61歳女性
医療保険商品一覧・保険料見積比較
月払保険料
4,386円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
第一ネオ生命のネオdeいりょうは、一生涯保障の医療保険です。
被保険者が20歳以上で入院歴・喫煙状況・BMIについて所定の条件を満たせば標準保険料率に比べて保険料が安くなる点は、健康な人には嬉しいポイントです。また、短期入院に手厚く備えられるオプションはもちろん、三大疾病や八大疾病による入院の支払日数限度を無制限に保障するオプションも選択可能で、幅広いニーズに応えることができます。主契約の入院保障以外は、オプションになるため、自分のニーズに合わせて特約・特則を自由に組み合わせることができます。
ネオdeいりょうでは、標準保険料率とは別に「健康保険料率」が設けられており、以下の条件に該当する人は保険料が安くなる仕組みとなっています。①過去5年以内に所定の入院歴がないこと②以下のいずれかを満たすこと ・過去1年以内にたばこを吸っていない ※たばこには、紙巻タバコ、葉巻、パイプのほか、噛みタバコ、嗅ぎタバコ、電子タバコなどを含みます。 ・体格(BMI)が18以上27未満
BMIは「体重kg÷(身長m)2」で算出できます①と②の条件をどちらも満たした場合、健康保険料率で申込が可能となり、標準保険料率よりも安い保険料となります。健康に自信がある人には嬉しいポイントです。
通常医療保険では、退院後に再度入院するなど複数回入院した場合、一定の期間が空かないと一連の入院とみなされ、2回目以降の入院が支払い対象外になるケースもあります。
ネオdeいりょうでは、直前の入院給付金が支払われる入院の退院日の翌日からその日を含めて30日経過していれば新たな入院としてカウントされます。特に入退院を繰り返すリスクが高い病気など、短期間の複数回入院に備えておきたい人にはおすすめの医療保険です。
「手術保障特則」「入院一時給付特約」「先進医療・患者申出療養特約」「三大疾病一時給付特約(2023)」「女性疾病保障特約」など、多様なオプションがあります。骨折や熱傷*などのケガを保障する「特定損傷特約」もあります。
また、がんに対する特約も充実していて「がん診断特約(2023)」「抗がん剤治療特約」「自費診療保障上乗せ型がん治療特約」などがあります。「がん診断特約(2023)」での2回目以降の給付条件は、がんによる入院もしくは通院となっており、最近のスタンダートですが、ホルモン剤治療のための通院でも一時金が1年に1回を限度に給付される点もおすすめです。
*「深達性Ⅱ度熱傷 (真皮層の深部まで障害された状態)」、「Ⅲ度熱傷(皮膚 全層および皮下組織まで障害された状態)に限ります)
月払保険料
2,420円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
メディケア生命の新メディフィットAは、主契約の保障が一生涯続く終身タイプの医療保険です。主契約や特約のカスタマイズが自由で、自分自身で希望のプランを設計できることが大きな特徴です。
また、主契約で「初期入院10日給付特則」を選べば、短期入院にも手厚く備えられます。平均入院日数が短くなっている今の医療事情に合わせたプランを設計することができます。
新メディフィットAは、保障内容を自分好みに自由にカスタマイズできることが特徴です。
主契約はWEB契約の場合3,000円~10,000円までの間で選ぶことができ、「初期入院10日給付特則」を付加することで10日未満の入院の場合でも10日分の給付金を受け取ることができます。
また、主契約の手術保障もⅠ型とⅡ型で選ぶことができ、入院給付金が5,000円の場合Ⅰ型では5万円、Ⅱ型では手術の種類によって5・10・25万円を受け取ることができます。外来手術の場合に受け取れる金額は一律2.5万円となりますが、「外来手術増額特則」を付加することで保障を手厚くすることも可能です。
特約の種類も豊富で、がんや生活習慣病、通院、女性疾病に対する特約などを選択できます。
自分好みの保険を設計したい人にはおすすめの商品です。
新メディフィットAには、退院後の通院を保障する「通院治療特約(23)」や、入院や退院後の在宅療養を所定の期間継続されたときに給付金を受け取ることができる「継続入院・在宅療養収入サポート特約」を付加することができます。
近年では、入院だけでなく通院や在宅で治療を進めていくケースも増えています。
退院後の通院や在宅療養に対する保障も用意しておきたい人には、おすすめの特約です。
月払保険料
2,679円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
SBI生命の終身医療保険Neoは、一生涯保障が続く終身タイプの医療保険です。喫煙歴や健康状態に応じて保険料率が変わる仕組みのため、タバコを吸わない健康な人は保険料が割安になります。また、医療保険では珍しい「特別保険料制度」を設けているのも特徴です。既往歴や持病によって今まで保険に加入できなかった人でも、割増保険料で加入できる場合があります。
