている場合は、持病の悪化にも備えられる緩和型医療保険が適しています。
| メリット | 告知項目が少なく持病があっても加入しやすい 持病の悪化も保障されることが一般的 | |
|---|---|---|
| デメリット | 通常の保険と比べて保険料が割高 保障削減期間が設けられている場合がある | |
引受基準緩和型保険は、持病がある人でも加入しやすいよう、健康状態に関する質問事項が限定されている保険です。
過去1~2年以内に入院・手術歴がないことや、過去5年以内にがんや肝硬変、統合失調症などの大きな病気に罹患していないことを条件に、申し込みできるものが一般的です。
持病があっても加入しやすく、持病の悪化も保障対象になるのがメリットですが、注意点もあります。
加入のハードルが低い分、保険料は一般の医療保険と比べて割高に設定されています。
また、先進医療など一部の保障は加入から1年間の削減期間が設けられている場合があります。
保険選びの際は、保障と保険料のバランスが取れているか、すべての保障が加入から満額保障になっているかを確認すると良いでしょう。
持病がある50代が医療保険を選ぶ際は、まず現在の健康状態を正確に把握することが大切です。
緩和型医療保険の告知に該当しないかどうかを確認してから、保険選びをしましょう。
申し込みを行う前に、過去5年間の健康状態について整理してみましょう。
一般の医療保険でも、緩和型医療保険でも、過去5年間の健康状態を問われることが多くなっています。
入院歴がある場合は、退院から何年経過しているかを正確に把握しておくことが大切です。
健康診断でがん疑い等の指摘を受けていないかも、併せて確認しておくとよいでしょう。
引受基準緩和型保険は、通常の医療保険と異なり、健康状態の確認項目が2~3項目程度に限定されています。
告知項目に1つも該当しなければ、申し込みが可能です。
保険会社によって告知項目は異なりますが、一般的な内容は次のとおりです。
中には、過去5年以内の健康状態を問わない緩和型医療保険もあります。
自身の健康状態に合わせて、申し込み可能な商品を探してみましょう。
がんや三大疾病保険特約を付ける場合、基本の告知項目に追加の質問が設定されるケースがあります。
代表的な告知項目の例は次のとおりです。
追加で求められる告知の例
主に、過去2~5年以内の三大疾病による治療歴等が問われる内容です。
50代は、子どもの教育費負担が徐々に軽減する一方で、老後資金の準備を本格化させておきたい年代です。
一般的な保険よりも保険料が割高に設定されている緩和型医療保険は、長期的に支払い続けられる保険料の範囲に収めておくことが大切です。
現在の収入と支出のバランスを見直し、保険料が家計を圧迫しないか確認しておきましょう。
また、収入が減少する60代以降も問題なく保険料を支払い続けられるかも、重要なポイントです。
50代は何かと健康不安が増える年代です。
持病の治療を継続していたり、健康診断で指摘があったりすると、自分は通常の医療保険には加入できないのではないかと心配する人も多いでしょう。
ここからは、50代に多い代表的な疾病別で、通常の医療保険に加入できる可能性があるか、緩和型を検討したほうが良いかを解説します。
関連記事:緩和型と一般型の違いを徹底比較|持病があるならどっち?プロが教える保険の選び方
高血圧で服薬治療中の場合でも、血圧の数値が安定していれば通常の医療保険に加入できる可能性があります。
保険会社の契約の引き受け判断では、直近の血圧の測定値や合併症の有無が重視されます。
投薬により血圧がコントロールされており、腎疾患や心疾患などの合併症がなければ、特別条件なしで加入できるケースも存在します。
健康診断で血圧が高いと指摘されていたり、投薬治療をしている段階では、まず通常の医療保険に申し込むことがおすすめです。
最新の血圧値によっては通常の医療保険に加入できないケースもあるので、審査に落ちた場合は緩和型医療保険を検討しましょう。
関連記事:高血圧でも入れる保険とは?医療保険や死亡保険など、保険種類別に加入目安を解説
厚生労働省の「患者調査」によると、年齢とともに高血圧性疾患の受療率が上がることがわかります。
| 総数 | 入院 | 外来 | |
|---|---|---|---|
| 15~34歳 | 1万6000人 | 0人 | 1万6000人 |
| 35~64歳 | 126万7000人 | 1000人 | 126万6000人 |
| 65歳以上 | 481万3000人 | 4万1000人 | 477万3000人 |
50代以降になると、健康診断で血圧の指摘を受ける人も増えてきます。
高血圧は放置すると、重大な病気につながる恐れがあるため、早い段階で血圧をコントロールする治療が必要です。
とはいえ、高血圧の治療は外来で行われることが多く、合併症がなければ通常の医療保険に加入できるケースも少なくありません。
ただし、高血圧が悪化し合併症を発症すると、入院日数は長くなる傾向にあります。