SBI生命の終身医療保険Neoのリスク細分型料率では、以下の2つの条件を満たした人が優良体料率として割安な保険料で申込むことができます。
①過去1年以内にタバコを吸っていない②BMIが18.0以上27.0未満
BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 」で算出できます
この2つの条件を満たさない人でも、標準体料率として申込をすることができます。
また、反対に血圧が高い、糖尿病など、健康状態が良くない人の場合、標準体料率よりも割増しされた特別保険料率により、これまで保険の契約ができなかった人も加入できる可能性があります。
特約は、ニーズが高い保障が厳選されています。近年では入院日数の短期化に伴い、入院した日数に関係なく一時金を受け取ることができる「終身入院一時給付金特約」を付加する人が増えています。日帰り入院からまとまった給付金を受け取ることができるため、短期入院でもしっかり給付金を受け取りたい人にはおすすめです。
また、「終身3大疾病一時給付金特約」を付加することで、がん(上皮内新生物を含む)・心疾患・脳血管疾患の3大疾病へ備えることもできます。がんは診断確定時、心疾患と脳血管疾患は1日以上の入院または手術で、まとまった一時金を受け取ることができます。
さらに、「終身通院特約」「終身在宅医療特約」といった退院後の治療に備えられる特約も充実しています。
月払保険料
3,104円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
チューリッヒ生命の終身医療保険プレミアムZは、入院・手術等を一生涯保障する医療保険です。
1回の入院で保障される支払限度の選択肢が幅広く、30日・60日・120日・365日型から選択することができます。短期入院に備えておきたい人はもちろん、長期入院が心配な人にもおすすめの医療保険です。
医療保険は掛け捨ての商品がほとんどですが、それを「もったいない」と感じる人もいるのではないでしょうか。
終身医療保険プレミアムZであれば、「健康還付給付金特約」を付加することで3年間または5年間、継続10日以上の入院をしなかったときに健康還付給付金を何度でも受け取ることができます。
健康還付給付金の額は入院給付日額の10倍のため、日額5,000円の契約の場合は3年もしくは5年ごとに5万円を受け取ることができます。
※3年型の場合
近年は平均入院日数が減少しているとはいえ、長期入院が完全になくなったわけではありません。特に、生活習慣病やストレス性疾病は入院が長期化するリスクが高い病気です。
終身医療保険プレミアムZには、入院が長期化しがちな病気に備える「8大疾病延長入院特約・ストレス性疾病延長入院特約(Z03)」を付加することができます。
この特約を付加することで、所定の8大疾病での入院は支払日数無制限で保障、所定のストレス性疾病での入院も最大365日まで保障されます。
月払保険料
3,178円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
なないろ生命のなないろメディカル礎は、病気やケガに備える一生涯の医療保険です。
入院や手術だけでなく、がんや3大疾病に備える特約も豊富で、ニーズに合わせて自由にプランを組むことができます。死亡時に死亡保険金を受け取れる「終身死亡特約」があり、葬儀費用や整理資金などに充てられます。
また、「入院一時金特約」を付加すると入院時に最高20万円の一時金を受けることができ、入院にかかるさまざまな自己負担にも活用できます。退院後の通院治療も不安な人には「通院一時金特約(2022)」もおすすめ。通院日数に関わらず一時金で保障されるため、安心して治療を受けることができます。
ほとんどの医療保険では、加入時に過去2年以内の健康診断結果についての告知を求められます。ところがなないろメディカル礎の場合、健康診断書に関する告知を撤廃。そのため、健康診断結果に不安を抱えている人は加入しやすい医療保険となっています。
なないろメディカル礎は、「がん治療特約」「がん診断一時金特約(2024)」「がん差額ベッド特約」などがんに手厚く備える特約が充実しています。また、がんの再発、転移に備えて、2回目以降の一時金がいかに受け取りやすいかは医療保険を選択する上でポイントとなりますが、「診断」で受け取れます。がんだけでなく3大疾病まで備えておきたい人には「3大疾病一時金特約(2024)」がおすすめ。その他にも女性に優しい特約も充実しており、自分のニーズに合わせてぴったりのプランを選ぶことができます。
月払保険料
3,960円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
オリックス生命の医療保険キュア・ネクストは、一生涯保障の医療保険です。
1回の入院で保障される支払限度日数は60日となりますが(ネット契約の場合)、「三大疾病無制限型」「七大疾病無制限型」のいずれかを選ぶことで、長引く生活習慣病の入院にも備えることができます。
その他、がんなどの三大疾病に備える特約はもちろん、一生涯の死亡保障に備える特約を付加することも可能です。
キュア・ネクストには、三大疾病もしくは七大疾病の支払日数を無制限で保障する特則を適用することができます。
「三大疾病無制限型」を選択した場合、がん(悪性新生物・上皮内新生物)・心疾患・脳血管疾患での入院が支払日数無制限になるだけでなく、約款所定の七大生活習慣病(三大疾病以外)の糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎臓病で入院した場合、1入院の支払限度日数が2倍の120日に拡大します。
「七大疾病無制限型」を選択した場合、上記の七大生活習慣病がすべて支払日数無制限で保障されます。近年平均入院日数は短期化の傾向にありますが、三大疾病や七大疾病は治療が長引いたりリハビリが必要になるなどして、入院が長引くリスクが高い病気です。
三大疾病や七大疾病のリスクに備えておきたい人は、この特則を適用したプランがおすすめです。
医療保障だけでなく死亡保障も検討している人には、「終身保険特約(無解約払戻金型)(医療保険(2022)用)」がおすすめです。
この特約は、一生涯続く死亡保障を準備することができ、かつ掛け捨てタイプのため月々の保険料も比較的お手頃なのが特徴です。保険料が加入時のまま上がらないのもポイントです。葬儀費用などの準備で死亡保障を持っておきたい人にはぴったりです。
月払保険料
3,294円高山一恵
ファイナンシャルプランナー/株式会社Money&You取締役
はなさく生命のはなさく医療は、入院や手術に一生涯備えることができる医療保険です。
主契約の入院・手術保障に加えて、生活習慣病、身体障害・要介護など、特約の種類が豊富でさまざまなリスクに備えられることが特徴です。
入院保障は日帰り入院からカバーされ、3大(8大)疾病入院支払日数無制限特則を適用の場合、3大(8大)疾病による入院は、支払日数無制限で保障されます。
がんに備えるための「がん一時給付特約(22)」や「抗がん剤・ホルモン剤治療特約(22)」に加え、「特定疾病一時給付特約(22)」など生活習慣病まで幅広く保障できる特約も付加することができます。がんの再発・転移に備えて、2回目以降の一時金がいかに受取りやすいかは、医療保険を選択する上でポイントになりますが、「がんによる入院または所定の通院」という条件を満たせば、1年に1回を限度に支払回数無制限で受取れます。
はなさく医療には、女性特有の病気やがん等に手厚く備えられる「女性医療特約(23)」に加え、女性のがん検診をサポートする「女性がん早期発見サポート特約」を付加することもできます。
乳がんや子宮頚がんといった女性特有のがんに備えておきたい人におすすめです。
特定不妊治療に対する保障もあり、女性向けの特約が充実しています。
はなさく医療の主契約では、入院や手術・放射線治療に備えることができます。
入院給付日額はWEB契約の場合3,000円~5,000円の間で選択することができ、1回の入院で保障される支払限度は30日・60日・120日から選ぶことができます。
加えて、手術給付金の型は3つの型から選択ができ、入院給付日額が5,000円の場合、入院中の手術でⅠ型では5万円、Ⅱ型では手術の種類によって5・10・30万円、Ⅲ型では2.5万円の手術給付金を受取ることができます。
外来手術の場合に受取れる金額はⅠ型~Ⅲ型の全ての型で一律2.5万円となります。
Ⅱ型は三大疾病による手術で受取れる給付金が大きくなるため、三大疾病に手厚く備えておきたい人には良いでしょう。
※がんによる特定疾病一時給付金、がん一時給付金および抗がん剤・ホルモン剤治療給付金、女性特定がん診断一時給付金は、責任開始日から90日経過後にがん(女性特定がん診断一時給付金の場合は女性特定がん)と診断確定された場合にお支払いします。(責任開始時前にがんと診断確定されていないことを要します。)
※特定不妊治療に対する女性特定手術給付金は、責任開始日から2年経過後の特定不妊治療についてお支払いします。※専門家のコメントは当社からファイナンシャルプランナーに依頼し執筆いただいた原稿を当社で編集したものです。
月払保険料
3,374円橋本 優理
保険ライター/2級FP技能士
東京海上日動あんしん生命のメディカルKit NEOは、主契約の入院・手術保障が一生涯続く終身タイプの医療保険です。ネット契約専用プランが用意されており、シンプルな保障を求めている人にはぴったりです。
女性には、女性疾病に手厚く備える女性向けプランもおすすめです。
入院日数の短期化に伴い、通院治療が必要になるケースも増えています。退院後の通院に備えておきたい人は「通院特約」を付加するのがおすすめです。メディカルKit NEOのネット契約専用プランでは、入院給付日額5,000円に対し、通院給付金日額を3,000円付加することができます。
がんなどの大きな病気に罹患すると、治療費の負担や収入の減少により家計のバランスが崩れてしまうリスクがあります。特定疾病保険料払込免除特則を付加しておけば、がん・心疾患・脳血管疾患のいずれかに罹患して所定の条件に該当した場合、その後の保険料支払が免除されます。保障はその後も一生涯続くため、安心して治療に向き合うことができるでしょう。