同じ「患者調査」では、高血圧性疾患の平均在院日数は41.6日と、1カ月を超える長さになっていることがわかります。
もしもに備え、最低限の医療保障を確保しておくことが大切です。
糖尿病の治療中の場合、HbA1cの数値や合併症の有無が判断の分かれ目になります。
HbA1cの数値が基準値以内で安定しており、網膜症や腎症などの合併症がない場合、条件付きで通常の医療保険に加入できるケースも少なくありません。
ただし、インスリン治療を行っている場合や合併症が進行している場合は、通常の医療保険への加入が難しくなります。
糖尿病の症状が重い場合は、緩和型医療保険を優先して検討しましょう。
関連記事:糖尿病でも保険に入れる?入りやすい保険や選び方のコツをプロが徹底解説
50代以降、徐々にがんの罹患リスクは高まる傾向にあります。
過去にがんを経験した場合、通常の医療保険への加入は非常に難しくなります。
5年以上前にがんの治療が終了していれば、緩和型医療保険の選択肢は広がります。
また商品によっては5年以内のがん罹患歴を問わないものもあるため、退院から1年経過していれば最短で検討できる緩和型の商品が見つかる可能性があります。
関連記事:【2025年最新版】がんになっても入れる保険おすすめランキング!既往歴・持病があっても加入できる保険の選び方
うつ病や双極性障害などの精神疾患で治療中の場合、通常の医療保険への加入は非常に難しくなります。
精神疾患は長期入院のリスクがあるため、保険会社からは厳しく判断される傾向にあります。
精神疾患による入院歴がこれまでになければ、緩和型医療保険に加入できる可能性があるので、優先的に検討しましょう。
ただし、統合失調症の治療歴が5年以内にある場合、緩和型医療保険でも告知項目に該当するケースがあります。
関連記事:うつ病でも保険に加入できる?加入しやすい保険や受け取れる給付金についてプロが解説
関連記事:心療内科の通院歴は生命保険加入時にバレる?加入しやすい保険や選び方をプロが解説
50代で緩和型医療保険を選ぶ際は、入院給付金日額の設定や保障期間の選択が大切になります。
老後も安心して保障を継続できるよう、納得して保険選びをするポイントをご紹介します。
入院給付日額は、入院1日ごとに受け取れる給付金です。
入院時の自己負担額や差額ベッド代、食事代を補填する目的で金額を設定しましょう。
公的医療保険を利用しても、差額ベッド代や日用品費は全額自己負担となります。
一般的に、5000~1万円が入院日額の目安とされています。
例えば日額5000円であれば、2週間の入院で【5000円×14日間=7万円】を受け取ることができる計算です。
ただし、近年では入院の短期化が進んでいます。
入院日額だけでは思ったよりも給付金を受け取れない事態になりかねないため、入院日数に関係なく受け取れる「入院一時金保障」も合わせて検討するのがおすすめです。
関連記事:入院日額はいくらにすれば安心?入院一時金はつけておくべき?
厚生労働省の患者調査によると、50代の平均在院日数は22~23日程度となっています。
若い世代に比べると、徐々に入院日数が長期化する傾向が見えてきます。
とはいえ、この日数は精神疾患や脳血管疾患など、入院が極端に長くなるリスクがある病気も含んだものです。
近年では、がんの入院でも2週間以内に退院するケースも増えており、疾病によっては1週間未満での退院も珍しくありません。
短期入院にも備えられるよう、一時金を付加した医療保険を検討するのがおすすめです。
関連記事:1週間の入院費用はいくら?自己負担額の平均・相場と高額療養費制度をプロが解説
日本の公的医療保険制度には、1カ月の医療費負担に上限を設ける「高額療養費」の仕組みが備わっています。
医療費の上限は年齢と年収によって異なり、一般的な年収(約370~約770万円)であれば1カ月約9万円以内で収まります。
つまり、医療保険でトータル9万円ほどの給付金を受け取ることができれば、1カ月の入院費用はまかなえることになります。
ただし、差額ベッド代や食事代は制度の対象外となるため、別途負担が必要です。
個室療養を希望する場合や、入院時の費用を手出ししたくない場合は、日額保障を手厚く持っておくのが良いでしょう。
関連記事:高額療養費制度が使えないケースとは?社労士が高額療養費制度の疑問をわかりやすく解説
緩和型医療保険には、1回の入院で保障される日数の限度があります。
30日型・60日型・120日型のように選べることが一般的で、60日型が主流です。
50代の平均在院日数が22~23日であることを考慮すると、60日型で大半の入院はカバーできるでしょう。
ただし、精神疾患や脳血管疾患など、長期入院のリスクが高い疾病に重点的に備えたい場合は、120日型などの長期の保障を選択するのも方法のひとつです。
関連記事:医療保険は60日型と120日型どっちがいい?迷ったときの判断基準と「特約」の賢い選び方