Q1
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60代の医療保険の選び方
民間の医療保険を検討するときには、実際に入院した際にどれくらいの費用がかかるのかを知っておく必要があります。国の健康保険制度を理解したうえで、自分に合った医療保険を選びましょう。
目次
1-1.生活習慣病リスクに備えるため
1-2.老後の医療負担に備えるため
2-1.入院給付金日額の決め方
2-2.持病がある場合の医療保険の選び方
2-4.60代におすすめの特約
2-5.「掛け捨て型」か「貯蓄型」か
2-6.「定期型」か「終身型」か
3-1.独身の場合
3-2.夫婦二人の場合
3-3.すでに定年退職を迎えている場合
3-4.定年後も再雇用等で働く場合
5.まとめ
60代で医療保険はなぜ必要?
60代は、若い頃に比べて生活習慣病やがんなどに罹患するリスクが高くなります。
また定年退職にともない収入が減少し、医療費の負担が家計を圧迫するリスクも考えられるでしょう。
まずは、60代の医療保険の必要性について解説します。
生活習慣病リスクに備えるため
60代になると健康上の不安を抱える人も増えてきます。
特に、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病の発症リスクが高くなり、治療が長期化するケースも少なくありません。
厚生労働省の調査によると、60代の受療率(人口10万人あたりの患者数)は40代と比較して、入院で約3.4倍、外来で約1.8倍に増加しています。
また、病気だけでなく、筋力の衰えによる転倒などで骨折のリスクも高まります。
入院や手術といった身近なリスクに備えるため、最低限の医療保障を確保しておくことが大切です。
関連記事:60代で医療保険は本当に不要?後悔しないための判断基準と賢い備え方をプロが解説
60代のがん罹患率
60代以上で特に注意したいのが、がんの罹患リスクです。
国立がん研究センターのデータによると、がんの罹患者数は男女ともに60代前後で大きく増加します。
特に男性のリスク増加は顕著で、60代から80代にかけて罹患率が高い状態が続きます。
がんは治療が長期化しやすく、医療費も高額になる可能性があるため、民間の保険で備えておくことが大切です。
医療保険の入院保障だけでは抗がん剤などの通院治療に対応できないため、がん特約を付加するか、別途がん保険の加入を検討しましょう。
老後の医療負担に備えるため
60代での保険選びは、老後の生活も見据えて行う必要があります。
日本の公的医療保険制度は充実しており、医療費の自己負担は原則1〜3割です。
また、1カ月の医療費が高額になった場合は「高額療養費制度」により、自己負担額に上限が設けられています。
そのため、医療費の負担がそこまで大きくないのではと考える人もいるでしょう。
しかし、60代以降は定年退職などで収入が減少する人が多いため、予期せぬ入院や手術による高額な自己負担が家計を圧迫する可能性があります。
公的制度を利用したとしても、突発的に数万~十数万円の負担は発生します。
貯蓄が十分でない場合、保険で備えておく必要が高いといえるでしょう。
ほけんのコスパの独自調査によると、「物価高(食費や光熱費)と相まって、医療費の負担が以前よりも重く感じるようになった」と回答した人が全体の33.4%でした。
また、「金額は小さいが、毎月必ず出ていくので精神的な負担になっている」「通院のための交通費(タクシー・バス代)が、医療費以上に負担となっている」と回答した人と合わせると、全体の約52%を占めています。
公的医療保険の対象とならない差額ベッド代や入院中の食事代、病院までの交通費が家計に大きな影響を与えることも考えられます。
老後の収入減に備え、最低限の医療保障は確保しておきましょう。
60代の医療保険選びのポイント
60代が医療保険を選ぶ際は、保障内容と保険料のバランスを考えることが重要です。
特に固定費となる保険料は、老後の生活でも問題なく負担できる範囲に抑えておく必要があります。
入院給付金日額の決め方や特約の選び方、保険の種類など、具体的なポイントを解説します。
入院給付金日額の決め方
入院給付金日額は、入院1日あたりに受け取れる金額のことで、医療保険の基本となる保障です。
保障額は、入院時の自己負担費用や公的医療保険制度を考慮して設定しましょう。
一般的には5000~1万円程度を目安に設定しますが、短期入院に備えたいか長期入院に備えたいかによっても適正額は異なります。
短期入院の場合、入院日数に応じて支払われる日額給付金だけでは総額の受け取りが少なくなってしまう可能性があります。
日数に関係なく受け取ることができる入院一時金特約の付加を検討しましょう。
反対に長期入院に備えたい場合、日額保障を手厚く持っておくことが効果的です。
自身のニーズに合わせて適切なプランを選ぶことが大切です。
関連記事:入院日額はいくらにすれば安心?入院一時金はつけておくべき?
60代の平均在院日数は約23~26日
厚生労働省の調査によると、60代の平均在院日数は約23~26日となっています。
20代や30代は10日前後の平均日数であることをふまえると、年齢が上がるにつれて入院日数も長くなる傾向にあることが分かります。
平成初期の調査から比較すると60代の平均在院日数は半分近くまで短くなっていますが、それでも若い世代と比べると長期入院のリスクが高くなることは事実です。
老後のリスクも考えるのであれば、短期入院と長期入院、どちらにもバランスよく備えておくことが大切です。
関連記事:1週間の入院費用はいくら?自己負担額の平均・相場と高額療養費制度をプロが解説
(参考:令和5年(2023)患者調査|厚生労働省)
高額療養費制度も考慮する
公的医療保険には「高額療養費制度」があり、1カ月の医療費の自己負担額には所得に応じた上限が設けられています。
例えば、医療費が100万円かかった場合、3割負担では30万円の支払いが必要になります。
しかし高額療養費制度があるため、実際の自己負担は数万円から十数万円程度に抑えられます。
ただし、差額ベッド代や先進医療の技術料などは対象外です。
医療保険を検討する際は、高額療養費制度を踏まえたうえで、対象外の費用や長期入院で医療費がかさんでしまう事態に備えておくことが大切です。
関連記事:高額療養費制度が使えないケースとは?社労士が高額療養費制度の疑問をわかりやすく解説
持病がある場合の医療保険の選び方
60代になると、高血圧や糖尿病などの持病を持っている人も多いでしょう。
血圧や血糖値を投薬治療でコントロールできていれば、医療保険の加入には影響ないケースもあります。
ただし過去に入院歴があったり、健康診断での数値が保険会社の基準を越えている場合は、通常の医療保険への加入を断られる可能性があります。
その場合は、持病があっても入りやすい「引受基準緩和型医療保険」や「無選択型保険」を検討しましょう。
【引受基準緩和型医療保険】
通常の医療保険と比べて告知項目が少なく、持病や入院・手術歴がある人でも加入しやすい。
保険料は通常の医療保険より割高に設定されているが、持病の悪化も保障されるなどのメリットもある。
【無選択型医療保険】
健康状態の告知が不要で、基本的にどんな人でも加入できる医療保険。
緩和型医療保険よりも保険料が割高で、加入後一定期間は保障が開始されないなどのデメリットもある。
ほかの保険に加入できない場合の最終的な選択肢。
日型は60日型と120日型どちらがよい?
医療保険の「〇日型」とは、1回の入院で入院給付金が支払われる上限日数(支払限度日数)のことです。
多くの医療保険では60日型が主流となっています。
60代の平均在院日数が約23~26日であることをふまえると、多くの入院は60日以内に収まることになります。
そのため、基本的には60日型を選べば十分といえるでしょう。
ただし、脳血管疾患やアルツハイマー病など一部の病気では入院が長期化する傾向があります。
また、高齢になると入退院を繰り返すことも多く、老後のリスクまで考えるのであれば120日型のほうが安心できるかもしれません。
関連記事:医療保険は60日型と120日型どっちがいい?迷ったときの判断基準と「特約」の賢い選び方
60代におすすめの特約
- 入院一時金特約
- 三大疾病保障特約
- 女性特約(女性の場合)
- 先進医療特約
60代以降はがんや生活習慣病のリスクが高くなっていきます。
60代は、男女ともにがんの罹患率が急激に上昇し、病気のリスクが本格化する年代です。
がんをはじめとする三大疾病は、退院後も長期間の通院治療が続くケースが多く、定年退職などで収入が変化する家計にとって大きな負担になりかねません。
入院保障だけでなく通院時の治療費にも対応できるよう、「三大疾病特約」を付加して手厚く備えておくプランがおすすめです。
また、高齢になるほど入退院を繰り返すリスクも高まるため、日帰りや数日の短期入院でもまとまった給付金を受け取れる「入院一時金特約」も検討しましょう。
女性の場合、乳がんの罹患率が60代前半でピークを迎えるなど、依然として注意が必要な年代です。
女性特有の病気に手厚く備えられる「女性向け医療保険」も検討しましょう。
さらに、がん治療などで公的医療保険が適用されない最先端の治療を受ける可能性も考えておく必要があります。
月々数十~100円程度のわずかな負担で、全額自己負担となる高額な技術料をカバーできる「先進医療特約」は、60代でも基本の保障として付加すると良いでしょう。
関連記事:60代におすすめの医療保険|最適な選び方から加入時の注意点をプロが徹底解説
関連記事:医療保険の入院一時金はいらない?必要性と悩んだときの判断ポイントをプロが徹底解説
関連記事:【図でわかる】三大疾病特約と特定疾病特約の違いとは?範囲と必要性をプロが解説
60代で医療保険に死亡保障特約は必要?