緩和型医療保険は通常の医療保険に比べて保険料が高く設定されているため、50代からの保険選びでは保険料を抑えやすい「掛け捨て型」が基本的におすすめです。
近年では、「リターン型医療保険」や「お祝い金がもらえる医療保険」も販売されています。
緩和型医療保険でも一部で貯蓄型の商品もありますが、基本的に保険料は割高になります。
保険は万一の事態に備える機能に特化させ、貯蓄は預貯金や投資などの別の手段で行うなど、役割を分ける考え方が基本です。
老後の家計負担を抑えるためにも、医療保険は掛け捨て型でできるだけ保険料を抑えるのが良いでしょう。
50代から緩和型医療保険に加入する場合、一生涯保障が続く終身型を選ぶのがおすすめです。
一定期間を保障する定期型は、更新のたびに保険料が年齢に応じて上がっていく仕組みです。
50代以降は更新時の保険料の上昇幅が大きく、老後の家計を圧迫するリスクがあります。
終身型であれば加入時の保険料が一生涯変わらないため、老後の資金計画を立てやすくなります。
終身型の緩和型医療保険に加入する場合、保険料の払い込み方法は「終身払」を選択すると、毎月の負担を軽減できます。
終身払は一生涯保険料を支払い続ける方法で、一定年齢で支払いを終える短期払と比較して、1回あたりの保険料が安くなります。
将来的に医療事情の変化にともない新しい保険へ見直す際も、終身払であれば解約時の損失を小さく抑えられます。
健康で長生きするとトータルの保険料負担が大きくなるリスクはありますが、50代で新規加入して「10年」「15年」などの短い期間で保険料を払い終える設定は、毎月の負担が極端に大きくなる可能性があるため注意が必要です。
50代以降は、三大疾病や生活習慣病のリスクが高くなります。
健康状態を理由に通常の医療保険に加入できなかった場合は、緩和型医療保険で最低限の保障を確保しておきましょう。
持病の悪化に備えるためにも、早めの検討がおすすめです。
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執筆・監修者 保険ライター/2級FP技能士
橋本 優理
大学卒業後、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社。約300組のライフプランニングを行い、保険販売業務に従事。その後、異業種にて法人営業を経験し、株式会社エイチームフィナジーで保険EC事業の立ち上げに参画。インターネット上で保険の無料相談ができるサービスの責任者として、自身も多くの世帯のライフプランニングを行う。2023年に株式会社モニクルフィナンシャル入社。経済メディア「LIMO」で300記事以上を執筆。現在は、より多くの人に、より気軽に、自分に合った保険の選び方を知ってほしいとの思いでコンテンツ制作や執筆作業に従事。 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、生命保険募集人資格、損害保険募集人資格保有。
※記載している保険料および保障内容などは2026年2月2日現在のものです。 ※表示された保険料は保険プランの一例です。年齢・性別・選択する条件等によって保険料は変わります。商品を選択される際には、保険料だけでなく、保障の内容等他の要素も含め総合的に比較・検討をしていただくようお願いいたします。 ※当サイトにおける表示順は各保険商品の優劣を意味するものではありません。特定の試算条件において保険料が安い順もしくは高い順、「人気ランキング」については2026年6月1日―2026年6月30日『ほけんのコスパ』サイト経由での契約件数およびサイトから各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出したものです。 ※各口コミの評価点数や内容はあくまでユーザー個人の主観的な感想で、保険商品の保障内容や保険料を保証するものではありません。 ※口コミの投稿内容は、ユーザーの回答意図に反しない範囲で表現を整えています。 ※「良い点」「悪い点」には、ユーザーが保険商品を申し込んだ経路によって、対象商品を取り扱っている保険代理店の評価が含まれている場合があります。 ※アンケートは対象商品に加入中の方を対象にしており、「ほけんのコスパ」経由で加入した方に限りません。 ※改定前の商品も対象にアンケート対象にしています。 調査名:医療保険関するアンケート 調査企画:株式会社モニクルフィナンシャル 調査委託先:ネットエイジア株式会社 調査方法:インターネットリサーチ 調査対象保険会社:SBI生命保険株式会社/オリックス生命保険株式会社/チューリッヒ生命保険株式会社/東京海上日動あんしん生命保険株式会社/なないろ生命保険株式会社/第一ネオ生命保険株式会社/はなさく生命保険株式会社/メディケア生命保険株式会社 調査対象者:対象の保険に加入中で給付金請求の経験がある20歳から80歳の男女 調査除外対象:誹謗中傷を含む投稿。著しく客観性を欠くと判断される投稿。 有効回答数:252件