60代以降は、子どもが独立し高額な死亡保障は不要になる家庭が多いでしょう。
老後に備えて不要な保険を解約して、固定費を下げることを検討する人は多くいます。
保険料を抑えつつ最低限の死亡保障を持ちたい場合は、これまで加入していた死亡保険を解約して、医療保険の特約として死亡保障を付加すると良いでしょう。
医療保険の死亡特約は、入院日額に連動して上限金額が決められています。
そのため、数千万円の大きな死亡保障を準備するには適していません。
反対に、子どもの独立を機に100~300万円程度の葬儀費用を用意しておきたいニーズであれば、医療保険に特約として付加することで別々に契約するよりも保険料を抑えられる可能性があります。
関連記事:死亡保険は家族にいくら残す?必要な保障額と保険選びのポイントをプロが徹底解説
「掛け捨て型」か「貯蓄型」か
医療保険には、解約時に帰ってくるお金がない「掛け捨て型」と、お祝い金や解約返戻金を受け取ることができる「貯蓄型」の2種類があります。
【掛け捨て型医療保険】
貯蓄性がない代わりに、保険料が割安。
多くの保険会社から販売されており、選択肢が多い。
【貯蓄型医療保険】
保障機能に加えて、解約時に解約払戻金を受け取れたり、一定期間ごとに生存給付金(お祝い金)を受け取れたりするタイプ。
保険料は掛け捨て型に比べて割高。
またリターンタイプと呼ばれる医療保険は、支払った保険料の全額が戻ってくるわけではなく、主契約に支払った保険料だけで特約部分は掛け捨てになることが一般的。
60代で定年退職を迎えてからは、収入が減少する傾向にあります。
そのため、月々の保険料を抑えられる掛け捨て型を選ぶ人が多くなっています。
「定期型」か「終身型」か
保険期間のタイプには「定期型」と「終身型」があります。
【定期型】
10年、20年など保障期間が一定期間と定められている。
加入時の保険料は抑えられる傾向にあるが、更新のたびに保険料が上がる。
また更新限度年齢が設けられているため一生涯の保障は用意できない。
【終身型】
保障が一生涯続く医療保険。
加入時の保険料は定期型より割高になる傾向にあるが、保険料は加入時から一生涯変わらない。
60代以降は病気のリスクが高くなるため、一生涯の保障を希望する人がほとんどです。
そのため、60代で新しく医療保険に加入する場合は、基本的に一生涯続く終身型を選ぶことをおすすめします。
関連記事:医療保険の保険期間は「終身」と「定期」どっちが良い?必要な保険期間を見極めるポイントを解説
保険料の払い方|60代には終身払がおすすめ
終身型の医療保険の保険料の払込方法には、主に「終身払」と「有期払」があります。
【終身払】
生涯にわたって保険料を払い続ける方法。
1カ月あたりの保険料負担は有期払に比べて軽くなるが、長生きをすると累計保険料額は大きくなる可能性がある。
【有期払】
60歳や65歳など、決まった年齢までに保険料の支払いを終える方法。
1カ月あたりの保険料は終身払に比べて高くなるが、老後の負担を無くすことができる。
60代から加入する場合、有期払にすると月々の保険料が高額になりがちです。
年金生活に入ることを考えると、月々の負担を抑えられる終身払がおすすめです。
【ケース別】60代の医療保険の選び方
同じ60代でも、家族構成や働き方によって必要な医療保障は異なります。
ここからは、独身、夫婦二人、定年退職後、就労中といったケース別に、医療保険の選び方のポイントを解説します。
独身の場合
60代で独身の場合、自分が入院した際の医療費や、万一のときの葬儀費用などをすべて自分自身で準備する必要があります。
そのため、まずは終身型の医療保険で予期せぬ出費に備えておくことが大切です。
特にがんや三大疾病など、治療が長期化しやすい病気に備える特約を検討すると良いでしょう。
また最低限の葬儀費用を準備したい場合、医療保険に死亡特約を付加したプランがおすすめです。
家計をひとりでやりくりする必要があるため、老後の収入もシミュレーションし、毎月問題なく支払える保険料にとどめておくことが大切です。
関連記事:独身者なら本当に医療保険はいらない?プロが年代別に必要性と賢い選び方を徹底解説
夫婦二人の場合
60代で夫婦二人の世帯では、どちらか一方が病気やケガで入院した場合、のこされた配偶者が生活を支えることになります。
お互いに経済的な負担をかけないためにも、夫婦それぞれが必要な医療保険に加入しておくことが大切です。
特に、がんや三大疾病、介護状態になると、治療や介護が長期化し経済的だけでなく精神的な負担も大きくなる可能性があります。
医療保険の特約で、がんや三大疾病に手厚く備えられるものを検討しましょう。
またお互いの葬儀費用負担に不安がある場合は、死亡特約を付加するのもひとつの選択肢です。
配偶者の生活保障もふまえて死亡保障を準備する必要があるケースでは、医療保険の死亡特約だけでは不足することがあるため注意しましょう。
すでに定年退職を迎えている場合
既に定年退職し、主な収入源が公的年金になっている場合は、保険料の負担をできるだけ抑えることが重要です。
まずは高額療養費制度など、利用できる公的保障をしっかり確認しましょう。
そのうえで、貯蓄だけではまかなえない可能性のある費用、例えば差額ベッド代や先進医療費、長期入院にともなう生活費などを補う目的で、必要最低限の医療保険に加入することを検討します。
保障内容をシンプルにすることで、保険料を抑えることができます。
がんや三大疾病に備える特約も、予算に合わせて検討しましょう。
保険料を抑えたい場合は、抗がん剤など薬剤治療に備える特約がおすすめです。
定年後も再雇用等で働く場合
定年後も再雇用や再就職で働いている場合は、現役時代に近い収入があるため、保障を手厚くすることも可能です。
しかし、いずれは完全に退職し、収入が減少することを見越して保険を選ぶ必要があります。
将来、年金生活になった後も無理なく払い続けられる保険料かどうかを慎重に検討しましょう。
働いているうちに保険料の支払いを終える「短期払」も選択肢になりますが、月々の保険料が高額になるため、家計とのバランスを考えることが大切です。
60代で医療保険を見直すときのポイント
既に医療保険に加入している人も、60代は保障内容を見直すのに適したタイミングです。
ここからは、保険を見直す際の具体的な手順と注意点を5つのポイントに分けて解説します。
関連記事:医療保険の見直しで損しないための6つの注意点!ケース別のポイントをプロが徹底解説
加入している医療保険の保障内容を把握する
まずは、現在加入している保険の保障内容を正確に把握することから始めましょう。
保険会社から送られてくる「保険証券」や「ご契約内容のお知らせ」を手元に用意し、次の項目を確認します。
- 保障の種類:医療保険、がん保険など
- 保障内容:入院給付金日額、手術給付金の金額、特約の内容など
- 保険期間:いつまで保障が続くか(終身か、80歳までかなど)
- 保険料と払込期間:毎月の保険料と、いつまで支払いが続くか
特に、保険期間が一定期間で終了する「定期型」の場合、更新時に保険料が大幅に上がる可能性があるため注意が必要です。
60代のうちに、一生涯保障を確保できる終身型への見直しを検討しましょう。
関連記事:60代の生命保険の見直し方と備えるべきリスクは?保険のプロが解説!
新しい保険の「保険期間」「日額保障」「付加する特約」を決める
現在の保障内容を把握したら、今の自分に必要な保障を整理します。
60代になると、子どもが独立し若いころに必要だった大きな死亡保障は不要になります。
一方で、医療や介護への備えは重要性が高くなるため、手厚い保障が必要です。
- 保険期間はいつまで必要か
- 日額保障はいくら必要か
- 付加する特約はどうするか
現在の貯蓄額や今後の収入見込みを考慮しながら、過不足のない保障内容を検討しましょう。
現在の健康状態を確認する
保険を見直して新しい保険に加入する場合、改めて健康状態の告知が必要です。
持病があったり、過去に入院や手術を経験していたりすると、新しい保険への加入を断られたり特別条件が付くリスクがあります。
見直しを検討する際は、まず自身の健康状態を正確に把握し、新しい保険に加入できるかどうかを確認することが重要です。安易に現在の保険を解約してしまうと、無保険状態になるリスクがあるため注意しましょう。
健康状態によっては、緩和型医療保険を検討するのもひとつの方法です。
関連記事:60代の医療保険は満期で切り替えるべき?老後に向けた保険の見直しのコツをプロが解説
複数社の保険で比較する
求める条件が決まったら、複数の保険会社の商品を比較検討します。
同じような保障内容でも、保険会社によって保険料や特約の細かな条件が異なります。
各社のウェブサイトでシミュレーションをしたり、資料請求をしたりして、少なくとも2〜3社の商品を比較しましょう。
ほけんのコスパの一括見積機能を使えば、複数の保険会社の保険料を横並びに比較できます。
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新しい保険が成立してから古い保険を解約する
保険を見直す際の最も重要な注意点は、保障の空白期間を作らないことです。
必ず、新しい保険の契約が成立し、保障が開始されたことを確認してから、古い保険を解約してください。
先に古い保険を解約してしまうと、万が一、新しい保険の審査に通らなかった場合に、保障が全くない「無保険」の状態になってしまいます。
無保険の状態で病気やケガをすると保障が受けられないため、解約のタイミングは慎重に判断する必要があります。
特に、60代からは病気やケガのリスクが高まるため、注意しましょう。
まとめ
60代は、生活習慣病やがんなどのリスクが高まる一方で、定年退職にともない収入が変化する重要な時期です。
公的医療保険制度だけではカバーしきれない医療費負担に備えるため、医療保険の必要性は高くなります。
老後のリスクもふまえ、健康なうちに自分に合った医療保険に加入しておきましょう。
執筆・監修者 保険ライター/2級FP技能士
橋本 優理
大学卒業後、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社。約300組のライフプランニングを行い、保険販売業務に従事。その後、異業種にて法人営業を経験し、株式会社エイチームフィナジーで保険EC事業の立ち上げに参画。インターネット上で保険の無料相談ができるサービスの責任者として、自身も多くの世帯のライフプランニングを行う。2023年に株式会社モニクルフィナンシャル入社。経済メディア「LIMO」で300記事以上を執筆。現在は、より多くの人に、より気軽に、自分に合った保険の選び方を知ってほしいとの思いでコンテンツ制作や執筆作業に従事。 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、生命保険募集人資格、損害保険募集人資格保有。
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※記載している保険料および保障内容などは2026年2月2日現在のものです。 ※表示された保険料は保険プランの一例です。年齢・性別・選択する条件等によって保険料は変わります。商品を選択される際には、保険料だけでなく、保障の内容等他の要素も含め総合的に比較・検討をしていただくようお願いいたします。 ※当サイトにおける表示順は各保険商品の優劣を意味するものではありません。特定の試算条件において保険料が安い順もしくは高い順、「人気ランキング」については2026年4月1日―2026年4月30日『ほけんのコスパ』サイト経由での契約件数およびサイトから各保険会社サイトへの遷移数をもとに算出したものです。 ※各口コミの評価点数や内容はあくまでユーザー個人の主観的な感想で、保険商品の保障内容や保険料を保証するものではありません。 ※口コミの投稿内容は、ユーザーの回答意図に反しない範囲で表現を整えています。 ※「良い点」「悪い点」には、ユーザーが保険商品を申し込んだ経路によって、対象商品を取り扱っている保険代理店の評価が含まれている場合があります。 ※アンケートは対象商品に加入中の方を対象にしており、「ほけんのコスパ」経由で加入した方に限りません。 ※改定前の商品も対象にアンケート対象にしています。 調査名:加入している保険に関するアンケート 調査企画:株式会社モニクルフィナンシャル 調査委託先:株式会社マクロミル 調査方法:インターネットリサーチ 調査対象保険会社:SBI生命保険株式会社/オリックス生命保険株式会社/チューリッヒ生命保険株式会社/東京海上日動あんしん生命保険株式会社/なないろ生命保険株式会社/第一ネオ生命保険株式会社/はなさく生命保険株式会社/メディケア生命保険株式会社 調査対象者:対象の保険に加入中で給付金請求の経験がある20歳から80歳の男女 調査除外対象:誹謗中傷を含む投稿。著しく客観性を欠くと判断される投稿。 有効回答数:233件

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